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0 すべての始まり

その日、僕はすべてがどうでもよくなった。というか、人生がどうでもよくなったんだ。


今から7年前。両親が離婚した。まだ小さかったのでくわしいことは知らないが、父が家を出て行った時のことは、今でも鮮明に覚えている。父の怒号や母の泣きながら叫ぶ声を聞きながら、妹と隠れるように部屋で泣いていた時のことを。

「今日から母さんと拓海(たくみ)柚木(ゆき)の3人で暮らすからね。」

母は突然そんなことを、僕と妹に言う。

自分の瞳に映る世界の色が、すこし濁った気がした。


そして、今から3日前。母が交通事故で他界。突然のことだった。まだ、夢なのではないかと疑っているほどに。でも、現実だった。


母の葬式が終わった。祖父母が車で家まで送ってくれると言うが、1人の時間が欲しくて、柚木を預けて、僕は電車で帰ることにした。大粒の雨に打たれながら、何も考えずに歩き出す。

10分くらい歩いたのだろうか。気が付くと、見知らぬ路地裏に僕はいた。そして、その路地裏の突き当りに1つの怪しげな封筒が落ちていた。封筒を拾いあげ開けてみると、名探偵コ〇ンに出てきそうな小さな瓶に入った液体が出てきた。

普通の人間なら投げ捨てるが、頭が空っぽですべてがどうでもよくなった僕は、瓶のふたを開け、クイッとその液体を飲み干す。その瞬間、強風が吹き、路地裏を抜けた先にいた通りすがりの女性たちのスカートがすべてめくれ上がった。

「⁉」

しかも全員僕のタイプの女性ばかり。

「こんなことあっていいのか⁉もしかして...」

僕は小さな瓶をもう一度見る。すると、”ラッキースケベな体質になれる薬”とかいうしょーもないことが書かれたシールがふたに貼ってあった。

アニメかよ。

こうして、僕は”ラッキースケベな体質”になってしまった。でも、自分の瞳に映る世界の色が少しだけ。ほんのちょっとだけ鮮やかになった気がした。もちろん、今のできごとで今までのどん底人生がどうでもよくなったわけではない。でも、希望の光が差した気がしたんだ。


みなさん初めまして。今、人生で初めてweb小説というものを書かせてもらっております。魚原です。僕はラブコメの小説やアニメに最近ハマっておりまして、「自分で物語を書いてみたい!」という好奇心で今に至るって感じです。初めてなので、内容がわけわかんなかったり、日本語がおかしかったり、色々ツッコミどころがあると思うのですが、お手柔らかにお願いします。感想とか、ご意見とか、アンチとか、何でもいいのでコメントしてくれるとモチベ上がります!読んでくれてありがとうございます。

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