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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

犯罪を犯したものに罪を

ストックホルム症候群、この事について俺はクソだと思っている、でも一方でクソだと思っていないヤツもいるらしい、俺はそれが許せない、嘘偽りの恋なんてする必要はないと思っている、ましてや本人が凄く可哀想だ、だから



「てめぇみたいな監禁する事でしか何もできないヤツなんか消えちまえばいいんだよ」


「ってめぇ…ッ」


「男…!」


つい先日俺の携帯にメールが来た、メールがきたのは幼馴染からだった、幼馴染は小さい頃からの俺の友達で俺の好きな人、そしてメールの内容が


『助けて』


この僅かなたった三文字の内容で俺は家から出てそこら中回った、そして幼馴染が居た場所それは見知らぬ男の部屋だった、多分だが俺と幼馴染の同じ学校の生徒だと思う、理由は制服がかけてあったからだった、そして今俺はその見知らぬ男の家に来てその見知らぬ男が驚いてる所に蹴り、他色々としぼっこぼこにしている状況


「…はぁ、てめぇは何で幼馴染を監禁したんだよ、あ?」


俺はそう言いながら目の前に倒れている見知らぬ男の髪の毛を掴み引き寄せた


「っいってぇな…!!」


そう言いながら拳を振りかざそうとしてきた所で俺は男の顔面に膝蹴りをかましてやった


「っ!!ぐぁぁぁぁぁ!!」


「お前人の話聞けよ、なぁ?何で幼馴染を監禁したんだよ、聞いてんのかよ!!」


好きだった幼馴染を監禁され、幼馴染が何をされたのか、もしかしたらあんな事やこんな事をされた、そう想像するだけで吐き気と怒りが込み上げてくる


「っお、男…」


「!幼馴染、お前はとりあえずこの家から出てろ!後警察を呼んできてくれ!!」


「!!う、うん!!」


幼馴染はそう言い家から出て行った、これだけでだいぶ心に余裕が出てきた


「・・・それで、お前は何で幼馴染を監禁したんだよ、もし何も言わなかったらてめぇの顔面の原形保てなくしてるからなぁ?おい?」


髪の毛を掴みながら俺は見知らぬ男の耳元で言った、傍からしたら俺も相当のクズ野郎なのだろうがそんな事は知らない、俺はこいつが許せない


「っ…好きだったからだ、文句あんか?」


「……好きだから、監禁すると?」


「…あぁ、そうさ!文句あるか?あ!?」


自暴自棄になったのか大声を出しながらニヤニヤしながら言ってくる、こいつの顔を見ていると怒りと言うより呆れが出てくる、それと気持ちが悪い、犯罪者ってのはこうも人相が悪くできているのかとさえ思えてくる


「…文句あるか、か……ッ!!フンッ!!」


こんな人間の形をした獣には罰を与えないといけない、俺はそう思い立ち上がり思いっきり見知らぬ男の顔面を踏みつけた、何回も何回も、そして肘で顔面に止めをいれた


「ッァァァァァァァァ~~~~!!!!」


「てめぇみたいな犯罪者の事だ、ストックホルム症候群とか言うヤツを狙ってやってたんだろ?あ~気持ち悪い」


この事については俺の言いがかりに過ぎないが、そんな事はどうでもいい、どっちにしてもこいつは犯罪者で幼馴染を苦しめたクソ野郎、これ以外の言い方なんて何もない


「あ、そうそう、お前幼馴染に手出してないよな?まぁ出してたらそこにある刃物でお前やっちゃうけど、どうなの?」


感情任せにやるってのはこうも心地が良いのか、と同時に胸糞悪くもなった、だがこれだけは知りたい、なんとしても知りたい


「っ!!わ、わかった!!わかったからやめてくれ!!!やめてください!!」


「っぷ、お前まだ俺何もしてないんだけどよ、あ、早く言ってくれないかな?俺今すっげえ機嫌悪いんだよ」


「!!だしてません!!手だしてません!!何もしてないです!!」


「…あ、そう言えば本人に聞かなきゃ確認にしようがないじゃん」


「・・・え?」


目に涙を浮かべながら青白い表情を浮かべる見知らぬ男の顔面にそう言いながらサッカーボールを蹴る様に思いっきり蹴りを喰わしてやった、気持ちの悪い感触が足に伝わってくる、でもスッキリともする、ちなみに俺は靴を履いているため痛くも痒くもない


