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第23話 下人は修羅の道を歩むか? その2




「なんだ、てめー?」






大男の集団は横から割って入る黒髪男の思い切りメンチを切っている。

当の男は意に会する様子もなく平然とたたずんでいる。

むしろネムリの方がハラハラしているほどだ。




「あ?、てめぇに言ったんだよ、人語もわからねぇのか、この人畜は」





「言わせておけば、ほざきやがって!!」



頭に血が上った酔った大男は黒髪男に飛びかかる。


が、彼の体は宙に浮かんだかと思うと軽くいなされてあさっての方向へ飛んでいき、テーブルに激突する。


あれだけ体格差あるのに、なんて洗練された動き




「おい、あれ、イザヤじゃねーか?」




連れの男たちは一気に酔いが冷めたのか

恐れおののきだす。


有名な男だったらしく、大男たちはあっという間に退散して居なくなった。




イザヤと呼ばれた男はその後も羽振り良くお代を払って

「また、なんかあったら俺に言いな」と言って爽やかに去って行った。




行動までカッコいいイケメン優男・・・



それがネムリの印象だった。

店員の娘もうっとりと頬を染める。




・・・




まぁ騒ぎがおさまって良かった良かった。


(俺はゆっくりと久々の『鶏肉』を味わいますか・・・)



しばらくして

店員の娘が血相変えて走ってきた。




「すいませんッ!材料切れてたので、こちらの『ささみ定食』でお願いしますッ!」

サービスで『ささみ』増量しておきましたからッ!





なん・・・だと・・・







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