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テン★漢♡娘  作者: 風月七泉


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39話【配信】:寝起きと添い寝のイラスト問題




「母さん、この見て来たかのような絵はいったいなにさね」


 サムネイル画像に映し出されたのは、何故か今日の朝に僕とカミが寝ていた光景そのものだった。絶対に僕等が起きる前に写真を撮ったであろう一枚絵がしっかりと完成している事にも驚きだけど、力作と言えるくらいには作り込みが凄い。



 ==もう自己紹介の挨拶が無いのがデフォになりつつあるな。

 ==そう言えば、自己紹介ってまともにやったのしょかいだけじゃね

 ==だね、それ以降は基本的に悠月ちゃんのジト目から始まりツッコミスタートよ



「はい、そこの皆様。僕は悪くないですよね? なんで毎回こんなスタートを切らないといけないのか甚だ不思議ですけれど、僕だって普通に始めたいんですよ」


 カミはワザと明後日の方向を向いて、僕の話を聞き流しているようだ。

 コイツにも言っておきたい事がある。未だに僕を男に戻してくれていない。


「カミ? 君は何時になったら僕を元の姿に戻してくれるんですかね?」

「まだ良いではないか。今日は気持ち良く起きれたのだ」


 画面の中のカミが少しだけ頬を赤らめて両手を頬に添える。


 何時の間にそんな事が出来るようになっている、無駄なギミックを追加してくれているモノだと父さん達を睨むも、彼等は自分達の作ったモノを満足そうに見ている。


「そうやって頬を染めながら言わないで下さいね。余計なが誤解が生まれますから」


「お主にも色々と追加されておるのだろう、良いではないか。使えるモノは色々と使って遊べと母上殿達も言うておったぞ」


「悪影響ですね。カミの面倒は僕が見るので母さん達には近付かない様に言っておかないとダメですかね。今度は彼等の苦手な料理を並べた御馳走にします」


 睨んでも効かないなら、一番に彼等がダメージを負いそうなモノを引き合いに出すしかないようだったので、今週はどれか一品は絶対に苦手なモノを中心とした料理を作ろう。


 僕がほくそ笑みながら、もう一度だけ画面外に居る両親たちを見る。

 必死に頭を下げて謝っているが、もう既に言ってしまった後なので遅いんですよね。


「えげつないのう」


「何を他人事の様な事を言ってるんですかね。その中には勿論ですが、カミさん。貴方も混じっているんですよ。明日のお昼ご飯はピーマンの肉詰めですかね」


 今日の夕食は両親共の苦手なモノを作ってやる予定なので、カミには無害だ。

 だから、明日に回してあげるよ。


「なっ⁉ ちょ、ちょっと待つのじゃ。それは卑怯と言うものだぞ」


「それなら早く元に戻してよね。ひらっひらのスカートとかって慣れないだから。僕はもっと楽な格好で過ごしたい。良いじゃん半袖にズボンでさ」


「お主は本当に勿体無いのう。それほどの容姿を活かさぬというのはどうなのだ?」


「良いじゃんか、別に外で何かをする訳でもないし、家でゲームをするだけなんだからさ、もっと気楽な格好でプレイしてる方が集中できるよ」


「ほんに変な所だけ大雑把だのう。掃除だの料理なんかは凝ったモノを作ったり、細かな所まで掃除したりとするのに、己の格好には無トンちゃうときている」


 なんか周りから思いっきりワザとらしい、大きなため息を付かれた。



 ==かなりゆったりした服に、丸まって寝るのが悠月ちゃんの寝方なのかな

 ==でもカミ様に抱き枕にされてるからじゃあないか? 絵の感じからすると

 ==優しく抱いてるのも良い味を出してるよな

 ==というより、勝手に撮ったってアンズさんも一緒に居たんかね

 ==アンズさんならやりそうだよな。資料の為とか言って二人の場所に突貫しそう



 コメントを見ると、良く母さんの性格を把握している人が多く居る様だ。


『こんなネタの宝庫があって突撃しない訳がない』


 母さん、そこはノリノリでリスナーさん達に寄り添わなくて良いんですけどね。


 速攻で出て来た母さんのコメントを見てしまった為に、一瞬でジト目になって流れていく母さんのコメントを見送っていった。



 ==アンズさんのコメントを見つける早さよw

 ==あのジト目で見られてみたいね



「お兄ちゃんか弟君か知らんがね、変態なのかな君達は?」



 ==え、それはご褒美?

 ==はい、そうですね

 ==イエス(サムズアップ)



「何と言うか、悠月の方には変な者達が集まるのではないかのう」

「さも自分のチャンネルは常識人ばっかりだと言いたげだね?」

「いや、我の所にはそんな感じの変態さん達はおらんでな」

「……もう良いもん、早くこの前の続きをやるよ」


 確かに、カミ専用チャンネルが出来たので、あっちにも色々な人が集まっているようだけれど、僕の所とは違った感じの人達が集まっているようだった。


 カミ専用チャンネルは主に、僕をどっちにするかの派閥が出来つつある、変なチャンネルになりつつある。なんか知らないけれど、三竦みの睨み合いが起きているらしい。


 その説明でもしてやろうかと思っていると、社長さんからチャコットに連絡網が飛んで来た。内容は、メンバーが絞られつつある事と、キャラシルエットの公開だそうだ。


「雑談が長すぎて忘れていたが、そろそろ新しい子達が決まりそうという情報が入っておるぞ。この放送の後にしるえっと? だけであるが、発表するので、最後まで見てくれると嬉しく思う」


「今回、選ばれなかったとしても、随時、募集をするとの事も書かれてますね」


 まぁ、ゲーム主体な僕等とは、違う人達を集める事もあるのだろう。


「はぁ、今回は普通にプレイさせてよね」

「何時も暴走するのは悠月ではないか?」

「カミが意地悪なプレイングをしなければ、変な醜態を晒さずに済んだんだよ」

「我のせいか⁉」

「他に誰が居るの?」

「酷いのう……なら今回はピッタリと悠月にくっ付いていくかのう」

「連係必殺技にハマっただけでしょう」

「アレはカッコ良かったのだ。また見たい」

「はいはい、しっかり付いて来てよね」


 ==何だかんだ面倒見は良いよね

 ==ツンデレだな

 ==はぁはぁ、てぇてぇなぁ~


 えぇい今はコメントなんぞ無視だ。

 拾ったら拾ったで、変な空気になりそうで怖いよ……この人達。


「どうしたのだ? 涙目になって?」

「気にしないで、気にしちゃダメなんだよ」






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