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結果から言えば昼夜達の深澤ヤヨイ突撃訪問は未遂に終わる事になった。突如として現れた思わぬ衝撃的事実に男二人が現実を受け止めきれず臆してしまったのが実際の所なのだろう。
こずえに関して言えばその場から立ち去るヤヨイを追いかけようと、さっき見かけてしまった衝撃的光景を気にする事もなくそう言うのだったが卓都がそれを拒否していた。
「もう帰ろう」
たったその一言だけで昼夜達の小さな冒険は終了した。
援助交際。
その名の通り交際を援助するという、如何わしい言葉がまんま体をなした言葉が金銭によって発生し一部の女子高生と一部の中年の男たちの間で未だにばっこしているのは昼夜達だって知っていた。しかし自分達の知っている人間がそれをやっているとなると、正直正視できない物があった。
「別に援交って決まった訳じゃ無いじゃん」
こずえの言う事も最もだったが、どうやら卓都のメンタルにあの二人のツーショットは相当応えたらしく援助交際とかそう言った事ではなく、もういいと、そう判断してしまったのだろう。見た目の割に意外と古風な性質をもつ卓都の事であったから、それはそれで予測通りだったのだが、ここからが意外な所だった。昼夜の考えではきっと依頼が果たされていないんだから睡眠薬も無しだ、なんて始まるのではないかと思ったのだがそこは意外な程話しがスムーズだった。
「じゃあ約束の物は届けるから」
と、あっさりと果たせなかった依頼を愚痴る前に彼の方からそんな言葉をもって別れの言葉としていた。
日野町駅に戻ってきた昼夜達は特に何をするでもなくそのまま解散する事となり、駅で別れる事となった。最も別れると言っても昼夜とこずえは家が殆ど同じ地区である為帰りの間際まで一緒なので駅で別れたのは卓都だけなのだが、
「また連絡すっから」
駅で別れ際、卓都の言葉に昼夜達は手を振って別れた。
そして帰り道。
「でもびっくりしたよね」
太陽がオレンジ色に変色しあと日没まで数時間と言った黄昏時。昼夜とこずえは見知った田舎町を二人で歩いていた。
「まさかヤヨイちゃんがあんなに綺麗になってるなんてさ」
ビックリするベクトルが男の自分達と違う事にそれこそビックリする昼夜ではあったが、それにしてもと、確かにと頷く。
「まあな」
あの可愛さの欠片もなかった女子が
「あそこまで変わってるとは思わなかったな。最初は卓都の奴なに熱くなってんだなんて思ってたけど、確かに綺麗になってたな。しかも援交なんて」
実際援助交際と決まった訳ではないのだが、どちらにしても衝撃的である。極度のファザコンと称してもいい性的嗜好か、援助交際かと言えばもうどちらでもいい感じがした。そしてだからこそ卓都ももう良いと、そう判断したのだろう。
「まあ女子の四年間は男子のそれとは違うだろうからね。しかも十ニから十六なんて一番変化する時期じゃん。外見が変化すればそれに合わせて考え方も価値観も変わるだろうし、名は体を成すなんてことわざあるけど、あれも結構鋭い所突いた言葉だよね」
確かにその通りなのかもしれなかった。昼夜は道に映り込んだ影を見ながら、自分の容姿がまた違った風体をしていたら違う人間性を有していたのだろうかと、普段だったら絶対に考えないようなあり得もしない考えに耽っていた。
よく人間は中身こそが重要などと言うけれど、その中身を形作っているのが外身なのである。
中身は外身に引っ張られて形成される。そんな当たり前の事だけど見落としがちな事に、昼夜は改めて気付かされ、そして頷くのだった。
「確かにそうなのかもな」
影に落としていた視線をオレンジ色の空へと上げながら言う。
