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守隠し  作者: スタンドライト
初動
4/30

 日用品の売っている大型雑貨店で縄を買い、人気の無い場所を見定めて昼夜がこずえの首を絞める。

どうやらそれがこずえ発案の守隠し計画の具体的なプランであるらしく昼夜が思考錯誤して実行しなければいけない責任でもあった。

しかし昼夜が実際にそのプランを聞いて感じ取った事がまんま現実的に考えて、彼自身の今後の人生に最大の汚点を残すこととなるであろう事は確実だった。このままでは同級生の幼馴染を殺した真性の殺人犯の誕生である。それだけは何としても避けたい昼夜がその計画に手はおろか口さえも出して軌道修正しなくてはいけないのも、それまた周知の事実であった。


「とりあえずお前は黙って何もするな」


こずえに対してそう命令を告げた昼夜がその三日三晩、実際に半信半疑ながらもどうこずえを殺せば完全犯罪が成立すのか必死に考えていた。

お陰で塾で得るべき学習の知識がこぼれおちるように脳味噌からすり落ちるものも当然だったし、そして過度のストレスから高校生だというのに抜け毛が目立ち始めたのも決して気のせいでは無かったのだろう。

そう。昼夜はイライラしていた。夏休みが始まって三日。こずえとの会話を終えてから三日。

昼夜は何故自分がこんな事を、と嘆きながら、自分がすべき知識の獲得とは別に自分の机でインターネットを開き殺人に関する今後人生の役にも立ちそうもないアングラな知識を吸収し続けていた。


ふざけんな


徐々に込み上げ続けていた怒りがじっくりと沸点に達したのだろう。昼夜は右手で握っていたコードレスマウスをベッドへと向けて全力投球していた。バフッという無機質な音が六畳一間の落ち着いた部屋に響き渡ったが、それが昼夜のイライラを解消する手段とはならなかった。

時計に視線を送ってみてもまだ時刻は夜の七時で寝るには早い。それにテレビゲームや漫画などをしない昼夜にとってみたらその中途半端な時間は何をするにも中途半端で余計にイライラを促進させる作用のある時間でもあった。


なんなんだよ


昼夜は枕にうずもれたマウスを手に取りながら壊れていないかの確認を行い、そして再びインターネットの世界に没入した。

視界から飛び込んでくるのはどれも興味をそそるどころか調べれば調べるほど気が滅入るような物ばかりで昼夜が精神的に失調を来たしてもなんらおかしくない物だらけだった。

誰にも気づかれず自殺をするマニュアルに始まりプロの殺し屋が一体どのように殺人を行うのかに至るまで、そしてそれらが本当に信用していい情報なのかどうかまで、昼夜にとってそれら全てが曖昧だった。曖昧だったが故にイライラした。

自分は何でこんな事をしているんだと、正直バカバカしく思った。

包丁一本で人を殺すには思った以上の労力がいる事や絞殺だからと言って何も証拠が残らないと言った誤解や、そして現場に証拠さえ残さなければ何とかなるといった甘い考え等、そう言った全くと言っていいほど自分の人生にとって必要とならないであろう知識を得ている事が本当に腹立たしかった。

むしゃくしゃする。

それが昼夜にとっての今の、もっともシックリ来る心理状態だったのだろう。

だからなのだろう。

唐突に鳴り響いた部屋の外から聞こえてくる階段の音に自分への用事が含まれているのだろうと想像が出来ていながらも、自分の部屋をノックもせず開けて来た母親に対してきつい口調になってしまったのも、それは仕方がない事だったのかもしれない。


「昼夜」


母親の突然の登場に、昼夜は当然男子高校生らしい不機嫌感満載な表情を以ってして返答をしかけた。しかしそんな事をするのも束の間だった。いや、寸前だった。

昼夜は母親が手に持っていた電話の子機をみながら、そして母親が口にしたその言葉を聞きながら、若干呆けていた。何故なら、母親のその口から飛び出してきた言葉が、意味が、ある意味タイムリーでもあり、そしてある種衝撃的でもあったからだった。


「こずえちゃんのお母さんから電話だよ」





 こずえの母からの電話を受けた昼夜はそのまま五分と身支度を整える事なく家を出ていた。母親からのどこに行くの? という問いかけに対してもすぐ帰ってくると簡単に返しただけで昼夜は虫の鳴き声が静かに聞こえてくる夏の夜へと飛び出していた。

こずえの事について話したい事があるの

こずえの母親、千駄木清子の言葉は至極単純だった。しかしどこかその単純さに常軌を逸するかのような、決して一介の男子高校生程度では理解する事の出来ない不可解さもそこには宿っていた。昼夜はそれを自然と感じ取り、そして足早に千駄木家へと歩を進めていた。

