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無能と呼ばれた少女は最狂の堕天使を召喚しました。  作者: アズライト
第3章 学内選抜予選
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予選告知

報告が遅くなりましたが章名を学内選抜予選に変更しました。

アルティを起こしに行くと、いつものようにまだ眠いよぉと甘えてきたが、リアスの存在に気づいて顔を真っ赤にして飛び起きた。


「なっななななんで、ここにアスキードさんが!?」


という具合にとても取り乱してしまったので、取り敢えず昨日の夜の出来事を掻い摘んで説明した。リアスが誘拐されたこと、それをベリアルと救出しに行ったこと、他にも生徒が誘拐されていたこと、固有魔術が覚醒した事をそして、リアスと友達になった事を。


「なるほど・・・それでアスキードさんと今朝から一緒にいると・・・」


一応納得はしてくれたようだ。ちょっと不機嫌そうだけど。


「なんで私を呼んでくれなかったの?」


「こっそり行った方がいいってベリアルが言ってたし・・・」


「だとしても、私だってサポートぐらいなら出来たのに!一人で行くなんて!」


「まぁまぁ、そう怒らないでよ。ほら着替えないと食堂閉まるよ?」


そう言われて渋々アルティは着替えだし、リーシェとリアスは外で待つことにした。


「お待たせー。行こっか」


と言いながら、部屋から出て来たアルティは、リーシェの腕に絡みつくように抱きついた。


「なぁ!?ちょ、ちょっと。こんな人目のある所で何をしてるんですの。リーフレックさん!?」


恋人にするようにねっとりと抱きつくアルティにリアスは顔を赤くして興奮したように怒る。


「あら、何を言ってるんですか。私はリーシェと親友ですので~、これぐらいのことは毎日していることですから~。ま~あ、友達止まりのアスキードさんは、気にする事ではないと思いますが~?」


「アルティさん!?今日はまた一段と機嫌わるくないですかね?」


今までにないぐらいの煽りを見せるアルティに、リーシ

ェは少し困惑していた。


「いっ言ってくれるじゃないですの・・・だったら私だって!」


そう言うとアルティと反対側のリーシェの腕に抱きつく。


「え?ちょっと、リアスさんまで何やってるの!?」


まさか、真面目なリアスまでそんな挑発に乗ってくるとは思わなかったリーシェはされに困惑してしまった。


「さーこれでおあいこですわね。リーフレックさん?」


これでお前と同じやぞと言わんばかりの笑みを浮かべてアルティを見下ろす。


「あら、リーシェの隣に立ったぐらいで、あいこだなんて烏滸がましくないですか~?」


「そう言うあなたこそ、リーシェさんの友達として認められた私を否定する事は烏滸がましいことではなくて?」


リーシェを挟んでバチバチの火花を散らし始めた。


「あの、ちょっと二人とも・・・喧嘩は————」


「リーシェは黙ってて!

 リーシェさんは黙っててくださいまし!」


「えぇ・・・ごっごめんなさい・・・」


息ぴったりに二人同時に言われてリーシェは思わず謝ってしまった。 そして、言い合いは激化していく。


「ほ~ら、リーシェが困っているので離して欲しいんですが?」


「そう言う貴方こそ毎日しているのなら、私が居ない所ですればいいのではなくて?」


「ハッキリ言わないと分からないみたいですねぇ。昨日お友達なった程度の貴方に抱きつかれるのはリーシェが困るですよね。」


「お友達に昨日も一昨日もないですわよ。それに、リーシェさんが迷惑だなんて一言も言っていないではないですか。」


「そう言う所が迷惑だと言っているんです~。」


「貴方の意見がリーシェさんの意思だと言い切る方が迷惑ではありませんの?」


「・・・あのさ、二人共————」


先ほどから周りの生徒たちに滅茶苦茶見られて、恥ずかしくなってきた。


「リーシェはどっちが迷惑なの?

 リーシェさんはどちらが迷惑ですの?」


「もう!二人ともいい加減離れて。皆にみられてるからぁ!!」


結局、食堂に着くまで二人はリーシェから離れなかった。


「はぁ・・・朝からどっと疲れたよ・・・」


最終的に教室着くまで二人にべったりとくっつかれて周囲の視線が痛いは、変な噂を囁かれるわでぐったりしていた。


「そうだ、1時間目はなんだったかなぁ。準備しないと————」


と思い授業日程が書かれた後ろの黒板を見ると、全時間割に『魔戦学園学内選抜予選 準備』と書かれていた。


「学内予選・・・ねぇ、アル————」


「は~い。皆さん席に着いて下さぁ~い。」


学内予選のことを聞こうと前にいるアルティに肩を叩こうとした丁度そのタイミングで担任のメリッタ先生が紙の束を持って教室に入って来た。

そして、黒板にトーナメント表のようなものを張り出した。


「さて、いつもなら授業を開始するところですが、今日から1ヶ月間は魔戦学園学内予選の準備期間となります。なお、準備期間中は全ての授業が実技と自習になり、予選に備え各自の訓練や修行を行ってもらいます。差し当たって、この時間は予選の説明をします。何度も説明はしませんからよく聞いてくださいね。」


