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聖戦へ



「ごほん、では三人とも。これを見てくれないか」


青羽が巨大ディスプレイに映像を映し出す


「これは国連の首脳国専用の会議室に仕込んであるカメラからの映像と音声だ」

「こんなもんいつ仕掛けたんだよ…」


確かに映像に映っているのは中国・イギリス・フランス・ロシアの最高責任者

話している言語はばらばらだが耳につけている翻訳機を通して聞いているのだろう



「まぁ、簡単に訳すと…最近日本軍の侵攻が思うように進んでないし、そろそろ4国の食糧問題も限界に近い。だからさっさと戦争を終わらせよう。」

「そんな方法があるのか?」


譲二の質問を青羽は手で制す


「レツ…ジンを倒すには相当の火力が必要だ。全く、日本のサルは考えて物を作らんからこんなことになるんだ」


再び青羽の役に耳を傾ける


「しかし、あの研究が完成すればすぐにでもこの戦争は終わるだろう」

「早急に研究を終わらさなければな…時間の問題だ」

「そうですな…」



映像が切れる




「結局何なんだ?あいつらは何を企んでいるんだ?」

「あのジンをすぐに倒せる兵器の開発?」

「いや、智樹君それは違うだろう…兵器はもうあるではないか?」

「?」

「……核だよ」

「まさか?アメリカ大陸全部放射線まみれにする気か!?それこそ世界が人間が住めない星になるぞ!!」

「僕がジンを開発したころ、ある研究の開発にスカウトされたんだが、なんでも世界連合承認を世界的な研究でね。それで放射線部室の有害な部分を無害にする光の研究をしていた。」

「そんなもんが存在売るのか?」

「いや当時の資料を見たが机上の空論もいいところだ。夢のような話だったよ。そもそも今あるスーパーコンピューターを使っても数十年かかるだろう」

「スーパーコンピューター・・・?」

「どうした智樹君?」

「なっ、なあ。ジンにつけられているAIはスーパーコンピューターと比べるとどうなんだ?」

「…?そうだな、あれもなかなかの演算能力はあるが6割がいいとこだろう」

「もし!それを並列につないで演算を補助したら?」

「なに?」


智樹は五大湖で撮ってきた写真を取り出す


「……これは…しかし」

「五大湖から出ている煙はAIの温度上昇を抑えるためなんじゃないか?」


青羽はパソコンの間に座り何かを打ち込みだす


「計算上は…可能だ。ジン全機を繋げばいままでの比じゃない演算能力があるぞ」

「なら、ジンも核を使う気なのかよ!?」

「そういうことになる」


核と核、人類最悪の兵器でこの戦争は終わろうとしている


「どっちが核を放っても結果は人類の滅亡だぞ…」

「止めるしかないだろ!」

「トモ…」

「智樹君…」

「止める…私も手伝う」

「紅羽?」

「止める、みんなとまだまだ一緒にいたい」


紅羽は真っ直ぐ3人を見る



「皆はどう?」


紅羽は全員に問いかける


「青羽、俺には家族ももういねぇし、帰りを待ってくれているやつもいない。でも、今、目の前にいるのは俺の守りたいものだ」

「トモが行くなら俺も行くぜ、俺はこいつについていくって決めてんだ」

「私は…自分の意味が知りたい。何のために生まれてきて、ここにいるのか。」

「紅羽…」

「ずっと思ってた。智樹や譲二に会って分かった、私は普通と違う。でも、今の気持ちはみんなと同じだから」

「………智樹君・譲二君・紅羽…」

「さぁ、教えろ天才・青葉拓斗」

「俺達はなんだってするぜ」

「うん」

「君たちの力を借りよう。この絶望が迫る未来を変えるんだ!」










そして、世界VS機械VS4人の戦い、聖戦が始まる

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