それにしても……

昼夜は街灯が等感覚に照らす住宅地を一人歩きながら、久しぶりに聞いた清子の声にどこか驚いていた。千駄木こずえの母、千駄木清子はこの辺でもそれなりに有名な、かなり綺麗と形容しても良いほどの人で、小学生当時、まだこずえに友達が多くいた頃その美貌や物腰の柔らかさなどから理想のお母さん像をまんま手にしていたかのような、そんな人だった。

セミロングの髪に緩めのウェーブをかけた柔らかそうな髪も、そして白人女性を思わせるかのようなパッチリとした目にすっきりと通った鼻筋も、そして優しさに満ち溢れていると思わせるには充分な柔らかい声も、その全てが美しくて、誰からも憧れだった。しかし……

昼夜が今し方、電話越しに聞いた声は明らかにそれとは異質な物だった。今まで天使、いや女神を彷彿させるかのようだった声が魔女にでも変わってしまったかのような、そんな印象を与える声が受話器をとった昼夜をビックリさせたのだ。

当然昼夜が最期に清子を見たのは中学の卒業式の時だった。今から遡る事四カ月程であろうか? 人が変わるにはそれ程の期間だと昼夜は思えなかったが、それでも卒業式の時に見た清子がかつて感じた程に美しいとは思わなかった事を今になって思いだし、そして忘れかけていた差抹な出来ごとさえ歩の中で思いだすのだった。


そう言えばあいつの家、離婚してたんだっけ……


そう。中学二年の夏。千駄木家は離婚していた。元々家族ぐるみで付き合いのあった物部家とはそれからもお互いに母親同士が連絡等を取り合ってはいたのだが、周囲から妙な若い男が千駄木家に出入りしている等の噂が立ち始めた頃から関係も疎遠になり、その噂さえ本当なのかどうかも分からないまま物部家と千駄木家の関係は終了してしまった。

そして最期に見た清子の顔と、そして今し方聞いたばかりの清子の声に昼夜自身驚きを捨てきる事が出来ず歩いているのだ。それに、実際タイミング的に言ってもドンピシャだった。

昼夜自身聞いてみたい事ではあったのだ。こずえがあのような妄言を放っている事を清子が知っているのかどうか、それを確認したかったのだ。だからこそ夏の夜に蚊の猛威も厭わずハーフパンツにTシャツといういでたちも顧みず、昼夜はこうして歩いているのだ。

そして五分と経たない内に辿りついた千駄木家を前に、どこか物怖じしてしまいそうな気持ちを懸命に抑えながら、それでも昼夜はインターホンを押していた。

大ぶりな一軒家。とても母と娘の二人だけで生活しているとは思えない中上流階級を思わせる一戸建て。そんな一軒家の門に備え付けられたインターホンから弱く、そして卑屈そうな声が響いてきた。昼夜はその声に動じず応える。


「物部ですけど」


すると、清子の声だろう。どこか後ろめたそうな声を発しながら「どうぞ」と言い昼夜の来訪を歓迎してくれた。

昼夜はあっても無くても変わらないような門を押しあけ、そのまま白塗りの、どこか白々しい感じのする取っ手に手をかけ、そして引いた。

凡そ三年以上前になるであろう、久々の千駄木家への来訪だった。そして玄関先で待ちうけていたのも、直接顔を合して喋るのは三年ぶり以上前となるであろう、千駄木清子だった。


「いらっしゃい昼夜君」


清子の容貌は四カ月前とそれ程までに変化していなかった。強いてあげるとすれば肩口まであったパーマの掛かった髪をバッサリと切って、すっきりとしたショートカットになっている程度の変化しかなかったのだが、どうだろう。

実際髪を切ってスッキリしたと印象を持ってもいいはずなのに、昼夜は何故か清子を久々にみて今まで以上に暗そうな印象を受けていた。しかし当然、そんな事を口に出す事もなく定型的な挨拶をする。


「お久しぶりです」


実際に会うのは殆ど三年以上前の事である。そのセリフを吐いて問題がない事は重々承知していたし、事実その場にシックリ来ていた。


「ごめんなさいね突然」


清子はそう言いながらスリッパを取り出し昼夜の前に置くとまるで重要な来客を招いているかのような雰囲気を孕ませながら玄関を抜けた先にあるリビングへと昼夜を通した。

リビングは八畳程の広さで綺麗なフローリング清潔感を醸し出していた。床に敷かれた絨毯もどこか品のある雰囲気を演出し、その上に置かれているソファもまるで高級住宅に置かれているような皮貼りの立派なソファだった。


「どうぞ、かけて頂戴」


どことなく懐かしさを感じられない、かつて何度も訪れた事のあるリビングで昼夜は言われるがままにソファへと腰を下ろし、そして出されたコーラへと自然に手を伸ばしていた。


「久しぶりでしょ?」


清子も昼夜の対面へと座りながら手元にコーラを置いていたが、どうも素直に清子の言葉に頷く事は出来そうもなかった。

どことなく、趣味が変わったと言うのだろうか? 或いは以前まであった普通の庶民っぽさがなくなった、だろうか?

