act:1 ファースト、コンタクト
その日は何も変わった事はないと思っていた。
無論、まさか女の子が上から落ちてくるなんて事は。
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その日はいつもの通り6時間授業が終わり、皆友達と楽しそうに帰っていた。
夕暮れの帰り道。
俺、神楽坂新は、一人でそんな道を歩いている。
え?誰かと帰らないのかって?残念な事に、友達はいない。名前を言うだけで煙たがられるからね。
実際、強い方かもしれない。けれど、
運動神経はそれ程良い訳でもないし、だからと言って悪い訳でもない。勉強でも通信簿には毎回3が並んで今にも合唱しそうに見えてくるし、テストの点数も、80点とかが多い。
じゃあ、どうして人が寄り付かないか。
「…自分で言ったがいいが、分かんないな…」
そう思っていたら。
「教えてやろっか?お前のしりたい事。」
…は?
俺は慌てて上を見る。すると、とあるビルの屋上に一人の女の子が…
しかも今から落ちる気だ!
「あ、危ないですよ!?」
「大丈夫だ。いまからお前の元に行く。」
そう言うと、その子は屋上から飛び降りた!
あ、危ない!
俺は目をつむった、が…
「…全く、あんたは能力所持者を分かってないね」
…のうりょくしょじしゃ?え、それって事は…
「あなたこそアリータ=ファネイル…視音ユキ先輩ですか!?」
視音ユキ…アリータ=ファネイル。
今年の一学期の初めにアメリカから帰国し、転校して来た女の子。
凄く美麗な顔立ちと抜群のスタイルには、同性からも異性からもモテているのだ。
だけどその名前は偽名で、本当はアリータふぁね…ああもうアリータでいいや。
アリータは超人的な力を持ったいわばスーパーガール。
世界を飛び回っていてテロリストや殺人鬼を捕まえた事もあるんだって。
噂を聞いた事はあったけど、まさか本当だったなんて…
「そ、視音ユキ…ってのは偽名で、本当はアリータ=ファネイル。よく分かったね。
そんなあんたに連れていきたい場所があるんだ。ついてきてよ」
「は、はいぃぃぃ!?」
はじめまして!七つ夜時雨と申します。
多分はてなかフォレストでお世話になっている方でもいるのでは…w
とりあえずまず謝りたいです、はい
まず設定がかぶりそうですね…パクりではないので!
そしてこのネーミングセンスの無さ。
…とりあえず終わっていいですか((←
それでは!
2012.10.4 七つ夜時雨