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題名はまだない。何せこの物語はまだ途中なんで!  作者: ちゃらまる
第8章〜魔人領編〜

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私が3年間領地から出られないつまり出禁状態だったあれやこれやそれ。(さて、不穏な魔人の国だけれども私は散策するだけである。⑤)

いつも読んでいただきありがとうございます。次回は3/4(水)投稿予定です。


少しだがこちらに時間が出来たとアドルフは付け加えつつ、密告書を読み終えると隣に居たリリスにそれを渡す。

サッと目を通したリリスは読み進めていくうちにみるみる怒りの顔になる。


「なんて事!子供達を人質する気?!しかも火口場で殺すって・・・。」

きっと自分には密告書は読ませてくれないだろうが、母の怒りの理由を知りティリエスはふむっと考えを巡らす。

おそらく向こうは何かしらの狙いで両親を呼び出し私達を拉致、そして最終的には殺す予定としている。

ここに来るまでの事を含めて考えばまぁ・・・、大方戦争する為の口実を作りたい、そんなところかとティリエスは推察する。


正直、鎖国宣言した国が戦争をけしかけるのも変な話しではあるが、外交官としての肩書きを持つグルドをこちらに殺されたと情報操作すれば戦争など簡単に起こせる。

もしかしたら生きていると分かった上で手紙を寄越したとあれば、彼らを事を誤魔化す事をせず私達がこちらに赴く形に持ってこれたのはラッキーだったのかも?


もしかしたら短期間ではあるか間一髪戦争を回避したのかもしれないという事にティリエスはやっぱり最近運がいいなと思っていると、服の裾を引っ張られたので見下ろす。

アドリウスとリドルフが見上げていたのでティリエスはしゃがみ込む。

「ねえたまはぼくとアドでまもりゅよ!」

「・・・まもる。」


母の言っていた言葉を理解してか2人が決意したようにこっちを見ている。


「それは・・・姉様もそうだわ。」

2人が危険に晒されないように守る、それだけは絶対条件として再度頭に叩き込む。

自分の腕がもがれようが引きちぎられようが絶対守るからねとまぁまぁ物騒な事を思っていると、もう1人自分と同じようにしゃがみ込んだ人物に気がつき隣を見やる。

「・・・レイ?何ですの?」

ニヤッと笑っているレイを見てティリエスはデジャヴを感じる。

こういう時の顔は何かを企んでいる顔だと理解している、理解しているからこそ・・・怪しく見えるというかしょうもない事を考えているというか・・・などと思っているとレイは私ではなく弟達を見ている事に気がつく。

はて?何だと思っているとレイが笑みを一層深める、とアドリウスとリドルフが一歩前に踏み出す。

しかも何か一大決心したようなそんな面持ちではないか。


何も言わずに見守っていると2人が口を開く。


「「どうか、ぼくたちをまもってください。レイおにいちゃま!」」

バッと頭を下げている2人を呆然と見ていたあとレイの方へ顔を向ける。


・・・ものすごくいい顔で笑っていらっしゃる。


前世いう、慈愛のような仏の笑みでレイは笑っている。

そのうち後光でも現れそうなそれにティリエスは見てはいけないものを見てしまったような恐怖感が不意に湧き上がった事に首を傾げる。


・・・おかしいな?技量で精神面同時ないやつを自分にセットしているはずなのに?

というか・・・チラリチラリ悪魔のような笑みが見えるのは私の見間違いだろうか?


微笑んでいるはずの笑みが違うものに見える錯覚にティリエスは思わず2回目を擦った。




いつも読んでいただきありがとうございます。

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