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ホゥリーグラウンド  作者: 白狐
2/2

2.これでも王子ですっ!!

~前回は~


フォレスタ王国の王子、ソウラの挑発に易々とのった執事ルーシャ。

そのルーシャの一撃を止めた人物とは……

ちょうどソウラと男――ルーシャの間に入り込み、ルーシャの腕を掴んでいる男がいた。その男は、己の言葉でルーシャの殺気が治まったのを確認してから、静かに手を放す。

「まぁ、ルーシャもいけねぇが……こいつがこうなる可能性のある言葉を言った、坊ちゃんもいけねぇな」

「サルマ、説教するとまたソウラが町へストレス発散に行ってしまいますよ」

急にこの部屋の扉の方から、女の声がした。ソウラとルーシャ、それとサルマがその方向へ目を向けると、そこに居たのはきらびやかなドレスを身に纏った、いかにも姫か王女らしき女がいた。

「ハハ、嬢ちゃんのいうとおりだ。これでまたケガ人増やされちゃぁ、俺の所為になっちまうなぁこりゃ……」

女の言葉に笑いながら、ゆっくりと己の立ち位置を女の後ろへと移すサルマ。ソウラは女に言い返そうと口を開く。

「俺はそいつが助けなくても、自分で攻撃ぐらい避けられたっつーの。手出しさせんなよ、姉貴」

「ソウラ様……ソウノ様は王位第一継承者。王になられる方ですよ。口の利き方に注意して下さい」

ソウラの喋り方に顔を顰めながら、ルーシャは指摘する。が……

「別にいいんじゃね? 俺等、姉弟だし……」

軽いソウラの言葉に、ルーシャは大きなため息を漏らす。

「えぇっとですね……それならまず、王子らしい服を着ることから始めましょうか?」

ルーシャの言うとおり、現在ソウラは町民とほぼ変わらないような、粗末な服を身に付けていて、今いる豪華な部屋はソウラのものだというのに、当の本人が一番浮いていた。

「んぁ? いいんだよ、俺はこれで。だいたい、あの服は動きにくすぎるんだよ!!!」

「ソウラ、あまり反抗すると、ルーシャさんがお困りになってしまいますよ」

ソウノはいつの間にか、ソウラに一番近い椅子に座り、その後ろではサルマが一生懸命笑いを堪えていた。

「笑うなっ!!」

「笑わないでください」

ソウラとルーシャ、2人の言葉が重なった時に、サルマは堪え切れずに吹き出した。

「いやいや……すまん、何だかんだ言って、結局仲が良いなぁと思っちまって…………面白すぎるわ、お前達」

そうして、豪快に笑い出すサルマ。本人達は、どうしてサルマが笑っているのか不思議だったが、別に泣いてるわけじゃないので放っておくことにした。

「あ、そうそう。私はソウラに伝えることがあって来たんです。」

ソウノの言葉に、頭の中にハテナマークを浮かべるソウラ。

「俺に伝える事……まさかっ! 説教か!? うわぁ……ルーシャは全然恐くねぇけど、姉貴の説教は笑いながらだから、何考えてるかわかんねぇ!! それが怖い!!」

さらりとルーシャの悪口を言ってから、顔を顰めるソウラ。そんな弟にソウノは、優しく微笑みながら言う。

「明日の朝早く、お父様が帰ってくるそうです」

そして、その言葉に一番反応したのは、ソウノが言った相手ではなく、その者に仕えている執事だった。

「王が帰ってくるのですか!?!? 実に1ヶ月ぶりですね。そういえば……王は何処に行っているのですか?」

ルーシャの言葉はいつも、最低限の感情しか出さない。だが、王に関しては違う。もしも、王が仮に『ソウラを殺せ』と言ったとしたら、躊躇うかもしれないが、やっぱり殺すだろう。……まぁ、それぐらい敬っているという意味だ。別に深い意味はない。

「あぁ……なんかよ、ほかの国の御高い連中とお茶会だと」

サルマの言葉に、へぇ~と頷くルーシャ。だが、その息子はルーシャとは全く別の感情を抱いていた。

“あ、あの変態が帰って来たぁ!!!!!”

本当は口に出して言いたかったが、言った瞬間にルーシャに殺されることが安易に予想できたので、次の日の朝までソウラが口を開くことはなかった。

……なんだか…………変だ!


俺が考えてたのと全然違う展開にぃぃぃぃいいい!!!!

まぁ、いいかw(って言ったら……これを見てくれた方に失礼ですね

CM、今回もヤルゼっ!!!


『次回はっ!! お姉様に続きお父様登場!! お茶会から帰ってきた父から聞かされる事件とは? そして、ソウラが父を変態と言う理由とは?? 次回、【偉大なる王様登場!?(仮)】お楽しみに~』


……はい、すいません、調子のりました。マジでスライディング土下座しますっ!!

すいませんでしたぁぁぁぁああああ!!! CM書いても、自己満足だし、俺以外見る奴なんかいねぇっつーの!!!


と、自分自身を責めながら……またいつかお会いしましょう☆ミ

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