表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
テン★漢♡娘  作者: 風月七泉


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/101

29話:配信と僕の勝負運




「コレは御使い達とちょっと違う色のこめんとが流れてきたぞ? 誰ぞ?」

「あ~……うん。無視しようか」


《ちょっと~! 新人ちゃんが冷たい反応ですよ⁉》

《これはアレだね。何時か会った時にイジメて欲しいって事なのかな。VRのホラゲーをやらせて上げたくなっちゃうね》


「絶対にやりません。ちなみにですが、分からない人も居るかと思うの説明すると、本社側の大先輩達です。僕等とは余り関わり合いの無い縁遠い御方なので。皆さま無視していきましょうね。とにかく今はカミと遊ぶことが最優先なのでね」



 ==ちゃんと説明偉いね

 ==大先輩を無視っていってるが?

 ==良いのか後輩ちゃん

 ==ホラゲーの件をサラッとながしてるけどさ、ホラー系は苦手なのかね?



 チラッと父さんの方を見ると、一生懸命にサインボードに何かを書き込んでいる。


【本社側の先輩達とは、まだコラボの許可等は無しだとハルは言っていた】

 なるほど、という事はだ。この先輩方は個人の意思で僕達の配信に殴り込みに来たという感じなんだろう。それじゃあ本当に無視でも問題なさそうだね。


「少し確認してみたとこですね~。先輩方との絡みについては今の所は駄目ではないんですかね~。手順を正しく踏んでから絡んできてくださいね~」


「悠月よ、お主のそのジト目で適当にあしらう感じ、流石であるのう。普通はもっと緊張とか敬意を払ってとか、考えんのか?」


 もう既に神だか邪神という存在に対して、敬意を払う事を止めた僕に何を怖がれというのかね。まぁ、実際には僕の心臓は破裂でもするんじゃないかって程にバクバクです。


 かと言って、父さんから渡された資料によるとだ、この先輩方には弱気に出るなと書かれていた。後々に振り回されない様にと警告の意味も込めてと注意書きがあったので、芝居でもなんでも、とにかく強気に出ないと僕等の配信が乗っ取られる可能性もあるらしい。


《むぅ、今回の新人ちゃんは手強い子みたいですね》

《仕方ない、今回は早めに撤退するよソフィ》

《悔しいですね風先輩。次こそは必ず我らがエクソシスターズに引っ張り込むです》


 流石は先輩と言うのだろうか。ちゃっかり自分達の活動グループを宣伝していったよ。

 普通やるかね、新人配信で……そういう事をヤル人達だから要注意人物なんだろうな。


「ほらね悪い子はあっちだからさ、別に良いんだよ。その証拠に逃げていったでしょう」



 ==さすがはお姉さんですね。悪い子を撃退してるよ

 ==草が沢山生えてますよ姐さん



「う、うむ。と言うか悠月、お主はこういう時の方が妙に圧があるのう。普段は怒っても可愛らしい姿でしかないというに、よう分からん奴だのう」


 カミの余計な一言で更にコメントが盛り上がっていってしまう。



 ==その話を詳しく

 ==なになに、どういこと?



「知りません、答えません。さぁゲームをしましょうか」


 手早くゲームの画面を動かして、カミと前にやったトランプの遊びを選択する。


「ふむ、これならば前にやった事があるのう」


 ゲームをするにあたって、僕とカミはお互いの画面が見えない様に向かい合いの正面でモニターを其々に用意してある。これは前に父さんが別行動で買いに行ってくれたものだ。確かにこういうゲームをする場合でも、何でも二分割の画面でやるよりも効率が良い。


 ただ、知っているだろうモノを適当に選んだから二人とNPCも二人でのババ抜きだ。


「ふふん、これなら表情で読まれる事も無いもんね」

「それは……どうであろうな」



 ==と言うことは、心理戦って悠月ちゃん弱いんか?

 ==ただまぁカミちゃんの言う通り、顔は見えなくてもねぇ

 ==綺麗なフラグが建つんですかね



 リスナー達が好き勝手な事を言っているけど、何とでも言うが良いさ。

 僕の方がゲームが強いとカミのヤツに教えてやらないといけないからね。


「こっち? いや、こっちかな」


 選んだカードでは揃わなかった。


 次はNPCの順番で僕の手札から選ばれたカードで揃い、どんどんとカードが減っていく。僕の手札は一向に減らないのにな。


「こっちじゃろうな」


 元々の手札が少なめだったカミはもう三枚、次のカードが揃ったら終わってしまう。



 ==運も、ないのかね

 ==これは悲惨だな

 ==何を選んでも後手って凄いな



 選ぶカードが悉く相手を勝たせてあげる様に、僕が選んだモノを次の人が抜ければすぐに勝ちになってしまう。


「……なんで?」


「知らん、そんな目でこっちを見るでない。なんじゃこの罪悪感は」


 僕の次に引く事になったカミは、すぐに上がってしまった。


「やはり、悠月からカードを引ければあがれるのではないかのう?」

「可笑しい。もっかい、次は勝つもんね」


 なんかカミが物凄く可哀想な子を見る様な目で見てくるけど、気にしない。


「……何であろうな、こんぴゅーたーとやらは、心理戦も無いと思うぞ」

「嘘だっ! こうなったら僕を隠せばきっと勝てる」



 ==幼稚化が進んだな

 ==あれからなんかイヤってビリになったっけ?

 ==ざっと6回くらいじゃね

 ==正確には8回だ

 ==別のゲームでも負けてたからな



 その後に、僕のキャラを隠す様に戦ってみたけど、良くて2位止まりだった。


 散々な結果で終わったんで、終盤は不貞腐れながら終わった記憶しかない。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