「確かに十代の中盤って、俺が言うのもなんだけど思春期真っ只中だもんな。外見だって成長するしそれに合わせて中身が変わらないって言うのも変だしな。まあでも、外見に反してッて言うなら卓都もそうなのか。あいつあんな形してるくせに意外と昭和みたいな事言ってたな」
「博士の場合は外見の成長って言うより中身の隠蔽って感じだからね」
「中身の隠蔽?」
「そ。中身の隠蔽」
昼夜の疑問に、こずえは頷く。
「小学校時代から貼りつけられたレッテルが多分コンプレックスになってんだよ。だからそれを剥がしたくてあんな格好してるだけ。でも上手く剥がせてないのが現実。オレはもう博士なんかじゃないなんて良い証拠じゃん。っていうか剥がせてない事に自分でも気が付いて隠してるって感じだろうね。だけどまあ、それがいつまで持つのかはちょっと疑問だけど」
昼夜はこずえの話しを黙って聞いて、やはり思った。思わざるを得なかった。
「変わろうとする思いと、いつの間にか変わっちゃった事実っていうのは意外とシンクロしないからね。思うだけで望みが叶わないのと一緒でポジティブな変化にはそれなりのエネルギーと努力が必要なんだよ」
変わろうとしている卓都。既に変わってしまったヤヨイ。では、こずえは?
昼夜は隣りを歩く全てを見知ったかのように喋る一人の少女を見ながら、思う。
変わらない事が、変わろうと思わない事が不可能な人間。思春期の成長期真っ只中な、正に渦中の年齢と言ってもいいだろう自分達が、確かに変わらない訳がなかった。そしてそれは自分にも、こずえにも同様に言える事だった。しかし、昼夜の目の前にいる千駄木こずえは……
「私は変わらないよ」
まるで昼夜の思考を読みとったかのように、こずえは言い放った。
「私は生まれた時からずっとこのまま。何にも変わらない。いつまで経ってもおんなじ。だからこんな事になっちゃってるのかもしれないけどね。でも、だからって変わりたいとは思わない。私は私で、私の全てに誇りを持ってるんだもん」
「…………」
昼夜は黙る事しか出来なかった。こんな事になってしまっていると、そう言い切る幼馴染を目の前にそれを回避する事が出来たかもしれない自分がその話しを黙って聞く事しかできない酷薄さに、昼夜は言葉を紡ぐ事が出来なかった。
何かが違っていれば今は無かったのかもしれない。それが昼夜自身に由来している事なのか、それともこずえ自身に由来している事なのか、昼夜には分からなかった。言葉を綴れば互いの関係に新たな道が出来、そこから派生する物語にある種の希望が生まれるのは当然だと思っていた。人間は皆すべからく言葉を交わせば交わす程何かしらの変化をもたらすのだから。それはごく自然の事で当然だと思っていた。しかし昼夜は感じざるを得なかった。
こずえとの会話が何一つ意味の無い事なんだと。あらかじめ決められた結論に向けられて行動を共にしている昼夜とこずえの会話は会話などではなかった。一人が一人で、孤独に自分の考えを喋っているだけの、そんな会話、いや、独語だった。
契約。そして、復讐。
二つの単語が昼夜の頭の中で過ぎり足が止まる。
「なあ……こず……千駄木」
思わず小学生時代の呼称でその名を呼ぼうとしてしまった自分に制止をかけながら昼夜はこずえの背中に言葉を投げかけた。
「お前、本当に死ぬ気なのか?」
その言葉にこずえは笑顔で振り返り、オレンジ色の陽光を一身に浴びながら言うのだった。
「死ぬんじゃないよ」
と。そして、
「守隠しに遇うんだよ」