「遂にこの時期が来たか・・・」

「よ、よ〜し頑張るぞ!!」

「家の為にも少しでも上位に入らねば・・・」

「私は見てるだけでいいのに〜」


生徒たちは皆様々な反応を示していた。

先生が杖を振ると、教卓の上に置かれた紙がパラパラと浮き上がりそれぞれの生徒の机の上に置かれた。


「その紙には皆さんの学科、学年、校内の順位が書かれています。その順位を参考に皆さんの対戦相手が選出されます。そして、対戦相手ですが————」


黒板のトーナメント表をバンっと叩いて生徒を注目させる。

トーナメント表は頂点には数え切れない程の線を辿った先に4~50本の線に行き着くような表だった。


「学年、学科問わず、対戦を行ってもらいます。この表を見てもらえれば分かると思いますが、魔戦学園全校生徒の総当り戦になります。そして、予選を勝ち抜いた上位50人が今年の秋に行われる本選の学園対抗戦への出場権を与えられます。」


「「「「おぉ〜」」」」


生徒の間にどよめきが起こる。


「ねぇねぇ、アルティ・・・」


リーシェはアルティの肩をつつくとアルティが振り返る。


「どうしたの?リーシェ?」


「予選とか学園対抗戦ってそんなに盛り上がるものなの?」


「え?リーシェ知らないの!?」


「ごめん。そういうのがあることは知ってたけど・・・」


「あっ・・・ううん。怒ってる訳じゃないの。ただ、この学園島で行われる学園対抗戦は、世界中から、王族から一般人まで様々な人が観戦しに来るし、世界各国で生中継までされる。学園島でもっとも大きなイベントであると同時に、世界中の人達が注目する大会なんだよ。」


「へぇ~、そうなんだ。そんなに盛り上がるんだね。」


そもそもリーシェの生まれ故郷は森と泉に囲まれた辺境のド田舎でそういった情報が入ってこない環境だった。ましてや映像を写す魔道具などあるはずもなく、またリーシェ自身が情報が載っていると思われる新聞ですら読んでなかった。


「まぁ、ただの学生の大会だったらここまで大きくは無かったと思うけど、うちの学園の生徒、特に十二将がそうなんでけど全員Sランク冒険者以上の実力者しかいないし、そうでなくても、学園対抗戦に出場する選手はAランク上位の実力を持っているからね。それに、各国の軍部や騎士団、傭兵なんかが対抗戦や予選で気に入った生徒をスカウトできるシステムもあるらしいから、偉い人に自分の存在をアピールするチャンスだからね。スカウトされたら卒業後の就職先は安定するから頑張る生徒はかなり多いよ。」


「なるほど・・・どうりで皆張り切ってるのね。」


「ここに通っている生徒は貴族や商人や王族出身者が多いからね。まぁ、私もだけど————っとあんまり話してると先生に怒れるそうね。」


アルティとの会話を切り上げて、先生の話に耳を傾ける。


「え~、試合数ですが、1日2試合を基本に1ヶ月間で休日を除いて約22日、1人当たり平均40試合ぐらいすることになります。ルールは・・・相手を殺すような攻撃をしなければ大体なんでも有りです。剣でも魔法でも召喚獣でも何でもいいですが・・・あっ、ポーションとかも禁止です。ルールはこんなもんですかね。」


リーシェは思った。ルールがザックリとしすぎではないかと。


「あ~ぁ。それから、学園対抗戦の出場枠は50人と言いましたが魔戦十二将が全員シード枠選手として出場するから実質38人だからかなり狭いですよ。」


「38人・・・・」

「まぁ・・・無理だろ・・・」

「まず、100以内にすら入れなさそう・・・」


流石に38位以内に入れると思っている生徒はいないようだ。


「因みに。1年生なら1000番台に入れればかなり優秀なレベルですよ。」


「マジかよ・・・」

「100位どころではないありませんね。」

「まぁ、全校生徒約2000人の居るから妥当かもな・・・」


そう、魔戦学園だけでも2000人の生徒がいると考えれば、1000番台は優秀な部類になるでろう。


「因みに一年生は、去年2人も38位以内に入った生徒がいます。ここ20年近く1年生の対抗戦出場は成されていませんでしたから、快挙だったんですよ。」


先生の発言に教室内がざわついた。


「すっすげぇ・・・」

「やっぱり居たんだ去年。」

「そういや、去年みたような・・・」

「あっ、俺も・・・」


「知ってる人もいると思いますが、現十二将序列八位のリース・リヤードさんと序列十二位のラッティア・サックァスさんです。まぁ、彼女たち2人に関しては入学時から注目されていましたが、まさか対抗戦に出るだけでなく、当時の十二将すら2人とも破るとは誰も予想していませんでしたが・・・」


「1年生で十二将に勝利した例は過去にもありましたが、あれは100年ぶり快挙でした!!」


先生はとても興奮した様子で早口で話していた。


「彼女たちのようにとはいかないでしょうが、目標にするぐらいの気持ちで予選頑張ってくださいね。」


リーシェはそうだ。私も頑張らないと。と思い配られた順位の書かれた紙に視線を落とした。


学園序列︰2060/2060位

学年序列︰653/653位

学科序列︰52/52位

魔力︰EX

学科︰F-

実技︰F-

総合評価︰F-


見事に下の下、全て最下位であったが。







次回からはリーシェの修行回に入ります。

今更ですが強さのランクは魔王→推定魔王→準魔王→S→A→B→C→D→E→Fの順です

作品の感想・意見などあれば気軽にコメントしてくださるとありがたいです。

可能な限り返そうと思います。

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