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テン★漢♡娘  作者: 風月七泉


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30話:お引越し計画②




 まだ初回、ただ古典的なゲームで負け続けただけだ。


「そんな自分の動画を見返しても、こればかりは攻略のヒントも無い気がするがのう」

「五月蠅い、良いんだよ次は勝てる様になるかもしれないだろう」

「涙目で訴えられても、我とは関係ない者達にも負けておったではないか」

「見事な負けっぷりだったわね」

「自らの姿を消してまで戦って負けてたもんな~、アレは笑った」


 姿を画面から消して挑んだのに、逆に全て最下位になってしまった。その後も何戦か繰り返してみたけれど、全て負けた。


 結局、トランプでカミに勝てたのは真剣衰弱とかスピードくらいでしか勝てなかった。


「それにしても、流石に我が家でやるにはちょっと問題ね。声を抑えないと私の方にも二人の声が入りそうで怖いもの、カミちゃんも居る事だしね」


「ふむ、ならば我が山に来れば良いのではないか? 半分はもう他の者が所有しておるが我の神社が残っている方の山ならば十分な広さが確保できるぞ」


 それって前に社長さんが言ってた場所のすぐ裏辺りになるんじゃないかな。

 会社も近くに出来るとなると、かなり良い感じの場所だ。


「でもカミちゃんは良いの?」


「我の神社の事もあるしのう、近くに住んでもらった方が都合が良い。紬と共に神社を復興するのだからな。そのくらいは問題なかろう」


「とりあえずの場所が決まったなら話は早いわね」

「そうだね、先ずはカミちゃんが許可してくれた場所が確保できるか聞きに行ってみるよ」


 あの場所なら大声とか出しても問題なさそうだし、新しい家を建てるのなら配信部屋も作るんだろうな。それなら思いっきりゲームもプレイ出来そうだ。


「あの場所なら別に学校も買える必要もないもんね」

「という事で、満場一致でお引越し決定ね」


 そうなると、荷造りとかしなくちゃいけなくなるけど……定期的な配信とか大丈夫かな。

 僕の考えを見透かしたように父さんが僕の部屋を指差している。


「簡単な配信なら二人の部屋で出来るようにしておいたから問題ないよ」

「何時の間に準備してたんだよ父さん」

「お昼時だったと思うぞ、紬が昼食に気を取られている間にこそっと忍び込んでいたぞ」


 どうやら気付いていなかったのは僕だけらしい。


「母さんが、僕の好物をお昼ご飯にしようって言いだしたのって、この為だったの?」

「大正解、基本的に自分の部屋を弄られるのって紬ちゃん嫌いじゃない」

「理由があっての模様替えなら別にそこまで嫌がらないよ」

「安心しろって、触ってほしくない場所は弄ってないからさ」

「ん? そんな場所は別に無いけど?」


 父さんの言っている事が良く解らずに、僕は少しだけ首を傾げる。


「我が息子が枯れているぞ杏ちゃん⁉」


「枯れてるって言うか、知らな過ぎてこうなってるだけだから仕方ないわよ。だって刺激の強いモノを見せるとすぐにオーバーヒートして目を回しちゃうんだもの」


「初心なのじゃな、それはそれで面白そうな要素ではあるがな。しかし、倒れられてしもうては弄り辛いのう。今時の子はコレが普通なのか?」


「いや、絶対に家の紬が初心すぎるんだと思うぞ」


 なんか皆に散々な言われようなんだけど、反論しようにも母さんの言った通りなので何も言えない。興味がない訳じゃあ無いんだけど、僕には刺激が強すぎると思うんだよね。


 女子の友達は多く居るけど、皆は何故か僕を守る様にそういう話から遠ざけのだ。


 男子も似たような感じで僕を守ろうとしてくる人が増えた気がする。主に学園祭のオトメ選手権なるモノに出場させられてから、一気に人数が多くなったんだと思う。


「そう言えば母さん、メンバーはどうなの? 新しい子は決まりそう?」

「それは我も気になるのう」


 募集してからまだ数日だけど、ちょっとした話を聞いたりSNSで見る情報だと、結構な人数が応募している。そろそろ、目ぼしい人くらいは居ても良いはずだ。


「う~ん、あんまり情報はだせないのよね~。幾ら同期になる二人でもね。だから楽しみに待ってなさいな、相性の良い子達を選んでみせるから」


 母さんはそう言ってウインクしてくるだけで、それ以上は喋ってくれそうにない。


「ぬぅ、確かにそう言われては、楽しみに待つしかないのう」

「応募人数も凄そうだもんね。まだそこまで手は回ってないのかな」


 僕等の配信だけでも、常に何千と見てくれているって事は、少なくともその半分は応募してくれている人かもしれない。


 まだ二回くらいしか配信していないのに、もう五百人も登録してくれている。

 日に日に増えている所を見ると、動画を見てくれてから登録をしている人も多い。


「父さん、次にあげるのってプレイしている動画で良いの?」


「ライブ配信だとどうしても長時間だろう。だから別に編集した動画を上げてるんだ。約三十分くらいヤツな。そっちならある程度なら好きなゲームも出来ると思うぞ」


 ライブ配信だと色々とあるから、社長さんの許可が取れたゲームしか出来ないんだよね。


 プレイ動画を上げるなら、もっと色々なゲームも楽しめそうだけど……その辺はカミとやりたいゲームの相談が先かもしれない。






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