出撃
「君たち三人はさっきの戦闘機でイギリスへ向かってくれ。そこで連合の研究が行われているはずだ」
「青羽はどうすんだ?」
「僕は五大湖に向かう。一号機を使って五大湖のいるジンに直接アクセスしてみる。」
「あそこにはレツの大群がいたんだぞ、一人で行くなんて無茶だ!」
「いや、1号機をつかえばレツの行動の制限程度なら行える。君たちの戦闘機にはレツを数体積んでおいた、これを使って研究所を襲撃し侵入するんだ」
「レツを?」
「レツと言っても今までのレツの電波パターンから同じ波長のAIを作って無理矢理レツのプログラムにリンクさせただけだ。だが僕の手作りだから、強度は保障しよう」
「それで大丈夫なのか?」
「五分がいいところだろう。だが時間がない」
「わかった」
智樹たち三人は青羽をシンジ出発の用意を始める
「智樹君、譲二君。君たちはもはや死んだことになってる人間なのだが…」
「覚悟はしていた。アメリカに送られた時点でな」
「ああ、それで君たちの軍事情報は使えん。代わりにこれを使え」
「これは?」
「イギリスに向かう戦闘機すべてに搭載されているICチップだ。君たちは韓国の資源輸送という形でイギリスに向かってもらう」
青羽はイギリスの地図を開ける
「現在、資源の多くはここに収容される。連合会議場はこっちだが、狙うのは核発射場のここ。君たちはエンジントラブルか何かでこちら側に進路をずらしレツを撒け。上空6000Mから落としても大丈夫な設計だ」
「その混乱に乗じて研究所に侵入…」
「ああ。場所はここ。一見山のようだが2700M付近に洞窟がある。そこが入り口だ」
「分かった」
智樹は地図の場所を正確に覚える
戦闘機にGPSが搭載されてはいるが、不審な行動をとる以上何らかの妨害がある可能性も考えなくてはならない
「レツはそんなに多くない稼げる時間はよくて1時間だ」
「分かってる。それより小間rはどうやって五大湖まで?」
「車だ」
「はぁ?」
「この研究所は動くんだよ。こんなこともあろうかと陸海両用の移動可能型研究所を作っておいてよかった」
「っいぇ、まてぇい!!なんでそんなもん作ってんだ!」
「移動型研究所は僕の憧れでね。」
智樹は初めて天才・青羽拓斗とを疑ってしまった
本当はこいつ馬鹿なんじゃないかと
「ちなみに僕が青の境界を作ったのはガンダムが作りたかったからなんだよ」
訂正、青羽拓斗はバカだった
「お前……」
「ガンダムを作りたかったのは本当さ。子供のころからの夢だったからね。でも途中でこの技術を今の地球のために役立てないかと思ったんだ。まぁその結果がこれだからね。恥ずかしい話だけど」
「……」
「正直ジンが反乱を起こした時はわけが分からなかった。でも逃げている途中で気づいたんだ。AIが本来プログラムされていないことに挑戦した…つまり機械の進化だよ。彼らは自分の意思で行ったんだ。ならそれは長い年月文化を築き自然を破壊し、自らの首を絞めている人類へ変わるものなのではないかとね」
「……………」
「やっぱ、わかんね」
「ジョー?」
「拓斗さんやトモみたいに俺は後先考えて行動とかしないけどよ、結局どんだけ考えても仕方がないじゃん?だったら今を楽しんで生きたほうが絶対楽しいって」
「ジョー…」
「かっこいいじゃんか、ガンダム。俺も軍に入る前はパソコンでよく見てたぜ!お前たちは周りのことばっか考えすぎんだよ。自分のやりたいことをしたらいいじゃん」
「譲二君」
「私の難しいことはよくわからない。でも、みんなが笑顔ならいいと思う。それは素晴らしいことだと思う」
いつの間にか作業を終え4人が集まる
「この戦いが終わったらさ!4人でガンダム作るのもいいかもな!」
「ガンダム?」
「紅羽ちゃんは知らないのか、でっけぇ機械が動いてビームの剣振り回したり宇宙で戦ったりするんだぜ!」
「ガンダムがあれば宇宙に行ける?紅羽、宇宙に行きたい」
「これじゃあ今まで考えて生きてきた俺達がバカみたいだ。」
「やりたいことをする…か……」
「いいんじゃないか。俺の楽しみだぜ。アニメの乗り物が現実に見れるなんて。そうだな…俺はパイロットやらせてくれよ」
「はは、心配するな。4人分しっかり作るさ」
「なら行くか!」
「「「おうっ!!」」」




