第16話 睡眠人格応用編
他人と勉強
他人と居ると言うだけでも居心地の悪さを感じるというのに
これは集中できない。
「モカ、なんでそんな奴とぉ」
気の強そうな女がこちらを睨んでいる。
外野の視線が刺さる。
居心地悪い。
ちらりと女子を見る。
結構、可愛い
これはこれで・・・集中できない。
試験の過去の問題をこっそりみせてもらう。
そもそも教本の内容が頭に入っていないのに
できるわけがない。
数分後・・・
今度は眠くなってきた、
おい、馬鹿それは流石に失礼だろ
起きろ、起きろ・・・
・・・・
・・・
・・
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モカはネムリに聞きたいことがあった。
『暗夜の森』で魔獣から助けてくれた人物がネムリなのかどうか
みんなは別人だと思っているけど
私は以前にも助けてもらっている。
「あの・・・」
ぺらぺら
凄い勢いでページをめくる音
ネムリは集中して勉強しているようだ。
(・・・そうだよね、邪魔しちゃ悪いし・・・)
再び問題に目を向ける。
(この問題・・・難しいな・・・)
誰かが肩をつつく。
「ネムリ君?」
本のあるページを指さしている。
(なるほど、ここの記述を参考に・・・)
「あの、ありがとう」
ネムリは今度は
なんだか手持無沙汰にしているように感じた。
「時間があるなら『書庫』の本を読むといいよ、毎年、応用問題も出題されるらしいし」
ネムリは静かに書庫の方へ歩いて行った。
(すごいな・・・勉強もできるなんて・・・)




