九話 道化
12話が序章最終話になる予定です
、、、は?
理解ができない
なんで
なぜ彼女が血の海におぼれているのか
でもそれを知るには情報が足りず、さらに冷静さを欠いている今の俺にはわかるはずもないことだった
「、、、幸、、、さん、、?」
返事はない
部屋の赤いカーペットはさらに赤く染まりほんのりと部屋を照らす光は彼女を凝視していた
何秒立ち止まっていただろうか
俺は
後ろから聞こえてきたその足音にで目が覚めた
、、、いる
彼女を殺した奴が
近づいてきている
、、、親にも抱いたことのなかった殺意が
今まで抱いたことのなかった殺意いていう感情が
俺を埋め尽くす
なにもかも
隠れる?
そんな奴は死んじまえ
逃げる?
そんな奴も死んじまえ
殺す
一択だろ
「、、、君だれ?」
道化の服を着た
青髪の男だった
//
いつもと違った
シズは今日
まあ
変だった
いつもだったら勉強なんて
「自業自得だろって」
言ってたいてい教えてくれない
さらに
「あ、あの東くん、お兄ちゃんが昨日帰ってこなかったんだけど、、、何か知らないかな、、、?」
あいつの妹がそんな話をしてきた
明らかおかしい
昔からこんな時の勧はなぜか鋭い
きっと何かがあって気分がいいのだろう
あいつの親は最低という話は聞いてある
それを超えるほどの喜びが
昨日あったんだろう
、、、気になる
そう思った俺は彼女にこういった
「なら、あいつのこと尾行しようぜ?」
//
「、、、君だれ?」
、、、先ほどまでいなかった子だ
この家にはあの女一人で住んでいると聞いていたのだが、、、
まあいいか
どうせほとんど変わらないし
見られたのなら
知られたのなら
計画の邪魔にならないうちに
弟に負担をかけさせないためにも
「、、、まあ、、いいや、死んで」
殺すだけ
//
あれから、どれくらい時間がたっただろう
大狼さんたちと話しながら
彼らにはこの組織のことやらなんやら様々なことを教えてもらった
彼らの話しているときの顔は笑顔で新人の私が入ってきたことにうれしく思っている様子だった
「俺、少し飲み物とってくる、お前らは?」
「私もいっしょに行くよ、未奈ちゃん、何飲みたい?」
「あ、ミルクティーでお願いします」
それを聞いた二人は部屋から離れていった
、、、、、そういえば
さっきはおとうさん寝ているって言っていたけど
今なら起きているんじゃないか?
、、、うんきっとそうだ
会える
死んだと思ってた
でも生きてる
私は怪我を直してもらったその体で隣の部屋まで歩いた
扉はしまっており、扉の一部のガラスの部分からは人影が見てた
「おとうさん!大丈夫?」
すぐにおとうさんの声が返ってきた
「未奈?未奈か?」
、、、生きてるんだ
本当に
、、、なんだろ、なんか涙が
「※※※※※※※※※※※!!!」
え
チャルメラまじうまい