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無能と呼ばれた少女は最狂の堕天使を召喚しました。  作者: アズライト
第2章 島内誘拐事件
32/43

監禁

監禁されているリアス視点のお話です。

結構短めです

リーシェ達が屋敷を襲撃する1時間前―――


「ん・・・んん・・・」


硬く冷たい床の感触が全身に伝わり、肌寒さを感じリアスは目を覚ました。


「っあ・・・ここは・・・」


頭痛がする頭を抱えながら首をうごかし、辺りを見渡すと、薄暗く、木箱のような物が幾つか積まれいて、物置のような窓のない部屋だった。


「ここは、一体―――」


身体を起こして、手足が思うように動かせない事に気づいた。


「え、なにこれ、縛られてる?!」


身体をくねくね動かしながら手足と動かすと、何かロープような物で自分が縛られていることに気づいた。それと同時に首にも何か金属質な物が着けられる事に気づいた。薄暗く手足が使えないから形はよく分からないが首に着ける金属器と言えば、奴隷に着ける魔力封じ兼脱走防止用の首輪しか思いつかない。リアスは自分が捕まっていて、脱出は絶望的だと察して深いため息をついた。


「一体、なんでこんな事に・・・」


勢いをつけて身体を起こすと、何故自分がこのような場所に監禁されているか、思い返してみた。


「確か・・・学園からの帰り道・・・そう、たしか・・・後ろから、何者かに襲われて、それから・・・殴られて気絶して・・・目が覚めたらここで、手足を縛られて、首輪を着けられてここで寝かされていたと・・・大方こんなところですわね・・・」


しかしながら、自分の置かれている状況がわかったからと言ってどうにかなる訳ではないのだが。


「なんにしても、絶望的な事には変わりませんわね・・・油断していましたわ。まさか、私ともあろう者が誘拐されるなんてアスキード伯爵家の人間として有るまじきことですわね。」


学園島の中だから、不審者などいないと思い込み、警戒を怠った事がそもそもの原因なのだから。この所行方不明者が続出していたのに、自分は大丈夫だと調子に乗っていた自分を殴りたくなった。


「それにしても、私を誘拐したのが今回の一連の行方不明事件の犯人と考えるのが妥当ですわね・・・人種、国家、宗教、かなり広い範囲で誘拐しているようですけど、一体どこの組織が何の目的でこんな事をしているのかしら?」


俗に言う亜人の人達だけを誘拐するなら、教会関連の組織だと断定出来できるのだが、普通の人間の生徒もいたし、リアスもそうだが、貴族の子もいた。ならば、所構わず誘拐する、邪神崇拝組織の〝真なる神(アリティア・テオス)〟と考える事も出来るし、学園の考え方に否定的な国家の部隊だったり、はたまた、人攫い専門の組織だったりと幅が広すぎて絞ることが出来ない。


「しかし、これから、どうやって―――」


と、薄暗い部屋の扉の向こうにあるだあろう廊下から、誰かの声がした。


「これ・・・4人・・・いい質の・・・が・・・」


「だな・・・4・・・居た・・・だね・・・明日・・・港に」


距離がある為に、所々聞こえなかでたが、男性2人の会話が聞こえてきた。


「4人?いい質?港?まさか・・・私以外にも、ここに・・・」


会話の内容から、リアスも含め4人がここに監禁されているようだった。しかも港に移送する可能性まで出てきてしまった。


「どうにかして、助けたいわね・・・」


下手に動かない方がいいかも知れないが、明日となると助けが来る可能性はかなり低いだろう。 それに、誇り高き帝国の貴族であるリアスは困っている人

には、手を差し伸べよ、そう教育されたリアスは何か、脱出に使えそうな物がないか辺りを見渡すが、薄暗いうえに木箱ぐらいしか見つからない。


「どうすれば―――」


ドガンッッ―――


下の階から扉を突き破るような音がして、色々な声が慌ただしく聞こえたかと思うと、直ぐに静かになった。


「一体なんだったの?!まさか助けが来た?!」


そう思ったリアスは這って、扉にまで近づこうと動き始めると、いきなりドアがゆっくり開いた。


「ッ!?開いた、誰かいるの?」


なんの予兆もなく開いた扉に向かって警戒を強めた。


「居た!!リアスさん。大丈夫?」


どこからともなく声がした。


「え、え?しかも、その声は・・・」


声だけしか聞こえないが、その声には聞き覚えがあった。


「無能特待生ですの?」


「そうです。リーシェです。」


「何処にいるの?」


「ごめんけど、今は透明魔術の影響下にあるので姿を見せられないの。」


「そう・・・まぁ、良いわ。とりあえずこの縄を解いて。」


「言われなくてもそのつもりだよ。」


そう姿の見えないリーシェが応えると手足の紐が切れて身体が自由になった。


「まあ、その、取り敢えず礼を言いますわ。助けてくれてありがとあございます。」


何処に居るかは分からないがとりあえずリーシェに礼は言った。






作品の感想・意見などあれば気軽にコメントしてくださるとありがたいです。

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