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潜入


【13年前】


ジンの開発者、青羽拓斗は世界の研究者を前にプレゼンを行った


「近年!我々の住む地球の環境は悪化し破滅に向かっている!どこかの教授は人類の減少を実行すべきと唱えた!…しかし!あきらめるのはまだ早いのではないのだろうか。」


世界の名のある研究者が傍聴する中、青羽は堂々とプレゼンを進める


「私の開発したジンは、どんな自然環境であろうと作業ができる構造にし、どんな土地であろうと緑を復活させることができるだろう!」


事実、青羽が直接製造した第1号ジンは世界70か国でテストされ、その性能を十分に発揮した

しかし、ジンが30億も製造されたのには別の理由がある

それは外装に使用されている特殊な金属である

それは、世界各国のあらゆる兵器を使用しても傷一つ付かなかったのである

青羽はその金属を【青の境界】と名付けた

青の境界の製造方法は存在せず、青羽も誰にも教えないとし、30億のジンも青羽の個人研究所で青羽一人の手によってなされた

世界ども研究機関でも青の境界の解析が行われたが成功例はなかった






【現在】



「ジンに俺達が持っている武器なんて通用しない…」

「トモ、ここは一度戻ろうぜ!ジンの相手なんて出来ねぇよ」


その時、後方からも機械音が近づいてくる


「後ろからレツだ!数は6!」

(どうする…全員でどちらかを選択すれば半数…いや、一人二人は突破できる)


智樹は考える、先ほどと同じ誰かが動けばそれに合わせるしかなくなる

その時ジンの砲門が向けられる


「盾を…!!」














「高エネルギー砲!?…そんなもんが、ジョー!生きてるか!」

「ああ、それより今ので4人やられたぞ」

「……この人数じゃ、レツは突破できない。両サイドに分かれてジンを突破する」


智樹の言葉に生き残っている6人が頷く

この状況では6人全員の意見を合わせる必要がある


「砲門の冷却が終わるまでに行くぞ!」


6人がジンのサイドに回り込む

後方からのレツの攻撃を浴びながら進んで行く

しかし、6人が通路を抜けたその先は崖だった


「なんだと!」


後ろでジンが砲門を向ける

固まる6人、状況は絶対絶命


「ジョー!飛び降りるんだ!」


智樹は譲二の手を取り飛び降りる

次の瞬間、エネルギー砲は撃たれ4人は跡形もなく消し飛んだ

















「トモ!お前最高だな!」


智樹と譲二は崖の下にある突起に着地した


「賭けだったけど、成功してよかった…」


智樹はゆっくり立ち上がり崖の端に行く


「……綺麗だ…」

「あ……」


そここら見えるのは一面の緑、様々な生き物の声が聞こえる大自然だった


「これがジンの作った世界なのか…」


言葉を無くす二人、それほどこの風景は美しく見えた





「とりあえず今日は休もう、ここならレツも来れないだろう。ここを降りるのは明日だ」


智樹と譲二は食事をとり、大自然の光景を目に焼き付けた




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