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柔らかお胸

おれは夢をみていた。

なんか柔らかい大きなマシュマロが顔の前にあり、手でふわりふわり揉んでいた。

なんて柔らかくて気持ちがいいんだろう~

目をあけ夢からさめているはずなのにおれの手はふわふわを揉んでいた。

ん?

ソフィアさん?

ソフィアさんが目を覚ました。

わ~

ソフィアさんがなんでここに?

おれの手はソフィアさんのお胸を揉んでいた。

この状況ヤバい!


「きゃー」


ソフィアさんはおれを突き飛ばした。

おれはドアまで飛んだ。


ドンッ!

痛っ!


「ごめんなさい、ソフィアさん」


ソフィアさんは顔が真っ赤で照れていた。


「でも、なんでソフィアさんがここに?」

「え? あ、ごめんなさい」


「わたし夜中にトイレにいって間違えてこの部屋に入ってきちゃったみたいです」

「そういうことか」

「ほんとに、ごめんなさい」


「突き飛ばしたりしてごめんなさい」

「いいよ、誤解がとけたならおれはいいよ」


まあ、お胸を揉ませてもらったからいいよなんていえない。

でも、柔らかくて気持ちがよかったな~

あ~思いだしたら駄目だ。


「わたし、朝ごはんの支度をしますね」

「はい」


――――


とりあえず、寝どこも食事もなんとかなった。

あとはお金をかせがなくてはいけない。

なんとか珈琲店を開いて繁盛させ、ギルドをたてなおさなくてはな~


まずは、近くの街でもいって調査してくるか。


「ソフィアさん、近くの街までいってきます」

「あっ、わたしもいきます」

「そうですか?」

「はい、一緒にお供させてください」

「それは構いませんよ」


おれは、ドアをあけた。

すると、ドアの前に猫が倒れていた。


すごく弱っているようだ。

いそいで、部屋にいれた。

猫を触ってみると体が熱くなっていた。


「ソフィアさん、氷水をもってきてください」

「はい」


おれは猫の体に傷がないか細かくいろいろ確認した。


「ソウマさん、もってきました」

「ありがとう」


おれはとにかく、猫の体を冷やした。

すると、猫の具合がよくなったのか目を覚ました。


「あ~よかった~」


ひとまず安心だ。


「ソフィアさん、ミルクを少しもらえますか?」

「はい、入れてきます」


ソフィアさんはお皿にミルクを入れてもってきてくれた。

おれは猫の口元に近づけた。

飲もうとしなかった。

おれは、人差し指にミルクをつけ猫のくちにちかづけた。

すると、ペロンッ!

猫がなめた。

何回か繰り返し、猫がお皿から飲めるようになった。


「よかったですね~」

「うん、よかった」


みるみる猫は元気になって立ちあがった。

おぅ!

歩きだした。

もう安心だ。


「ソフィアさん、猫を任せて大丈夫ですか?」

「はい、わたしが見ていますからソウマさんは街にいってきてください」

「ありがとう、ではいってきます」


猫は大丈夫そうなので、おれは街へと調査にでかけた。


――――


街についた。

場所的には最高だ。

酒場があってギルドだった理由もわかるな。


見渡す限り冒険者だ。

道具屋もあって、宿屋もある。

不自由はないようだ。


この街には飲食店がなさそうだ。

食料品は売っている。

衣料品もある。


困っていることはないか聞いてみよう。


「あの~すみません」

「はぁ、なんだ?」

「あの、この街にこんなのあったらいいなというものありますか?」

「はぁ?」

「す、すみません」


すごいいかつい人だった。

睨まれてビビった。

もう少し優しそうな人にしようっと。


「あの~すみません」

「なんだい?」

「この街になくて困っているものってないですか?」

「困っているもの?」

「あ~あるよ、昔は会ったんだけどなギルドがあったらいいなって思うよ」


おぅ、やっぱりギルドを欲しがっているんだ。


「ほかの街に行けばギルドはあるのでは?」

「ああ、あるけど遠いんだ」

「この街にあると助かる」

「なるほど、ありがとうございます」

「あ~あと、酒屋もあるといいな~座って休める場所が欲しいよ」

「わかりました」


やっぱり、ギルドは早く復活させた方がいいな。

とりあえず、今日は帰るとするか。


――――


「ただいま戻りました」

「ソウマさん、大変です!」


ソフィアはすごく慌てていた。


「どうしたんですか? そんなに慌てて」

「猫ちゃんがいなくなってしまいました」

「ええ? そうですか。きっと家に帰ったのでしょう」

「そうでしょうか」

「もうだいぶ元気になっていたので大丈夫ですよ」

「なら、いいのですが」


「ところで、街はどうでしたか?」

「みなさん、ギルドの復活を望んでいるようです」

「そうですか」

「早めに復活させましょう」

「はいお願いします」

「おれはギルドをよく知らないので詳しく教えてもらってもいいですか?」

「はい、もちろんです」


その夜はソフィアはギルドの話をずっとしていた。


気がつくと……。


おれのベッドで一緒に寝ていた。

そして……デジャブかなにか?

おれはソフィアのお胸を揉んでいたー

なんで、またこの展開!!


きゃー


ソフィアに突き飛ばされ、ドアにドンッとぶつかった。

痛っ!


「ごめん、ソフィアー」


ソフィアは恥ずかしがっている。


「あ~わたしまたソウマさんのお部屋に来てしまったんですね」

「そうみたいだ」

「ごめんなさい」


ソフィアのお胸はマシュマロのように柔らかいぞ~

そう、叫びたい!

猫ちゃん元気になってよかったね。

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