登場人物紹介
許可をいただけたので、乱読家さんからいただいたユミエルのイラストを載せております。
プロローグ 主要登場人物
○佐山貴大(20歳)
VRMMORPGである≪Another World Online≫をプレイ中に異世界へと落っこちた男。当時は高校生で、受験勉強そっちのけで≪Another World Online≫をプレイしていたため、トッププレイヤーほどではないがそれなりの強さ(レベルはカンスト、複数の上位JOB持ち)を誇っていた。
面倒くさがりな性格だが根がお人よしなので、困っている人がいればついついかまってしまう。それが、自身が望む「ぐーたらな生活」を拒んでいるため、悩みの種である。
現在、異世界「アース」の東大陸西部、「イースィンド王国」の王都「グランフェリア」の中級区に一軒家を構え、「何でも屋・フリーライフ」を営んでいる。あまりやる気は無いが、依頼には事欠かないようだ(周囲の人間(主にユミエル)が持ちこんでくる)。
身長は175cm。ひょろっとした体格の上に、てきと~に切った髪を無造作に整えているため、外見はどうにもパッとしない。
○ユミエル(14歳)
「何でも屋・フリーライフ」の住み込み従業員。透き通るような肌、絹のような淡い水色の髪、澄んだ瞳と、現実離れした美貌を誇るが、いついかなる時も変わらない無表情と歯に衣着せぬ物言いが全てを台無しにしている。それが、十三という年まで売れ残った理由(奴隷は従順で愛想を振りまくもの、と相場は決まっている)。
一年前、奴隷として売られていたところを貴大に買われた後は、「何でも屋・フリーライフ」で家事や事務仕事をこなして暮らしている。産まれた時から奴隷だったため、常識が一般人のそれとは異なる。いささかワーカーホリック。理由は後のお話にて。
ご近所には誤解されがちだが、家では甲斐甲斐しく貴大の世話をしている。ただ、口が悪いために仲が悪いように思われているが、実のところは貴大のことを憎からず思っている。おしおきも全部貴大のためを思っての行動。
珍しい妖精種のヒトであり、見た目に反して結構強い(レベル150)。武器次第では、貴大相手にまともなダメージを通せるほど。
身長は133cm。妖精種は総じて小柄なのである。
○アカツキ=ロックヤード(39歳)
中級区で定食屋「まんぷく亭」を営む筋肉ダルマ。剣闘士と言われた方が遥かに納得できる体躯を誇るが、料理大好きな根っからのコックさん。
ジパング人の血が流れるハーフであり、父と育てていたジパング米が一定数収穫できるようになってからは弟夫妻に水田を任せ、王都への出店に踏み切った。
寡黙な武人であった父は故郷のことをあまり語らず、ジパング料理はほとんど知らなかった。だが、ジパングの米の飯は何にでも合う!と思って既存の西洋料理と合わせて出していたが、日本人の貴大にとってその料理は我慢できるものではなく、一週間に渡って調教……もとい、ジャパナイズされた。
○カオル=ロックヤード(17歳)
アカツキの娘。幸いなことにお母さん似。160cmほどの身長で、髪は赤がメッシュとしてはいった黒髪。「まんぷく亭」で、両親と共に働いている。
看板娘であり、給仕の仕事が好きだが、貴大の料理を食べてからは料理の面白さにも目覚めた。現在、アカツキに料理を教えてもらっている。
厨房に乱入した貴大のことを最初は不審者や頭のおかしい人だと思っていたが、半年も顔を合わせているうちに、気が置けないくらいに親しくなっていった。
他にも、いただいたイラストは作者ページの活動報告や、「みてみん」にて紹介させていただいています。
是非、チェックしてみてください。
http://5235.mitemin.net