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プロローグ

   プロローグ


 夢を見ていた。

 そこは私の見知った場所ではなかった。

 そこで私は私ではなかった。

 私はどこか知らない誰かとなって何か巨大なものと戦っていた。

 これは誰の記憶?

 混沌。

 その戦いは多くの命と多くの大切なものを消し去った。

 力と力。

ぶつかり合うたびに世界が砕ける。

 炎が山を、森を、命を焼き尽くす。

 大地が割れ、空が燃える。

 護りたいと思っていた世界が壊れていく。

 人を護るその力によって、人が死んでいく。

 呪われた血。呪われた力。

 それでも奴を倒すために戦う。

 その勝利は自らを消し去るものだ。

 それでも、この道を選んだ。

 それが自分に出来る唯一のことだから。

 戦え。

 自分自身を鼓舞するように声をかける。

 戦え。

 それだけが自分に残されたものだ。

 戦え。

 全ての恨みはこの身が受けよう、全ての呪いはこの生命を代価としよう。

 覚悟を決めてこの戦いに望んだ。

 それなのに……

 自らが消え去る時、もう一つの力を感じた。

 大きくなっていく力。

 ついさっき、その戦いによって滅ぼしたはずの力。

 あれは?


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