第2話.むう
長らく間があいてしまいました。お話しを読んでくださっている方本当にすみません。
オニサンコチラ、テノナルホウヘ。
はじめましてだ。
オイラはのっぺらぼうの『むう』ってんだ。
のっぺらぼうのべつめい《別名》が『むじな』ってんだ。
オイラはまだしんじん《新人》なのだ。
よろしくだぞ。
オニサンコチラテノナルホウヘ。
あ、またきこ《聞こ》えたぞ。
校庭でオニごっこをしてあそぶ《遊ぶ》こども《子供》たちのこえ《声》がきこ《聞こ》えるぞ。
オイラもいっしょ《一緒》にあそび《遊び》たいぞ。
あ、そうだ。
あのこたち《子達》とにたようなかっこう《格好》しなくちゃ。
えぇと、このまえ『はな姉ちゃん』にかって《買って》もらった『ようふく』があったぞ。
ごそごそと空間をあさる。
あ、これだ。
オイラははな姉ちゃんに買ってもらった『ようふく』をきて《着て》さっそく校庭に出ようとしたら、ふとはな姉ちゃんのコトバを思い出した。
『むう君はのっぺらぼうのお化けだから目も鼻も口も無いでしょ?
だから、人間と遊ぶときはへんそう《変装》しないと人間に逃げられちゃうわよ。』
と言われメガネとぼうし《帽子》とマスクをわたされたんだった。
オイラはまたくうかん《空間》の引き出しをガサゴソとあさり、それらを引っ張り出す。
よし!!
じゅんびばんたん《準備万端》!!
あれ?
ぽけっと《ポケット》の中に何か入ってるぞ?
ぽけっと《ポケット》には紙が入っているぞ。
はな姉ちゃんからの手紙だぞ!
『むう君へ
おようふく《お洋服》気に入ってくれたかな?
人の子とあそぶ《遊ぶ》ときはちゃんとおきがえ《お着替え》をするのよ。
ぼうし《帽子》もちゃんとかぶるのよ。
それじゃ、げんき《元気》にあそんで《遊んで》らっしゃい。
あ、それからいいわすれたけど、むう君はまだあそび《遊び》たいとしごろ《年頃》だからあそぶな《遊ぶ》とはいわないけれど、ちゃんとそのひのおしごと《お仕事》をおわら《終わら》せてからじゃないとおこづかい《お小遣い》もらえなくなっちゃうよ。
だから、あそび《遊び》はおしごと《お仕事》がおわって《終って》からね。
はなより』
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………?
……………………………………え?
……………………………………………おしごと?
………………………!!
オ、オイラきょうのおしごとまだやってないだ〜ぁ!!
あ、校庭のこどもたちは?
あれ?いない…。
だれかぁぁぁぁぁぁ!!
オイラにおどろかされてくれだぁぁぁ。
今回のお話しはとても読みにくかったと思います。 本当にすみません。 今回の主人公のむうはまだ小さな男の子という設定なので、ルビの方に漢字を当てました。 感想などいただけましたらとてもうれしいです。 今回も読んで下さってありがとうございました。