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五大湖



青羽の研究所を出発して智樹・譲二・紅羽は、五大湖に向かった


「トモ、この山を越えれば五大湖だ」

「了解、敵襲に注意しろよ」

「んじゃ、超えるぜ!」


戦闘機は一気に高度を上げて山を越える


「なんだよ…これは…」


三人が見たのは湯気が立ち上る五大湖だった


「ジョー、五大湖の拡大写真撮れるか?」

「確か、この戦闘機に…あったこれだ。でも湯気のせいで何にも見えないぞ」

「なら直接見に行くしかねぇな。どっかに降りれそうな場所はあるか?」

「……あるぞ、すぐに着地体制に入れる」

「なら頼む、紅羽。しっかり捕まるんだぞ」

「うん」


戦闘機は開けた土地に着陸した








戦闘機は無事に着陸し三人は辺りを警戒しつつ降りた


「よし、周りに敵影なし。このまま五大湖に接近するぞ」


譲二と紅羽は黙ってうなずいて智樹の後を追う

1時間ほど歩くと三人は五大湖周辺まで近づいた


「あっち~、どうなってんだよこれ」

「かんな異常な温度は自然じゃないな、ちょっとここで待ってろ」


智樹は慎重に五大湖に近づいていく





そこで智樹が見たものは…

五大湖の底に敷き詰められたジンだった


「ジョー、紅羽!」

「なっ、なんだよこれ…」

「ジンがたくさん」


智樹はその異様な光景を写真に収めた


「………」

「どうした、トモ?」

「気分でも悪いの?」

「…いや大丈夫だ。すぐに拓斗のところに戻るぞ」

「あっ、ああ」


智樹は足早に戦闘機に戻っていき、二人はそのあとを追う


「トモ!」


足早に進む智樹をつかみ草陰に隠れる譲二。


「考え事もいいけど周りに注意しろ、ここは敵の本拠地だぞ。」


三人が乗ってきた戦闘機は無数のレツに包囲されていた


「どうする、予想はしていたけど何体いやがるんだ。さすがに相手は出来ねぇぞ」

「だが奴らに戦闘機を破壊されるのは困る」

「当り前だ、でねぇと帰れねぇじゃねぇか」

「とりあえず様子を見る。しっかり隠れるんだぞ紅羽」

「…………」

「紅羽?」


智樹と譲二は背後を見るがそこに紅羽の姿はない


「どこに!?」

「トモ!」


紅羽はレツに近づいていた


「紅羽!」


智樹は草陰を飛び出し、銃を構える


「大丈夫…」


紅羽は小さく、しかしはっきりと告げた

レツは一体、また一体と戦闘機のそばを離れていった


「どうなってるんだよ?」

「……」

「さぁ、帰ろ?」


にっこりと紅羽は微笑んだ


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