表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩シリーズ

いつか見たう○こ

作者: まさかす

 それが生まれた直後は湯気が立つ程に暖かく、人肌とも言える温度で以ってこの世へと生まれる。いや、人肌と言うよりも内臓といった方が正解だろうか。


 うんこ。あなたはこれから何処へ行くの?


 大小様々硬軟色々に、1つとして同じ形が存在しないそれは、人から出た後に水で以って強制的に流される。


 流された後は光が一切届かない地面の下を、見知らぬうんこと合流しながら流れ流れされプールの様な場所へと集められ、うんこ同士寄り添うようにしてユラユラと、その場に静かに沈んでゆく。


 沈殿したうんこ達は涙を流し、その涙はやがて川へと流れ、そのまま海へと流れて溶けてゆく。


 見知らぬうんこ同士。沈殿し汚泥と呼ばれる存在となった後、纏めて掬いあげられると皆が一緒くたに混ぜられて、建築資材だったり肥料だったりと、全く別の物へと生まれ変わる。だが全て生まれ変われるものでも無く、そこからあぶれる物達も存在する。それらの物達は見知らぬ何処かへと、誰知られる事無く埋められる。


 私の目に映る海の青さとは、人から生まれた直後に棄てられるというその運命に、誰恨む事無く文句1つ言わないうんこの、涙の色なのかもしれない。



2020年09月02日 2版 誤字訂正

2020年04月11日 初版


 それらは各家庭から下水管を通して集められ、施設の沈殿槽に沈んでいく。その中で微生物によってそれは食べられていく。その残りかすとも言えるのが汚泥と呼ばれる。それらは掬いあげられた後にタンクに入れられる。そうするとメタンガスが発生する。そのガスで以って発電し、施設の電力の一部を賄うという。その後は纏められて乾かされ燃やされ、一部は肥料になり、一部は建築資材の原料になる。とはいえ全てが利用される訳でも無く、使えない物は産廃として埋められるらしい。因みには私はうんこの用途で悩んでいる訳ではありません。そういった事に関する職にも付いてませんし活動もしてません。汚水と下水の違いも良く分かっていません。このサイトで以って、たまにうんこに関する物を書いているだけです。と言ってもうんこ専門で書いてる訳でもありません。各家庭から地下の下水道管を通して集める仕組みって凄いなぁと、都市部の地下ってマジでどうなってんだろうなぁと感心しているだけです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