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テン★漢♡娘  作者: 風月七泉


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28話:配信と先輩




「これが実質一回目の配信になるんでしょうかね?」


「我に聞かれても分からん。おはよう……という時間でもないし、こんばんは? で良いのかのう。前回の自己紹介と合わせて二回目だが、かなりの人が居るようじゃな」


 配信待ちで二百人は、多い方なんじゃないかな。

 無名の新人なんだから、本来だったらもっと少ないはずだったろうしね。

 個人でやっていたら、こんなに待機していてはくれないだろう。


「そう言えば、まだ挨拶なんて考えてなかったね。自己紹介配信だって言うのに、なんか色々と脱線してたし、全然話せてない事も多いし」


「そんなため息ばかりだと幸せが逃げてくぞ?」


 誰のせいだと言いたかったが、あの時の事はカミに責任はないんだよな。主に社長と母さん達の暴走によって、脱線してた事が殆どだったしね。


 それをカミは純粋に楽しんでいただけである。



 ==まぁしゃあないね

 ==アレはどっちにも責任はない

 ==誰からも怒られないから安心して



 コメントの人達が優しい。ちょっと泣きそうになってしまうじゃないか。泣かないけど。


「そうですね、ありがとうございます」

「うむ、流石は御使い達じゃな」


 コレってどっちのリスナーになるんだろうかと、ふと思ったけど、今は気にしない方が良いのかもしれない。そういう話は雑談枠でやった方が良いだろう。


「それではですね~。えっと、基本的に僕らフラグラインの活動はゲーム配信が中心です、まぁ歌ったり踊ったりもする事も多々あるそうですけどね。概ねゲームに全力投球です。かと言ってガチ勢という訳でもないので、その辺は御考慮をお願いしますね」


「まっ、遊びに全力なのは変わらないのだぞ。上手い下手は横に置いてしまうがのう」


「これから同期で入る子達も、きっとその辺は個人個人でバラバラだと思います。そう言う所は上手く住み分けが出来れば良いと思ってます」


「基本的に我らは、御使い達と楽しく遊ぼうという感じの集まりだと思うてくれれば良い。我は色々な人と遊べることの方が大事だしのう」


「遊びの神様だからね~。自称の」


 僕を呪った事は絶対に忘れない、自分の中では神より邪神的な扱いだ。

 画面のキャラも、僕の視線を追う様にして、カミから離れた所を見る。


「自称ではなく、神だから、偉いのだからな⁉」



 ==悠月ちゃんからしたら、神と認めたくないと

 ==そりゃあ呪われて本人だからなw

 ==偉いという割には、信仰心を貰えてない神様だよね



 そんな感じでコメントの画面にも、沢山の草が生やされているようだ。


 ちなみに、草と称しているのは、(笑い)と言う意味らしい。これで年齢層がバレるなんて話もあるんだから、恐ろしい事だと思うね。


「さて今回は初回という事もあって、そんなに難しくないゲームから初めていこうと思います。ただまだ本社から皆様とのプレイは出来ないとのことなので、今回は僕とカミの二人で遊べるモノになりますね」


「なにするのだ⁉」


 神様と思えない言動を既にしているんですけどね、カミさんや、それはもう幼い子供が無邪気に絡みついてくる様なもんですから、ほら見て、父さんがすっごくほっこりして見てるから、大人しく隣に座って、コントローラーを握っていてください。



 ==姉妹なのかね

 ==一緒の場所でプレイしてるのは確かななんじゃないか?

 ==事務所でプレイしてんじゃないの?



 カミが抱き着く感じと、僕の体の揺れで画面のキャラクターも動くので、リスナーさん達も何となしにではあるけど、どういう感じの事が起きているかが想像し易いのだろう。


「はいはい、今回はこちらです」


 僕等の方にも配信中の映像が見える様になっているので、その画面を見ながら、リスナー達にもゲームの画面が出ている事を確認してから、タイトル言う。


「二人で遊べるもので簡単なゲームという事で、遊び満州というゲームですね」


 簡単に言っちゃえば、昔ながらのトランプやボードゲーム類を簡単にゲーム機で遊べる様にしてくれた作品だ。流石はパーティーゲームを昔から作っている所だと思う。



 ==はてさて、腕前は如何ほどかね

 ==やったことあるけど、ないんだよな~

 ==パーティーゲームなんか、無縁やねん

 ==おいバカ、やめろ



 なんか物凄く悲しいことを言っているコメントが多くあるんだけど、大丈夫かなこの人達。そこまで孤独を味合わなくても。


「ほうほう、とらんぷとやらは分かるが、こっち側にあるモノは殆ど知らぬぞ?」


 そう言えば、孤独な子は此処にも居たな。


 カミはそういう幾つかのコメントを見ながらチラッとこっちをみて、嬉しそうに笑っていながらも、リスナーさん達にマウントを取りに行きたいらしい。


「えっと、リスナーさん達もほら、僕等と出来るようになりますから、ね。近いうちに僕等と遊んでくれたらうれしく思います」


「ぬぅ、今は我と遊ぶ事だけ考えよ」



 ==さすがっす姐さん

 ==やっぱりお姉ちゃんかな

 ==ママってより、理想のお姉さん的な感じか?

 ==良いなそれ、ママだとアンズさんと被るしな



 なんかリスナーさん達の間で、色々な事が勝手に決まっていっているんだけど。


《流石は我等が後輩ちゃんだな》

《早く会いたいね~》


 何やら、どこかで見覚えのあるお名前の方々が急にコメント欄に現れた。






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