ユミエル編登場人物
ユミエル編 主要登場人物紹介
○佐山貴大(21歳)
家庭をないがしろにする駄目亭主――もとい、事件の予感に動き回っている青年。
未だ姿を見せない(?)悪神に嫌な予感を覚え、いつでも即応出来るようにルートゥーやメリッサと打ち合わせをしていた。ただ、ここ半年ほど忙しくしていたため、なかなかユミエルとの時間が取れなかった。
そのことを思い返すことで、家庭はユミエルに任せっぱなしだなと思い至り、肩代わりすることにしたのだが――結果はご覧の通りであった。
○ユミエル(15歳)
亭主は元気で留守がいい、とご近所さんは言うけれど、放っておかれて少しだけ寂しかった妖精種の少女。
妖精三姉妹から促されたこともあり、たまには積極的に貴大と交流を持とうとしたのだが――無言で迫るのはコミュニケーションとは言えませんよ! ユミエルさん!
貴大もそうだが、まだまだ未熟なユミエルであった。
○妖精三姉妹
以前、妖精王に「ヤバい。その国、きな臭い」と忠告されていたものの、まあ大丈夫でしょ! と能天気に遊んでいた妖精たち。
妖精という特殊な立場から、あまり人の世界に関与することを禁じられているが、やはり「そんなの知ったことかー!」とユミエルに助言を送った。ただ、その後、妖精王からのおしおきに怯え、こそこそ逃げ回っていたとか。
○ヴィタメール・ウォルナット(44歳)
中級区の住宅街で喫茶〈ノワゼット〉を営んでいる男性。
貴大とユミエル、混沌龍に人工聖女、果ては隣国の王女まで常連となっており、見る人が見れば〈ノワゼット〉は火薬庫のようにも見える。ただ、それを知ってか知らずか、ヴィタメールはいつも穏やかに微笑んでいる。
○エルゥ
もはや日常風景の一部と化したエルフ変異体。
王立図書館の地下は冷えるからって、フリーライフの炬燵を巣にするのは止めてください!
これにてヒロイン編は終了。
次からとうとう、最終章(前・後)が始まります。名残惜しい気もしますが、どうぞ最後までお楽しみくださいm(_ _)m




