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テン★漢♡娘  作者: 風月七泉


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32話【閑話】:先輩ライバー達の視線





「ミスナ~、新人ちゃんだよ。それもショタっ子。TS姿はお姉様だったよ」

「知ってます。もう既に登録済みですしね」


「可愛いこだね~。先輩達が真っ先にちょっかいを掛けに行ってたみたいだけど、簡単にいなしてたから、かなりのやり手だよ。流石は春っちが見つけた子だけあるよね」


「そもそも、母が神絵師のアンズ様ですよ。そんじょそこらの雑魚とは違います」

「私達はどうする? あの声は魅力的なんだよね、歌唱力が分からないけど」


「ミスナの求めるレベルは高すぎるから、当てにならないですがね。声に関して言えば、私も一緒に歌ってみたい声質だとは思っていますよ」


「そりゃあ聞くまでもなかったか、最初に惚れ込んで速攻で登録してるくらいだもんね」


 まるで私のPCの中身を見ているかの様に言うキャリには、時々驚かされる。


 まぁ長い付き合いだけあって、その辺の事は言わなくても想像出来てしまう程度には、同期として一緒にデビューした仲間だって事だろう。


「もうすぐ配信予定なのが残念ですね」


「そんなにリアルタイムで見てたいのね、気持ちは解らなくも無いけどさ、手前どもリッスンは自分らを待ってくれてるんだから、ちゃんとやりましょうね~」


「わかっている。はぁ、この気持ちを歌うなら、今日はバラード中心で歌おうかな」

「入れ込みようが凄いんだ~。嫉妬しちゃうぞ~」


「良く言うわね。私よりも先に悠月ちゃんに熱を上げてたのは貴女でしょう? 可愛らしい男の子が大好きだものね。まさか、貴女の好みの子が春さん所からデビューしてくるとは、思いもしなかったけどね」


 なんて自分の口から言っているけど、春さんもミスナと似た趣味の持ち主だって知っていた私からしたら、こういう子が出てくるんじゃあないかとは思っていたけどね。


 まさか、私の理想とする声の持ち主でもあるとは、思わなかったな。


 普通に聞いた感じだとあの女性バージョンの声も、いま出している声だってボイスチェンジャーで弄っていないモノだと思う。


 素で声を出して、あの両方を音域を出せているのだとすれば、これほどの逸材なんてそうは居ないだろう。音痴かどうかは実際に歌って貰わないと分からない。


 何かがきっかけで、鼻歌でも良いから聞ければ良いのに。


 学園に居る後輩君みたく、歌が上手くって私好みの声をした子だったら絶対に囲ってみせるのに、紬君は私の思惑には全く乗ってこないし、のらりくらりと逃げちゃうんだもん。ああいうことをされると、どうしても捕まえてみたくなっちゃうだよね。


 初めて、私の思い通りにならない子が学園に居て、理想の声質をした後輩の悠月ちゃんが現れてくれた事に、もう神様に感謝しかないわね。


「こ~ら、配信に集中して~」

「そいうい貴女も、早く悠月ちゃんの配信を切りなさいよね」


 さて、破天荒な先輩達に目を付けられているみたいだけど、大丈夫かしらね。


『皆さんお待たせ~、【カラフルフラッグ】のお時間で~ス』

「今日も一日、盛り上げていくので、よろしくお願いいたします」



   ♦♢♦♢



「ヤバいな、めっちゃ好みのお姉様なんだけど」


「お前が狩らんでいっても、ファイアーウォールの壁でただただ燃やされるだけだから、絶対に止めといた方が良いぞ。ただでさえカブトは燃やされやすいんだからな」


「あははは、言えてるね。しかも、相手は男女共に人気が高くなってるみたいだからね。本当に中身が男だったとしても、火傷じゃあ済まないと思うよ」


「初めに先輩達が絡みに行ってたのを見たけどさ、あの人達をあしらってたんだから、グドルなんかじゃあ相手にもされないんじゃないか?」


 グサッと俺の心に軽く刃を突き付けてくれるじゃあねぇか。


「あはは、グドル君が痛そうに胸を抑えてるよ」

「カル、お前はそれ以上笑えば腹パン一回な」


 そう言って一番高笑いをしていたカルの声がピタッと止んだ。


「というかだな、儂等だってまだ絡みには行けないんだぞ。一応は先輩だけどな」

「春さんも早く垣根を取っ払ってコラボさせてくれないかな~」


「少しだけ確認してみたがな、半年は無理そうだぞ。俺達が手伝えばワンチャンくらいはあるだろうけどな。今は選抜で猫の手も借りたいって言ってたからな」


「流石は隊長だぜ。そういう事なら早く行ってくれよ。雑務なんて俺達がこなしてやる」

「勝手に人数に入れられてるんだが?」

「というかさ~、男だって言ってたけど、それは良いの?」

「それはそれで、燃えるだろう」

「アカン、こいつの目は完璧に狂ってやがる」

「血走ってるね~、もう可愛ければ何でもよくなってない?」


「いいや、俺様の好みドストライクだったら男の子だろうが、女の子だろうが関係ねぇ。俺様の愛の前では、どんな事も些細な問題でしかない」


「隊長~、このままだと二又の猫が発狂するエサをカブトが提供しそうです」


「遅すぎたんだよ。あれはもう芯まで腐敗してしまったヤツの末路だ。まぁ変に童貞を拗らせるとああなるのかもしれないな」


「もうすぐ、魔法使いになれるもんな~カブト」

「言うな⁉ だ~れ~だ、いま俺様の年齢を言った奴は?」






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