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マイナス100
はじめて書かせていただきます。
一つの物語として楽しんでいただければ幸いです。
呆然とパソコンの画面を見つめる僕が、そこにはいた。
驚きで僕は、言葉が出ない。
何か僕に出来ることはないだろうか。
考えてはみるが、思いつく訳もない。
じゃあ、どうする?
これから僕はどうなるんだ?
目の前が真っ暗になった。
たった今、僕は、唯一の生き甲斐をなくしたのだ。
嘘だと言ってくれ。
誰にも届かない声を、心の中で力の限りに叫ぶ。
ぽっかりと、心に大きな穴が空いた。
おそらくこの気持ちを分かちあえる人間はこの世界において一握りほどしかいないだろう。
もしかすると僕だけなのかもしれない。
母にでも打ち明けてみようものなら、「馬鹿言ってんじゃない」と冷たくあしらわれるだろう。
妹に至っては話さえ聞いてくれないかもしれない。
自分でもたまに、僕は何をしているんだ。
どこに向かおうとしているんだ。
そう思う時だってあった。
それでも自分の思いのままに、自分のしたいがままに、過ごして来たんだ。
・・・なのに。
・・・どうしてなんだ。
・・・・・・カナちゃん。