それは何のてらいもない満面の笑みで、本当に自分が何を言っているのか理解しているのかと、そう突っ込んでやりたくなるような、そんな表情だった。昼夜は彼女の一語一語に驚かされ、こずえは昼夜の一語一語に答えを以って応える。そんな昔の関係から何の、一切変わらない普遍さを纏った雰囲気が昼夜とこずえを包んでいた。そして昼夜は必ず、そのこずえの澄んだ瞳から目を逸らしてしまうのだった。
「……睡眠薬、手に入ったな」
何が言いたいのか自分でもよく分からない昼夜であった。しかし、一つだけ分かる事があった。
それは沈黙が怖いと言う事。今、ここで沈黙をしてしまう事が何故か昼夜には恐怖としか映らなかった。そしてそれを見透かし、応じてくれるかのようにこずえは頷く。
「そうだね」
まるでその睡眠薬が本当に自分の悩みを解決してくれる良薬であるかのように。
「これで守隠し計画第一段階クリアって所かな?」
第一段階と言いつつ、一体この守隠し計画が第何段階まであるのかサッパリ予想すら出来ない昼夜ではあったが、心のどこかで第一段階を経た今、その段階がいくらでも、いつまでも、永遠に続けば良いと思った。だけどそんな事を思う資格がない事は充分に分かっていた昼夜は、それを口に出す事は出来なかった。
見て見ぬふり。
最高に格好の悪い、裏切り。
後悔と言う名の二文字が昼夜を覆い尽くし彼の身体を縛るのだった。そして何を言っていいのか分からない状態にまでその場で釘づけにされた瞬間だった。それは唐突に降りかかってきた。
「こずえ」
昼夜の背後から、男の声が響いてきた。既に声変わりが終わって喉にその声が馴染んだ、年季の入った低い音が昼夜の耳をこだまし、そして一瞬だけこずえの表情が曇ったのを視認した時、昼夜は後ろを振り返っていた。
オレンジ色の太陽を背景に登場してきた見ず知らずの男はおよそ四日ほど前に見た事のある中年の男だった。三十代半ばと言った感じの、若干若づくりだなとそう思わせる容姿も持った、立派に中年と呼称してもいいだろう男。
こずえの家に入り浸っていると言われるどことなく柄の悪い男だった。恐らくこずえの母と蜜月な関係にあると思われる男が、今日は酒を飲んでいないようで素面顔をしながらこずえを呼んでいた。
「こんなとこで何してんだ?」
男は昼夜の横を通り過ぎるとこずえの横まで行って、少し距離間が近すぎるのではないかと思わせるほどに体を密着しながら質問していた。その質問にこずえは「遊んでただけだよ」とまるで努めているかのように普通の顔をしながら男の視線から逃れるように顔を背けていた。
「遊んでたねえ」
男はそう言いながらじろじろと昼夜の事を見つめ、そして何一ついう事無く視線をこずえへと戻すと肩に腕を回して言うのだった。
「まあいいか。これから暗くなるし今日は帰るぞ」
そう言って肩に腕を回す男の手がこずえの肌をしっかりと掴んでいる事に昼夜は少しイライラした。しかし彼がそれ以上の事で何かを思う事などはなかった。何故なら男は一回り以上も自分達とは年齢が離れているし、何よりこずえの母とデキているともっぱらの噂で、この時の、高校一年の昼夜がその事から何かを連想しそれ以上の感情をその男に対して抱く事など、あり得る訳がなかったのだ。
だからこの時、こずえが努めて明るい表情を維持しながら昼夜に別れのあいさつをした事にも、彼は気付けなかった。こずえが何故そのような表情をしていたのか、努めて明るい表情をするという事がどういう事なのか、昼夜には分からなかったのだ。
だから昼夜はいつも通り、普通に手を振るのだった。
「とりあえずまた連絡するから」
睡眠薬が届いたら。と心の中でそう呟いて昼夜は手を振った。そしてこずえは
「またね」
と言ってオレンジ色に染まった一本の住宅路を男と二人、影を重ね合わせながら帰って行くのだった。
○
