第1章 8 異世界編
第1章 8 異世界編
[other side]
俺は手下に町に仕掛けさせた、あるものについて確認をした。
「おい、例の準備は2つともできたか?」
「はい、指示を出せばどちらもいけやすが・・・・・ボス、俺にはこの仕掛けの意味がいまいちよく分からないのですが?」
「あ?、質問に質問で答えんじゃね〜よ」
どうせ、お前らに説明しても時間の無駄だ。
それに、この仕掛けを使った策は相手が知った時点で意味がなくなる
「お前らは俺のいわれた通りに動けばいいんだよ」
俺は、そうすればいい思いさせてやると言った。
手下はそれで納得したのか仕掛けの準備に戻っていった。
[side out]
ふと外を見てみると外は真っ暗で結構な時間が経っていることに気づいた。
夜になると夕方の酒場を開いたときに比べて客足が落ち着いきてだいぶ酒場の中も静かになってきた。
ジャンは酒場の様子を見て、
「エンドウさん、手伝っていただきありがとうございました。後は常連さんだけなのでアンナと一緒に裏で休んでいてください」
俺とアンナは、ずっと立ちっぱなしで疲れていたのでジャンの言葉に甘えて店の奥に下がっていった。
俺は店の奥でアンナと食事を取るとだいぶ疲れていたらしく、ものすごい睡魔に襲われた。
やはり、他人の体だと勝手が違うらしく、異世界に来たという精神的疲労も合わさって俺は眠気に抗うことができなかった。
さすがにここで寝るのはまずいので俺は、
「何処か寝る場所はない?」
とアンナに訊いた。するとアンナは俺が眠い事に気づいたのか、
「では、部屋に案内しますね」
と言って、俺を部屋まで案内してくれた。
アンナに案内された部屋はまさに宿屋と言うような部屋だった。
部屋の中には、服を入れるクローゼットとベット、あとはアンナが運んでくれたのか俺が昼間に買った荷物が隅に置かれていた。
「では、何かあったらそこのベルで呼んでください。」
おやすみなさいとアンナは言って部屋を出て行った。
俺は、とりあえず部屋の中を確認することにした。
クローゼットは開けてみると中から小さなメダルが出てくる訳もなく、洗濯された白のワンピースと黒のローブが掛けられていた。
ベッドは、アンナが準備してくれたのかいつでも寝られるようだ。
昼間買った荷物は・・・・まぁ確認するまでもないだろう。
さすがに眠かったのでもういいだろう。
『シロン、起きてるか?』
と俺はシロンに話しかけた。
『起きておるがなんだ?』
『明日の朝にはシロンは飛べるか?』
俺はシロンに飛べるかどうか訊いた。
『問題ない、今すぐにでも飛べるぞ』
さすがに居眠り飛行はまずいだろう。
シロンの話を聞くかぎりには、どうやら問題ないようだ。
俺は髪留めを外し手首に巻くとベットに飛び込んだ。
もう眠い、寝ようとこの眠気に身をゆだねることにした。
『シロン、おやすみ〜』
『エンドウ殿、このままでは服にしわができてしまうぞ、おい、エンドウ殿』
何か、シロンが言っているような気がするが・・・・・
俺は眠ってしまった。
書いていて短く区切ることにしました。
なので前々回のあと3回ぐらいはなしの方向で・・・・.
次回はバトルパート?をやると思います。
更新は学校が始まったのでゆっくり行っていこうと思います。