プロローグ
「何故だ~~
なぜ俺はこんな所にいるのだろう?
誰か助けてください」
なんの因果か山登りの真っ最中です
俺は蒼樹 悠介
この国一番の大学に通う(20歳)である
超一流大学に通うだけあって当たり前なのだか頭はいい方だ
顔も一般的に見てもいい方でモテるかモテないかで言えば
モテる方だと思う
たがそんな俺でも1つ残念?弱点?
な所があって運動神経はいい方だと思うのだが
持久力(体力)がまったくと言っていいほどない
と言うのも物心付いた時には勉強勉強で
体を動かすなんて体育の授業ぐらい
休みの日には当たり前のように勉強 (たまにゲーム)
家から出ようとはせず完璧なるインドア派なのだから当たり前と言えば当たり前なのかもしれない
そんな俺がなぜ今山を登っているのか
それは体力を付けようと大学の友達に何かないかと相談した所、体力をつけるのにオススメがあると推進されたのが
まさかの登山サークル
「そんなの無理」
っと断ったのだか1回だけお試しで来てみなよと
まーお試しで1回だけならと軽い気持ちでOKしたのが間違いだった
「なぜ1回目のお試しがいきなりこの国で1番
高い山!
ありえないだろ~
体力がないから体力つけるために何かって言ったん
じゃん
それがこの国1番の山!
それ上れる体力あるなら体力つけたいなんて言わない
から~」
そんな愚痴を吐きながらも(吐いたのは愚痴だけじゃないけど)7時間かけて頂上についた
もう足が上がりません
これ俺降りれるのかな?
「やっと来たな~
どうだ頂上からの景色は最高だろ
空気はうまいし君も登山にはまったんじゃないか
これで君も登山部の一員だな
アーッハッハッハッハ~」
誰か分からない人にいきなり話しかけられたけど
あんた誰?
てかはまらないし二度と登山なんてしようとは思いません
それに 景色… 空気…
そんな物今の俺には見る事も感じる事もできません
そんな余裕なんてあるはずがない
なので今はどこか休める所を探して少しでも体を休めない
とこのままではいつ倒れてもおかしくない
そう思いながらできるだけ人がいないゆっくりできる場所はないかと震える体に鞭を打って探してみた
あった!ちょうど人もいないし木のおかげで影がある
ここならゆっくりできそうだ
その木の下で腰を下ろした
「あーこれで少しは落ち着けるかな」
「………っ…………な………が………っ……」
やっと落ち着けたと思ったのに今度は誰だよ
そう思いながら回りを見渡してみても誰もいない
うん?
風の音か
あーけど少し落ち着いてきたおかげなのか空気がいつもと違うのも感じられる気がする
「むか……にきた……」
何だ?
やっぱり誰かいるのか?
けどやはり回りを見渡しても誰もいない
うん、これはあれだ疲れてるんだな
と思った瞬間目の前に光の玉みたいなものが浮かんでるのが見えた
なんだこれ?
幻聴の次は幻覚か?
と思いながらそれが幻覚なのか確かめようと
その玉に手を伸ばしてみる
そしてその玉に指が触れた瞬間声が聞こえた
「やっと繋がった
迎えにきたよ」
「はい?」
その瞬間玉が光だし回りは玉が発する光に包まれた