「ギャァァァァァアぁぁアァァァァぁあ!!!!」


「ん?おぉ、悪い悪い目は蹴るつもりなかったんだけどなぁ」


俺の蹴りは運が悪かったらしく目に直撃し、目から血が出ていた、下手したら俺も犯罪者になりかねない、そこで


「おい、目拭いとけよ俺犯罪者にされちまうからよ」


俺は地面に置いてあった雑巾を見知らぬ男の足元に落とした、そして見知らぬ男は俺の言う事を聞き目を拭いている拭く度に悲鳴をあげているがそんな事は知った事ではない、そしてそんな事をしている間に


「男~!!」


「!!幼馴染!大丈夫だったか!?」


「うんうん!!大丈夫だよぉぉ!!」


幼馴染は家に入ってくるなり俺に抱き付き泣いてきた、幼馴染には悪いが今の幼馴染は素直に可愛いと思った、そして


「大丈夫ですか!?」


そしてやってきたのは警察官二人だった


「!!そこの見知らぬ男を捕まえてください!!そいつが犯人です!!」


そう言うと警官二人は見知らぬ男に寄り、無理やり立ち上がらせた


「おい、お前が監禁していたと言う男か?」


「っ!!…は、はい…」


「?目から血が出ているようだが…」


「!!こ、これは!!そこの」


「そいつが俺に暴行してこようとしてきて少しやってしまいました」


見知らぬ男が何か言う前に俺は言った、俺は何も悪くない、これは正当防衛だ


「っな!!」


「そうか、わかった、それは仕方がないな」


「・・・あぁ、正当防衛だな、さて署までご同行願おうか?」


警察官は手錠を出し、見知らぬ男の腕に付け引っ張った


「っ!!お、俺は何もしてない!!俺は!!」


「幼馴染、こいつに監禁されたんだよな?」


「!うん、うん!!」


幼馴染はブルブルと震え目に涙を溜め頷き言った


「・・・だ、そうだが?無駄な抵抗はするなよ?」


「あー、あー、こちら何々区、捕らえました」


「!!クッソォォォォォォォォォ!!!!」


警察官二人は叫び、うねり声を出す見知らぬ男を無理やり引っ張り連れて行った、そして最後まで俺達を睨んでいた、こんな事を思うのはおかしいと思うが凄く快感だった


「・・・幼馴染、あいつに何か変な事されてないか?」


「…うん、大丈夫、ただ監禁されてただけだから…」


俺はできるだけ優しく幼馴染に優しく聞き、頭を撫でながら聞いた


「…本当か?」


「…うん、本当、って男いつもより優しいけどどうしたの?」


そう言いながら胸に埋めていた顔を上げ微笑みながら言ってきた、目は赤く晴れ鼻水も垂らしている、汚れた顔だが愛らしくも思った


「…好きなヤツが監禁されてたんだ、優しくて当たり前だろ、それにもしお前に何かされたと思うと…」


「!!男…!!」


「…それで、何もされてないんだよな?あんな事とか…」


「!うん、特に何もされてないよ?大丈夫だよ?」


「!…そっか、あ、それより早くここを出るぞ、気持ち悪い」


「あ、うん!」


俺はこの部屋を出るついでに八つ当たりとして見知らぬ男の部屋にあった高そうな物をあらかた壊した、幼馴染に止められたが俺の怒りが治まらなかった為幼馴染の言う事を無視しやった



「もう!男!危ないでしょ!怪我したらどうするの!?」


「…仕方ねぇだろ、お前の事考えると止まらなくなるんだよ」


外に出て幼馴染に説教されている、でも後悔はしていない、と言ってもあまりに今回は感情的になりすぎているかもしれないが


「仕方なくないでしょ!まったく…」


幼馴染はそう言いながらも俺に抱き付いてきた


「?幼馴染?」


「…ありがとう、男大好き」


「!!幼馴染!」


「ん?って、あ…」


俺は幼馴染に付いた汚いあの男の空気を取り除くように思いっきり抱きしめ、キスをした





先程過去のニュースを見ていた時にこの、ストックホルム症候群、この記事を見ましてとても救いようがない被害者が可哀想で、また胸糞悪すぎて書きました、書いてみてとても自分的にはスッキリしました!

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― 新着の感想 ―
[良い点] この作品のおかげでストックホルム症候群というものを知る事が出来ました。感謝しています。
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