表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
テン★漢♡娘  作者: 風月七泉


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

68/101

66話:二人のセンス




 今回はちょっと趣向を変えて、録画したモノを投稿する形で配信する事になる。


 カミと僕の視点別に動画をアップ、もう一つは母さん……アズキというペンネームの方で作ったキャラと父さんが動かす運営キャラがカメラマンという事で、僕達二人を高い場所から写した感じで撮影した動画を同時に投稿する事になる。


 日常の会話をしつつも、載せられる部分だけをしっかりと選んで編集したものになる。

 忙しい人に向けての長時間配信を編集したモノに仕上げている。

 未公開シーンみたいな感じで、今回はその辺をリスナーさん達と見ながら、楽しむのだ。


 だから、お互いに作りたいモノを決めて、それに向かって素材集めや建築といった事を個々に進めていたのでカミが何をしていたかは、あんまり知らない。同様に向こうも僕が何をしていたかは知らないから、ちょっと新鮮な感じで見れる。


「さて今日も始まりましたゲームライフ。ちょこちょことプレイしていたので気付いている人も居ると思いますが、ブロックラフトで皆さんが知らない間に建物が出来ていたりしてたと思います。今回は裏作業や黙々と僕等が建築をしながら雑談してた感じのモノを録画していたので、それを投稿する動画を皆さんと一緒に見たいと思います」


 ちなみに……今日はカミの気分で女の子にされている。


 この解説っぽい喋り方は、母さんのご氏名があったため、カンペも用意してあったりする。無駄に凝った始まり方をしているけど、このCMみたいなのって父さんが作ったんだろうか、今後も使えそうなレベルの代物なんだけど、物凄く僕等で遊んでるな……父さん。


 カミの方も似た感じで、かなり凝ったモノを流している。


「おぉ~、凄いのう。母上殿が協力して作ったのじゃろう?」

「えぇそうよ。自慢の作品です。やっぱり娘たちには活躍して欲しいからね」



 ==あれ⁉ 今日はアズキさんも居るのか!

 ==おお~、親子共演ですな

 ==可愛い絵だね

 ==お姉様のシーンは神秘的なモノが多いですね。

 ==さすがはアズキ様です

 ==我等の気持ちが分かってらっしゃる



「そうかな、僕の願いは全くかなって無いんだよね。見てよ、ねぇ……なんで男の僕はこんなに弄られてる感じの可愛らしいの多いのさ。しかも女装している立ち絵までちゃんとあるし、そっちはちょっと格好良く描かれてるのはおかしくないかな?」



 ==大丈夫、オレ等の中では解釈一致だからさ

 =うんうん、アズキさんに一票だね



「僕の解釈は違うんですけどね。っていうかさ、皆はいったい僕をどんな目で見てるの⁉」



 ==……まさにこんな感じだな

 ==何言ってるんだか、目の前に映っているじゃないか

 ==しっかりとアズキ様により表現されてますが、なにか?



「よし、今度の機会に兄妹達と対戦できるゲームでボコボコにしてあげるから覚悟しててよね。僕の格好良い所を見せてあげるんだから」


「その時には、男の娘でやってもらおうかな」

「いや、あえて女の姿でも良い気がするがのう」


「あらダメよ、最近は全然使ってくれてないんだもん。そこでは男の娘でやってくれないと。ちゃ~んとリアルでも可愛い衣装を着せてあげるからね」


「それは、ちょっと見てみたいのう……この前かったメイド服も捨てがたいぞ」

「え~お母さん的には、制服とか戦闘衣装でやってほしいかな」


 駄目だ、この会話を垂れ流していると、変な方向へと発展して僕が大変な目に合う。


「はいは~い。この話はお終いです。皆で一緒に動画を見るんでしょう」


 僕が急に大声を出して二人の会話をぶった切ったので、もうちょっと続けたかったという批難の目で二人が見てくる。


「初めて見る挿入画像で盛り上がるのは分かるけどね、メインは別だから」

「しょうがないのう、この話は後でやるとしよう。社長も交えてのう」


 口角が上がったカミが、僕に勝ち誇った笑みを浮かべて見てくる。


 瞬きが多くなって、ちょっと画面のコメント欄と僕の画面の方をキョロキョロと見てしまう。まさか、ハル社長が居たのかと探してみるも、僕の方では確認がでいなかった。


「ふふ~ん、何を探しているかは想像に容易いがのう。残念ながら社長が現れたのは我の方のコメント枠なので、悠月の方では確認出来ぬぞ」


「ちょっ⁉ 社長さん⁉ 何をコメントしたんですか⁉ と言うか、そういうのはチャコの方で僕等に発言してっくれるべきことでは⁉」



 ==俺らは見てたから、知ってるけどな

 ==残念ながら、秘密である



「なんで目の前で秘密の会議が始まってるのさ⁉ おかしいでしょう。ダメですよ、終了です、変な事を言わないで下さいよ⁉」


「分かっておる、ちゃんと我が作った建築などの説明をするから大丈夫じゃぞ」


「そうね~、色々とあったのよ。素材集めにもドラマがあったわね」


「急な方向転換は止めてくれないかな⁉ 真面目になるタイミングがおかしいでしょう」



 ==今日も悠月ちゃんが振り回されてるな

 ==まぁ、ツッコミが悠月ちゃんしか居ないからな……アズキ様もボケ担当だし



 漫才をやっているつもりはないんですけどね。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