昼夜はそんな沸々と沸いて出る疑問をコーラと共に呑みこみながらそれらを黙認し頷く事とした。

何かが変わっているのは当たり前である。むしろ何かが変わっていなければそれはおかしい事なのである。

と、昼夜自身そう呑みこみ、思いこみ、そして納得していた。


「あの、こずえさんは今どこに?」


とりあえず事のあらましをおさらいする為に必要なワードを繰り出す事にしてみた。昼夜はそのまんま話しの本懐へと移行しようと思っていたのだ。何故ならハッキリ言ってしまえば気不味いという思いが一番先行しているからだ。理由としては簡単である。それは久しさゆえの理屈ではない。上げるとするならば単純である。

娘が苛められているのを知りながらそれを見て見ぬふりしてきた幼馴染。そんなレッテルが張られているであろう状態の中で長時間にわたって話しなどしたくなかったのだ。だから昼夜的に言えば用件だけ聞いて、自分の聞きたい事だけ聞いて、さっさと帰りたかった。しかし話しの呼び水として放った最初の一語は思わぬ方向へと飛び火していた。


「昼夜君と会うのはどれくらいぶりだっけ? もう一年以上経つのかな?」


正確には三年以上前ですと訂正を加えたかったがどうにもやりづらい昼夜が

「そうですね」と曖昧に応えたのは致し方ない事だった。何故ならそれを機に、まるであらかじめ組み込まれていたプログラムを読み上げるかのように清子は昔懐かしの思い出話をし始めたからだ。

小学校から始まる昼夜とこずえの腐れ縁を懐かしむように、或いは未だにその関係が継続しているかのように様々なエピソードを語り始めた。それを昼夜は黙って聞くしかなかった。

既に昼夜が、かつて千駄木の事をこずえと呼んでいたのとは別に、名字でしか呼べなくなっている関係になっているのをまるで隠すかのように、昼夜は相変わらず曖昧な返事をし続けていた。


そうですね


そう言えばそんな事もありましたね


確かそうだったと思います


自分で言っておきながらなんて白々しいのだろうと、心底思えるそんな口調を維持しながら昼夜は溢れだしてくる自己嫌悪をグッと呑みこみ堪えていた。グラスに注がれていたコーラの減りが早くなりいつの間にか空になっていたのも当然の帰結だろう。清子は早々に空になったグラスを見ると再び席をたとうとしたが、昼夜はそれを遮った。そしてここが転換点だろうと、昼夜なりに考え、そして発言をしていた。


「あの、すみません」


昼夜はなるべく刺々しくならないよう、細心の注意を払いながら口を開いていた。


「こずえさんの事について話しがあるっていうのは?」


昼夜の向けた話しの矛先に、どこか喋る事についての拒否感を覚えているかのような表情をした清子ではあったが、それでも自分がこの場へ昼夜を招いた事を思い出せばそんな事を言ってもいられない事くらいは分かっていたのだろう。まるで覚悟を決めるかのように、臭い者には蓋ということわざがあるが、その蓋を嫌々開けるかのように、清子は口を開いていた。


「最近の、こずえの行動についてなんだけど、どうも私には理解しきれない事があり過ぎて、ちょっと困っている所なの」


清子のいうこずえの理解しきれない所が一体どういう所にあるのか、正直昼夜自身よくは分からなかったが、何となく、ある種それは理解する事の出来る雰囲気を孕ませた言葉でもあった。

それに加えて考えてみれば最近の、というか今こずえが何を考えているのかなど、実際にその言葉を聞いてみた者ですら心の奥底から何を考えているのだか分からないのだ。確かに親としては心配になる所があるのだろう。たった一人の家族でもある訳だし。


「おかしくなり始めたのは高校に入った辺りからなの。昼夜君も知っていると思うけど、ほら、あの子学校の子達とそりが合わなくて、上手く言っていない時期があったじゃない。その時こずえからその事を相談されたんだけど、私は自分にも原因があるんじゃないかって、そう言ったの。

その辺りからかしら。何となく、今までとは違った違和感を覚えるようになったのは。それから一回も学校の話題は話さなくなったし。多分私的には解決したんだろうなんて、そう思っていたんだけど」


昼夜はその話しを聞いた瞬間に思いだしていた。そう、こずえは一度親に、そして教師に、更には教育委員会に、自分へと注いだいじめに対する適正なる処罰を求めたのだ。

しかし結果的には今、清子が言った通りの結果しか生まれず、たった一人で三十人の敵を相手にしなければいけなくなったのだが……そうか。

昼夜は思った。

気不味いだなんてとんでもなかった。清子は、何も知らないのだ。そして未だに継続している事の真相と、既にこずえが導き出した結論に対してさえ、その兆候すら気づけずにいるのだ。

