惚れ薬編登場人物
惚れ薬編 主要登場人物
○佐山貴大(20歳)
ひょんなことからモテモテになってしまう主人公。ニコポ、ナデポ真っ青なヒロインズのラブっぷりに、病的な何かを感じてたじたじ。終始圧倒されることに。ドーピングってすげえ!
根は純情なうえ、愛し愛されなんて慣れていないものだから、女の子からモテる状況を最後まで楽しめなかった。
○ユミエル(14歳)
今回、メインヒロインの風格を見せつけた妖精種の女の子。奴隷商のところにいた頃は感情がなく、愛想笑いもできない欠陥品とされていたが、今回はそんな彼女の内面をクローズアップ。
果たして、ユミエルも惚れ薬の影響を受けているのか。そもそも、恋や愛という感情はあるのか。それが本編にて判明した。
○カオル・ロックヤード(17歳)
世話焼きな性格が、惚れ薬の影響で際限がなくなってしまった。貴大が何をするにも世話を焼きたがり、食事からトイレまで管理しようとする。正統派ヒロインという評価も、今回の話で台無しか。
正気に戻った後、恥ずかしくてベッドの上をゴロゴロ転げ回った。
○クルミア=ブライト(9歳)
惚れ薬の影響で、地獄のペロリストへと変貌を遂げたケダモノ。隙あらば貴大を押し倒し、顔中くまなく舐めまわそうとする。ルードスのスキルで小康状態を保ってはいるが、恋するわんこはせつなくて貴大を想うとすぐ遠吠えしちゃうの。
薬が切れた後は、ニャディアがどこからともなく持ってきたパーカーが気になってしょうがないようだ。
○フランソワ・ド・フェルディナン(16歳)
大貴族のお嬢様。国を思い、尽くしてきたフェルディナン家の娘らしく、常々国益について考えている。貴大に親しく接していたのも、初めは好意からではなく、流れの冒険者だった彼を国に取り込むためだった。
でも、学園で接している内に段々と心境に変化が……「オルター・エゴ」戦でも頼りになった貴大が、少しばかり気になっている。その気持ちが、惚れ薬で暴走してしまい……?
○アルティ・ブレイブ=スカーレット=カスティーリャ(16歳)
未だ、レベル250だと判明した貴大をどう扱っていいのか戸惑っている冒険者の少女。声をかけようか、かけまいか、家で悶々とする日々が続いた。しかし、惚れ薬の効果に背中を押され、冒険者サンドを持って彼の家を訪ねることに。
効果が切れた後は、元の木阿弥となってしまった。だが、会話程度ならできるように。三歩進んで二歩下がる。
○エルゥ・ミル・ウルル(27歳)
全ての元凶。惚れ薬を作り出したマッドサイエンティスト。材料が一度限りの分しかなく、「@wiki」の記述も短く最低限のものでしかなかったため、ぶっつけ本番で、どのような形で効果が現れるのかも分からないものを貴大に摂取させた。
薬が切れた後もまだまだ懲りてはいないようで、日夜怪しげな研究に励んでいる。
○イヴェッタ・カルローニ(26歳)
淫魔には【チャーム】も媚薬も惚れ薬も通用しないので、いつもと変わらず。ただ、フェロモンをまき散らしている貴大を見て、「誘っている」と勘違いはした。平常運転で物事をエロいことと直結させる脳の持ち主の、淫魔らしい淫魔。
日常生活では、近所の子どもの面倒見もいい優しいお姉さん。自炊や掃除洗濯もなんのそので、結構いい妻になりそう。