ゲイリー・ベイン編登場人物
ガハハ! 見てみい、クソまみれじゃ!
ゲイリー・ベイン編 主要登場人物
〇ゲイリー・ベイン(20歳)
呪われた《聖戦士》。
クソがつくほど真面目な性格で、誰よりも《聖戦士》らしい《聖戦士》。
悪神にかけられた呪いに苦しめられながらも、仇を追い、その眷属の討伐にも力を入れていた。
愚直に《聖戦士》であり続けた彼は、最終決戦において伝説の《神聖戦士》に覚醒したのだが――。
結果はご存知の通り。勇者が美味しいところをみんな持って行ってしまった。本当は「ゲイリーの呼びかけによってケツが《聖戦士》の道に戻り、ナンの涙が更なる奇跡を呼び、三人で悪神を討伐する」的な展開になるはずだったのに。あわれゲイリー、合掌。
名前の由来は古代エルフ語で「まことの解放者」。ゲイリーが「真の、まことの」、ベインが「解放者」をそれぞれ意味する。他に意味はないよ。いいね?
何がとは言わないが、ゆるい。水のようだ。
〇ケツ・ベイン(17歳)
ゲイリーの弟にして、一族の裏切り者。
力を求め、人間に絶望し、遂には悪神の眷属となった。
誰よりも強く悪神の力に適合したおかげで、知性を失うことなく眷属としての力を使えている。しかしその髪と瞳の色は、まるで血を垂らしたかのように真っ赤になってしまった。
本当は優しく賢い子で、だからこそ一族のためを思い、ベインの者をみな眷属にしてしまおうと考えていた。力さえ、力さえあれば、ベインは不当に扱われることもない……! ブッチッパ!
名前の由来は古代エルフ語で「優れた解放者」。ケツが「英傑のケツ」、ベインが「解放者」をそれぞれ意味する。他に意味はないよ。いいね?
何がとは言わないが、赤い。血まみれだ。
〇ナン・ベイン(17歳)
ベイン一族の《巫女》。
聖なる力を補助、破邪、癒しに使える女の子。
その力は聖人にも匹敵するが、代わりに病弱で体力がなく、呪いの影響もあってか十全に使うことはできない。それを本人は心苦しく思っており、また、情けなくも思っている。
ゲイリーとは婚約者の仲で、近々、結婚することが決まっていた。立場によって決まった結婚だが、ナン自身はゲイリーを慕っており、ゲイリーもまた、ナンのことを大事に想っていた。
しかし、ナンには誰にも言えない秘密があって――。
名前の由来は古代エルフ語で「儚き解放者」。ナンが「儚い」、ベインが「解放者」をそれぞれ意味する。他に意味はないよ。いいね?
何がとは言わないが、柔らかい。マシュマロのようだ。
〇悪神
状態異常【猛毒】を司る悪神。
本当の神ではなく、ただのユニークモンスターではあるのだが、その特殊性、強大な力から、いつしか神と呼ばれるようになっていた。
本体は大蛇の姿をしており、その眷属はどこかしらに蛇の特徴を備えるようになる。とぐろを巻くのが大好きで、やたらめったらとぐろを巻いては他の悪神を辟易させている。
【憤怒】を司るカーリーとはご近所さんで、【風化】を司るフェルフィスとは好敵手の仲。M.C? あいつは調子に乗ってたから苦手だったな……。
〇ベイン一族
悪神に目をつけられて、呪いをかけられた悲しき一族。
長のダイは「偉大な」、その弟ショウは「繊細な」、フンは「ありのまま」、ハイは「飛び出す」、シュクは「宿る」をそれぞれ意味する。
ちなみにダイが最後まで動かなかったのは、少しでも動けば(呪いが)漏れるから。
念願かなって呪いが解かれ、本当に良かったですね。
〇聖ロガン(72歳)
聖都在住の聖人。
解毒、鎮痛の専門家で、彼の世話になった者も多い。
ラッパの紋章がトレードマークで、それを指してラッパのマークの(削除されました)
〇勇者アストレア(20歳)
みんな大好き勇者様。
万事解決のバランサー、何でもズバズバ片づけちゃいます。
だからってお前、悪神を一刀両断とか……もう少し現地の人への配慮がだな。
〇佐山貴大(21歳)
申し訳程度のフリーライフ要素。
何だかんだで勇者に連れ回されるようになった。
ヒィ~! 勘弁してくれでヤンス~!
下ネタはこれきりにしましょうね(賢者モード)。
次回、三つ巴編。お楽しみに!