睡眠薬は深澤ヤヨイ探索から三日後の、八月に入ってから昼夜の自宅に届いた。丁寧に梱包された包装の中に包まれた瓶詰の睡眠薬と共に一言、卓都から届けられたメッセージに気が付いた昼夜はその言葉に目を通し、一人ほくそ笑む。
『級友との再会はもうコリゴリだ。しばらくは地域密着型の土着系ヤンキーとしてそこら辺うろついてるから見かけたら声掛けろよ』
こずえが称した卓都の変わってないというその言葉をふと思い出しながら、昼夜は睡眠薬を手に取り自室の机に隠すのだった。
睡眠薬を調達した昼夜達は再び駅前のファストフード店を拠点に守隠し計画の具体的なプランを立案するべく連日のようにポテトのМサイズとコーラを注文し続けていた。お陰で夏休み中の間で昼夜の体脂肪率は十パーセント値でその数字を上昇させ額から滲む汗が脂臭く感じられるようになったのも気のせいではないだろう。
いつの間にやら常連となってしまった店舗に馴染みの店員が出来ない訳もなく、
「今日もデート?」
等と半分冷やかしを食らっているかのようなゼロ円スマイルを投げかけられながら二人は無言で、いや、むしろこずえは高らかと笑いながらではあるが、この一ヶ月間で所定の席となったトイレ脇にある二人掛けのボックス席に腰を下ろすのだった。
しかし連日となっていた計画立案の会議も実際の所はそれほどの進展をはたしていはいなかった。実際に睡眠薬を調達した所で肝心の殺害方法やら殺害後の遺棄に関わる処理の仕方まで、話しを詰めなくてはいけない所は山ほどあった。
最初に立案した昼夜の生き埋め殺人に関してもこずえの強硬な拒否により話しは頓挫し、実際に人を一人殺すと言う事の難しさを実体験を元にヒシヒシと感じ始めた二人がまるで現実からの逃避行のように太平洋の真ん中まで手軽に行ければ完全犯罪など楽でしょうがないのに、と夢見がちな事をほざいているのだった。
しかしそんな現実からの逃避を楽しんでいる余裕も無かった。
いつの間にやら夏は中旬を過ぎ残暑と呼ばれるべきセミの鳴き声がもっとも盛大に鳴り響く頃合いになりやっとの事で自分達がどれだけ無為なる時間を過ごしてきたのだと実感したのだろう。
昼夜とこずえは互いに焦りを覚えたかのように様々な意見を出し合った。
チェーンソーでバラバラにするだの。富士の樹海に行って焼死するのだの、果てはナイアガラの滝から水流に乗り溺死するという到底実現不可能であろうくだらない、プランとも呼べないプランを互いに出し合って結論に至るのだった。
なんにせよ金が必要だと。
人が生きて行くのにも金が必要で、人が死んでいくのにも金が必要な事に気が付いた高校生二人組は切実に金の大切さを痛感させられ今の自分達では何一つ成し遂げる事は出来ないと実感させられるのだった。
そこでこずえが発した言葉はひとまずの計画休止宣言だった。
「計画費用の補充を行います」
と高らかに掲げたこずえの目標金額は百万円だった。来年の夏休みまでに互いがバイトをして金を貯めるという、何とも地味な活動を提案したこずえではあったがその言葉に首を傾げたのはやはり昼夜だった。おかしいだろうと、この時昼夜はそう思い、そして素直に聞いていた。
「これから一年間も続く、千駄木にしてみれば死ぬよりも辛い期間を三百六十五日も我慢出来るのかよ」
と。昼夜は躊躇わず聞いていた。するとこずえはこう答えていた。
「今まで散々我慢してきたから一年位なら大丈夫」
と。今まで散々という言葉が腑に落ちない昼夜ではあった。何故ならこずえが本格的にいじめられていたのは高校に入ってからの事だ。その期間を計算してみればそれこそたかだが三カ月間。これから待ち受ける一年間の方がよほど長く辛い筈なのに、まるでそれ以上の長い期間苦しみに耐え抜いてきたかのようなその言い方がどうにも納得が出来なかったのだが、昼夜は深く追求しなかった。