昼夜と清子の間に重たい沈黙が宿った。

清子が実際何を考えているのか分からない昼夜にしてみたらその疑問はかなり的外れで、ある意味こずえの気持ちを既に周回遅れで追っかけているノロマなマラソンランナーという感じにしか見えなかったのだが、そんな事が昼夜自身、相手に向けて言えるわけないし第一、そんな事を思う事さえ昼夜には出来なかった。いや、してはいけなかったのだ。こずえが苛められている事をしりながら、それを見て見ぬふりをしてきた傍観者が、こずえの親を、非難する事など出来なかった。だから、自然と話しが本懐からそれてしまうのも当然の出来ごとだった。


「……遅いですね」


何となく、壁に掛かった時計が視界に入った事から昼夜はこずえの帰りを気にしていた。いや、正確には気にする事にしたのだろう。本来だったら何故こずえがあのような、自分を殺して欲しい等と発言しているのか、その情報の真意を確かめる位のつもりでここまできたつもりだったのだが、そんな物が実際に出来る訳がなかった。清子も昼夜と同じで、こずえの事など何も分かっていないのだ。誰も理解者のいないこずえの家で、互いに三年以上顔を合わせていなかった幼馴染と母親が向かい合って座っている光景に、奇妙さが生まれない訳がなかった。

そして二人共、その奇妙さを感じられないほど鈍い訳でも無かった。


「あの、おばさんすみません」


昼夜は時計が八時を回っている事に気が付くと、まるで逃げるかのように申し訳なさそうな声音を作って行った。


「俺もうそろそろ……」


すると清子もハッとしたように立ち上がり「そうね」と言いリビングから玄関へと繋がる戸を開け昼夜を通してくれた。


「本当にごめんなさいね」


清子がそう言いながら頭を下げてくるのに対し昼夜は玄関まで歩きながらふと、質問をしていた。


「いつもこんなに遅いんですか?」


昼夜のその言葉に、若干清子は何を言われているのか分からない表情をしていたが、直ぐに何が遅いのかに気付いたのだろう。清子は首を縦に動かした。


「そう、ね。ここの所ずっとそうかしら。最近は余り家にいつかなくなっちゃって」


家にいつかなくなっちゃって。

その単語が何を意味しているのか、昼夜には分からなかった。しかし友達もいなく、バイトもしてないであろうこずえが家にいつかずどこに身を寄せているのだろうと、ふと疑問が湧いてきたのもまた事実だった。しかしそんな疑問を口に出す事もなく昼夜は玄関で靴を履くとそのまま頭を下げノブに手をかけた。


「夜分遅くに失礼しました」


最期まで礼儀正しくいようとする自分の八方美人っぷりが鼻についた昼夜ではあったけど、そんな自己嫌悪の対象となる仕草もフッと消える。何故なら昼夜が押しあけようとしたドアが自動的に、勝手に引かれたからだ。一瞬の事に態勢を崩しそうになった昼夜ではあったけどすぐさま態勢を立て直し玄関から現れた人物を確認する。するとそこにいたのは見た事もない男だった。


「誰だよお前?」


男は三十代半ば位だろうか? 顔が少し火照っており酒に酔っているようでもあった。どことなく若づくりな感じの容貌ではあるが目つきから滲みだす寂れた感じの雰囲気がとうに中年と呼んでもいい位の、そんな疲れ切った感じのする目をしていた。


「あ……すみません。俺は……」


「こずえの友達よ」


清子がすかさずフォローしてきた。昼夜は何故かそのフォローにホッとしながら、何故自分がホッとしているのかに気が付きもせず、慌ててお辞儀をするとそのまま玄関を後にしていた。


「失礼します」


まるで追い払われたかのような雰囲気を覚えながら、背後から聞こえてくる声の種類に何となく嫌な気分を味わっていた。男が一体何者なのか、何故チャイムも鳴らさずに入ってきたのか、何故おばさんがそれをとがめもないしないのか、千駄木家はこずえと清子の二人暮らしの筈で、既に父親はいないはずだったのに。あれが噂の男なのだろうか、等と昼夜は考えながら夏の夜闇を一人歩いていた。そしてこずえが最近になって家にいつかない理由を思いだしながら、最期に男が、昼夜が去りゆく途中で放った一言に、昼夜自身気づきながら嫌な気分に浸っていた。


「こずえはいないのかよ?」


その言葉に昼夜は何故な嫌な気分を味わい、そしてこずえが家にいつかない理由を、感覚的に見出してしまっていた。


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