一話目『大男と謎の鍵』
初作品です(*`З´*)
キーンコーンカーンコーン
学校中に学校のチャイムが鳴り響くこの高校では、爽やかな青春と踏み出す勇気をテーマに生徒達に豊かな生活を送らしている、その中でも問題児はルールというルールを破壊し続ける、せっかく学校が生徒達に学べる施設と青春を送らせてあげているのに、それを問題児は自分らからその平和を壊している、特に今年入学して来たばっかの1-bという教室は問題児ばっからしい。
「なぁ、昨日のエロ本どうだった?結構迫力あるだろう?」
「あぁ、すごかったぜ、特に二十八ページ目はすごいぜ!」
教室の端に、男子特有の会話。
「モンスターでダイレクト攻撃!」
「ぐはぁ!....負けたぁ~」
教室の前列にカードバトルをやっていたり、未成年なのにタバコ吸っていたり。
「ちょっと!男子!ちょっとぐらいは静かにできないのっ!?」
その教室のギャップに怒りを見せる女子達も数々・・・
「タクト!くそ男子達を何とかして!」
一人の女性が、ある一人の男子に声を掛けた。
「え?そ、そんな事言っても....、し、静かにしてください!」
その少年は身の危険を感じながらも席を立ち、男子達に精一杯振り絞った声で怒鳴りつけた、教室全体は静かになったものの男子一覧がその少年を睨みつける。
「おめぇ、ちょっと屋上こいやぁ...」
男子達を代表して柄の大きい不良三人組みが、少年に言葉を交わした。
「ひぁい...」
これはそんな少年の物語____
「ちっ!こいつぁ、二千円しかないぜ!まぁいい、これで許したるわ!」
存分に殴られた挙句にカツアゲされ、少年のハートは崩れ落ちた。
「なんで...クスッ..こんなの酷いよ...クスッ」
少年は地面を殴りつける、殴りつけた後の自分の拳を見、奇襲みたく声を上げる。
少年は仰向けになり、青広く広がる青空を眺め、涙が頬を流れる。
その時、何者かの足音と共に、鉄が引きずられる音が少年の耳に聞こえてくる、少年はすぐ涙を拭き取り、その音の方向を見る。
そこには、約二メートル以上はある大男が鎖を引きずりながら少年の方向に向かって歩いてくる
少年は驚き、わぁ!?っと声を上げるがその大男はひたすら少年の方に歩いてくる、少年の近くまで来ると大男は口を開き、声を掛ける。
「次は、オマエだ....」
大男は少年の手を取り、少年の手の平に何かを置くと大男は最初からまるでいなかったかのように目の前から消えた。
少年は目を丸にし、何かを置かれた手の平を確認する、それは青白く光る小さな鍵が手の中にあった。
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