この時この言葉と事実に昼夜が深く疑問を抱き追及をしていたのなら、今後の展開が違っていたのかもしれないが、しかし実際にそんな事はありえなかった。こずえの苦しみは昼夜にとっての傷でもあるのだ。彼女の過去を聞けば聞くほど昼夜は自分の傷を抉るような感覚に襲われ精神を苛まれる事は分かっていた。
そして来年の夏までバイトづけになってしまう自分の生活に対する杞憂に関しても、それを表に出す事は出来なかった。
こずえの言う復讐という言葉が、昼夜に重くのしかかり、そして口を噤ませていた。
「じゃ来年の夏休みまでがんばろっか」
こずえの明るい物言いいに昼夜は首を横にふれる訳もなく、そして気持ちよく頷く事も出来る訳なく、ただ黙って曖昧に返事をするのだった。そして後に、この瞬間、自分の意思をしっかりと明示しておかなった自分に、後に後悔する事を露とも思わない昼夜がただ唯唯諾諾とこずえの言葉にのっかってしまったのは、それはまた別次元の話しで仕方がない事だったのかもしれなかった。
こうして兎にも角にも、昼夜とこずえの不思議で奇妙な関係は継続を見せながら高校生活の二学期に突入する事になったのだった。周囲の人間からしてみたら急にひっつきだした付き合ってる風でも無い男女のペアに興味が注がれない訳がなく、またその片方がクラス中を敵に回したいじめられっ子であるとなれば一体ひと夏の間に何があったんだとその関係を積極的に詮索する輩が出てくるのも当然の事だった。
そしていつの間にやらこずえへと対するいじめがなりをひそめ始め、昼夜とこずえの関係がクラスはおろか学年、或いは学校全体から不可思議な関係として認知され始める秋を迎え、冬が来たと同時に昼夜までもが教室の端っ子に追いやられる現象を体感しながら、そして春が通り過ぎて、二度目となる夏がやってきた。
いつの間にやら目標としていた金額を遥かにオーバーする位の資金が手に入り、一年間顔を突き合わせて侃々諤々の話しをした事によって得られた幾つもの実行プランを胸に昼夜達は去年の夏休みから始まった奇妙な関係を見事に継続させきっていた。
あの二人は一体何をしているのだろう? とまで思われた校内殺害実験めぐりや、二年になってもクラスが同じだった事から互いに昼休みを削ってまで消費して話しあった守隠し計画の実行について、一年間という時の流れの蓄積は莫大なる資金と同時に大量の含蓄を与えていた。
守隠し計画プランAからZにまでおける完全犯罪マニュアル教本みたいな冊子を二人だけで作りあげ、そして高校二年の、二回目の夏休み直前。つまり始業式後に二人は教室で対面して言うのだった。
「始めよっか」
一年を通して全く変わらないこずえの声に、昼夜は丁度一年前の衝撃的発言を思いだしながら頷いていた。そしてそれと同時に落胆していた。
一年間で得る事となった知識の量、資金の数々、千駄木こずえの笑顔。
しかし結果的に彼女の意思を覆す事の出来なかった(別に覆そうなどと思っていた訳でもないが)自分自身の無能さに辟易を覚えながら、昼夜は心もとなく頷いていた。
「一年間待ったんだしな」
何の変化もなかった一年間。奇妙な関係であり続け不可思議な繋がりで終始した一年間。
何一つ変わる事なく昼夜とこずえの関係は継続し、そして予定通りの道筋を辿るのだった。
「この一年間を清算しなきゃね」
こずえの言葉に昼夜は答えた。
「大分お釣りが帰って来そうな一年間だったけどな」
そしてこずえは笑って言うのだった。
「おつりが出たらこれからの物部君に人生に充てればいいよ」
そして昼夜達の無謀とも言える計画への後ろ向きな挑戦が始まった。




