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第19話 ふたりの師匠にモテモテ
ジュードはネムリに熱心に戦闘指導を勧める。
アデーレは熱心にネムリに魔導学を勧める。
朝、ネムリはギルドの戸をくぐる。
誰か二人が言い争っている。
「アデーレ、俺がネムリに戦闘を教えるんだ邪魔をするな!」
「いいえ、ジュード、私が魔導学の深淵を教えるの、邪魔しないで!」
「この引きこもりニートが!!」
「黙れ、汚い無精ひげ男!」
「ふたりとも喧嘩はやめて下さい~」
・・・なんだこの状況?
・・・どうしてこんなことになったんだ?
「へぇ、あんた・・・モテモテだねぇ、くく」
ニヤつきながら話しかけてくる女子、リズって名前だったか
周りの連中の視線も俺に向けられる。
居づらい
「じゃあ、俺、草むしり行ってきますんで」
「ちょっと待って」
「おい、ちょ待てよ」
俺は待たずに
静かにギルドの戸から外へ脱出した。




