表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
覇者の導べ  作者: 桃巴
4/48

『声』

***『声』


 父上何処?

 イチ兄何処?

 見渡した大地は藍の色。

 そうか、私藍になったんだ。

 そう、私は独り藍の地に居るのよね。

 ……何にも無くなっちゃった。

 在るのは、紋章の上に座る私だけ。

 私だけ。

 私だけ。

 思い浮かぶのは、必ず戻ってくると言ったイチ兄の顔。

 答える人は居ないけど、その名を口にする。

『イチ兄』

 え? 声が……

 出したはずの声が聴こえない。

『どうして?』

 聴こえない。

『イチ兄! イチ兄!! どうして?! やっ、怖い怖い怖い、イヤァーー』

次話金曜更新予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