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人物・用語解説

人物・用語解説:


魔女:魔力を持った女性の魔法使い。桁外れの魔力を持つ魔女は特にドラゴン――『生ける災厄』と呼ばれる。ドラゴンは禁断魔法を修め、その使用結果は概ね災厄認定される。また、その災厄の原因となった行為を『逆鱗』と呼ぶ。


エイリス・フレイトナー

通称:アイス・ドラゴン。瞳の色:寒空の青 髪の色:霜より静かな白

認定災厄『北国殺し:ノース・ブレイカー』

逆鱗:猫、または家族への攻撃 性格:サド、ときどき老獪と無邪気

解説:氷魔法の全てを直観で習得した魔女。齢は500を超えるが、魔法を極める過程で獲得した不老により、肉体は10代で固定されている。彼女の魔力量はドラゴンを含めても随一で、秘めた冷気の全てを放散すれば、世界は地図のない果てまで凍り付く。天才肌のため、魔法の使用は理論的でなく感覚的。それが災いし、魔法発動には時間を要するものが多い。エマ・フレイトナーの夫を自称しており、彼女の命令にのみ従う王国の最高戦力。


イゾルデ・アイヴォリー

通称:ブラック・ドラゴン。瞳の色:血より濃い赤 髪の色:夜より深い黒

認定災厄『生人形の行軍:リビング・パペット・マーチ』

逆鱗:エイリス、またはその関係者への攻撃 性格:お嬢様、ときどき下劣凶暴とヤンデレ

解説:黒魔法のうち死霊術(ネクロマンス)のみを病的なまでに極めた魔女。メガネっ子。死に触れ過ぎて精神が破壊されている。手にした『死者の書』を用いれば、世界中の人間を瞬時に生きながらのアンデッドに変え、自身の『人形』と化せる。エイリスを『姉様』と溺愛しており、彼女に冷たくされると過呼吸に陥る。王国を『人形の国』にしないのは姉様の所属先だから。


メープル・ブルクレール

通称:シー・ドラゴン。瞳の色:空より澄んだ水色 髪の色:海より活き活きした青

認定災厄『船食みの渦:リヴァイアサン』

逆鱗:ガレオン船による故郷への渡航 性格:ひょうひょう。

解説:白魔法のうち、海由来の癒し魔法を中心に修めた水の神官にして巫女。日焼けしている男の娘。海の持つ母性が彼の心身に強く作用しており、本人は極めて女性的。リヴァイアサンは魔法よりも呪詛に近く、発動後は本人でも止められない。不本意ながらエイリスとイゾルデの殺傷経験がある。祖国に幽閉された実兄がイゾルデに『人形』化されていることを本人は恐らく知らない。密告者の長モニカと共に王国の海を見守る。


ファミリア・シュルトルーズ

通称:ママ(時々ライト・ドラゴン)。瞳の色:若葉の緑 髪の色:陽だまりの優しい金色

災厄認定『王国失踪:ロストキングダム』

逆鱗:なしとのこと(好意の拒絶) 性格:母性的な包容力が高いサイコパス。純粋無垢。

解説:光魔法を修め、時間の緩急と『鏡世界』を自在に操る太陽の精霊。慈母の象徴でもあり、人々を我が子として愛し、幸福を願っているが、精霊ゆえに人の感情は理解できない。王国の孤児院で母親を務めているが、外見は孤児たちと大差がない。魔力を自然供給される唯一の魔女だが、争いごとが大嫌いのため、人もモンスターも殺せない。しかし、過去に癇癪を起して王国丸ごとを『鏡世界』に引き込んだうえ、禁断魔法『インフェルノ』を乱用し、繰り返し焼き殺した黒歴史がある。


エマ・フレイトナー(エイミー・ブラッドリー)

通称:エマ、妻、お姉ちゃん、姉上、エマちん。瞳の色:黒 髪の色:艶のある黒

災厄認定『なし(世界崩壊と再構築)』

逆鱗:確認されず(自身の死) 性格:温和、マイペース。

解説:王国のドラゴン達を従える異界出身の女性騎士。キングズ・キーパーの副長、最高顧問という役職を経て、現在はドラゴン・ルーラーとして唯一ドラゴンへの指揮権を持つ(王も命令できるが、従うのは彼女にのみ)。北国出身の剣士であり、戦闘は攻防一体の剣術『六花』を得意技にしている。本人もまたフェイタル・ドラゴンという災厄級の魔女であるが、王国でそれを知る者は少ない。親友兼護衛に同じく異界出身の武闘家サッコがいる。


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