第16話 幼なじみより、まいしすたー?
自宅に着くと、加奈が履いている革靴が並べてあることに気づいた。
今日は早めに帰ってきたのか……。
「ただいまー」
「おかえりっ、おにぃ」
返事とともに俺が用意をしていないはずの料理のにおいがする。
「なんだか美味しそうなにおいがするけど、何か作ってるのか?」
「うん、学校帰りにスーパーに行ったら、お肉が特売だったから買ってきちゃった。 おにぃが作った晩ご飯は並べてあるから、先に座ってて」
いつもは自分が用意をしてるし、加奈の手料理を食べるのは久しぶりだ。
椅子に座ると、加奈も椅子に座った。
「「いただきます」」
加奈もさすが女の子だ。
「腕が上がってないか?」
「そんなことないよ。 昔から上手かったんだから」
うん、それはない。
もし、そうだとしたら、あの真っ黒なお肉は………ダークマターはなんだったのだろうか。
珍味なのか?
高級な松坂牛というのは、真っ黒なものなのだろうか?
「加奈が焼いた松坂牛のことは覚えているか?」
「おにぃ、知らないんだ。 トリュフが真っ黒で、キャビアも真っ黒なように、高級な食べ物は真っ黒なんだよ」
へーそうなんだ。
そんな話を繰り返しているうちに、2人とも完食してしまった。
「「ごちそうさま」」
食べ終わった食器を片し、ソファーに座る。
加奈も横に座ると、バラエティを一緒に見た。
気づけば数時間か流れ、いい時間になっていた。
そろそろ風呂にするか。
「加奈、風呂入れてくるから、今日の入浴剤を何にするか決めといてくれ」
「おっけー、おにぃの疲れを癒す入浴剤を選んでおくねー」
「ありがとな」
お湯をバスタブに入れながら、軽く風呂掃除をする。
掃除に意識がとられてる間に、バスタブにはお湯が程よく溜まっていた。
「加奈っ! もう入れるぞーー」
「おっけー、おにぃーー」
床からドタドタと音と振動が響く。
ドアが開くと、着替えの邪魔だと追い出されてしまった。
「俺の一番風呂がぁぁ」
ガッデム‼︎
急にモチベーションが上がったので、投稿予定日でもないのに投稿してしまいました。
これからも「のにのが。」をよろしくお願いします。
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