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年下男と年上女~チャットから生まれた悲恋日記  作者: 星野 満


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3/8

3. メチャお洒落したおかげで!

※ 第3話は茂も千鶴も心が躍る幸せ回です。(*^。^*)

✧─ VOL3 ─✧



『ツルミンさんでなくて、実名の千鶴(ちづる)さんて僕がお呼びしてもいいですか?』


 茂は恥ずかしそうに顔を赤らめながらも、口調ははっきりとして男らしかった。



 あ、いけない!──と私はハッと我に返った。


『ええ、失礼しました。どうぞどうぞ! 千鶴(ちづる)なんて古臭い名前だけどかまいませんよ』


『そんな古臭いなんて……漢字は『千』と『鶴』でしょう。すごく縁起もいいし綺麗な名前ですよ。見た目だって本当に可愛らしい……』


『え?』


 突然の茂の褒め言葉に私は目が点になった。


 ──可愛らしいなんて、ここ何年も聞いたことがない。



『可愛いです。いやこんな愛らしいイメージの人だったとは!』


『は?』


『すみません、正直、僕はツルミンさんに会うまで違うイメージを抱いてたんです。だからツルミンさんだったら、こういう昔ながらの喫茶店がいいかなって。──本当は待ち合わせ場所も色々ネットで検索して悩んだんですけど……なんだか却って失礼だったなと……』


 茂は頬を赤らめた。


 私は一瞬あっけにとられていたが、気分を害していると勘違いされたら困る、と慌てて否定した。


『いえいえいえ、そんなことないですよ。私、この【談話室・橘】は以前から来てたし、ここのお抹茶セットの芋ヨウカンも、お団子も大好物ですから、おほほほ!』


『あ、そうですか。良かった! それを聞いて安心しました、あ、僕次は“スペシャル珈琲セット”を頼んでもいいですか? 千鶴さんも、何かおかわりします?』


『あ、私も同じ“スペシャル珈琲セット”でお願いします』


『わかりました、あ、すみません!』とシゲル君はなんとも良い笑顔になって、通路を渡るメイドさんに向かって手をあげた。


 その時の茂のきらきらした笑顔を、未だに私はよく覚えている。


 なぜなら、その時、茂の真っ白い歯がとてもきらきらして眩しかったから。



 ──あらま、なんて綺麗な歯並びなんでしょう?


 虫歯なんて一ミリたりともなさそう。

 どこぞの歯医者に診てもらってるのかしら。


 私、甘いモノ大好きだから、常に虫歯に悩まされてるのよね。今度、折を見てシゲル君に聞いてみよう。


 私の脳内シゲル観賞はまだまだ続く──。


 それにしてもシゲル君、近くで見れば見るほど肌も白くてシミ一つない。

 化粧でなんとかごまかしてる私よりずっとお肌、綺麗なんじゃない!


 ああ、羨ましい!


 若いぴちぴちしたイケメンて、ただ眺めているだけで目の保養になるわ。

 

 ほらみなさい、斜め隣り真向い席のオバサンたら、さっきからシゲル君ばっかりチラチラ見てるじゃないの。



 私の顔はさっきからカッカと火照るやら、胸キュンキュンするやら、この場から飛び上がりたいくらい心が躍っていた。



 “ひとめ逢ったあったその日から~”とは昔からよくいったもので、この時私は茂に一目惚れしていたのだろう。


 

 だが、後から茂も私に教えてくれたのだが、彼も同じように私を初めて見た時、心が躍ったんだって!


 

 どうやら茂には、若作りした私の外見が気に入ったらしい。


 さらに元々茂の好みは、フェミニンな服装の長い巻きロングの女性だったんだって!

 

 まさにドンピシャ!


 私は好感度のシゲル君と実際に一回だけでいいから会おうと、一大決心をしてからは努力をした。


 若作りの為に美容院へ行き、珍しく髪をセットしてもらった。

 デパートでエレガント&ファンシー系のマネキン服を一揃い購入して大正解だったわと、にんまり微笑んだ。


 それに茂は昔からグラマーが好みだと、恋人になってからさりげなく私にいったのだ。


 ──やったあ!


 ならば、お菓子を我慢しなくていい、ダイエットしなくていい!と。


 この時の私は最高にハッピーだった。





※第3話まで、お読み頂きありがとうございます。

m(__)m

挿絵(By みてみん)

※この画像はくろくまくんが生成AIで作ってくれました。

 とても幸せそうな茂と千鶴ですね~。いつもありがとうございます。

※2026/1/27 一部訂正済み

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― 新着の感想 ―
内容もイラストもキュンキュンしてますね〜。 (*´ω`*)
ちょっと〜wニヤニヤしながら、時に笑いながら、 でも、すっごく新鮮な気持ちで、2人の恋の様子を読んでいました♪あぁ、青春ってこんなんだ〜(*^^*) ツルミンさんなら昔ながらの喫茶店がいいかな…おい…
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