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題名はまだない。何せこの物語はまだ途中なんで!  作者: ちゃらまる
第8章〜魔人領編〜
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私が3年間領地から出られないつまり出禁状態だったあれやこれやそれ。(村人候補達から村人達へとなった彼らは私達には無いものを持っていました、それは技術です。㉝)

いつも読んでいただきありがとうございます。次回は9/17(水)投稿予定です。



ーーー最近、思うことがありますの。貴族とは民衆の声を聞き、それをどうすべきかどう国王へ伝えるべきか貴族は民の上に立つからこそ、彼ら一人一人の姿は厳格であらなくてはならない。お父様のようにそれを行える方も大勢いる中、反面貴族とは何かと忘れて同じ資格を持つのに身分が低いからっていじめる方もいらっしゃるの。おじ様、こう言う時どうすれば良いのでしょう?あの人達に私が出来ることがあれば、なんてそんな風に思ってしまうんです。



ーーーーーーーーーーーー


ーーーーー


ーーー


「でも、後になってこの裁判すごいですよね。」

以前の新聞を読み返しながらティキが呟いたのでどれの事かとティリエスも記事を覗き込む。

「あぁ、まさかティキが言ってるのはこの王のお膝元の最高裁の事?」

「はい、だってこれ要は貴族から役職持ちでも身分が低い方の賠償請求じゃないですか。普通こんな事に最高裁を持ち込むなんて出来ませんよ。」


一体誰の差金でしょうねぇとティキの意味深な視線にティリエスは気がついていないというように優雅にお茶を飲む。


私は知らないよ?私がした事はただおじ様に補佐官の件のお礼と世間話にちょっと聞いた事と、自分の思いを書いて送っただけだもんね。

そのおじ様がこの国の偉ーい王という役職で働いているってだけで、私はただ手紙を書いただけだ。


まぁお父様曰く、あいつは気弱だが馬鹿では無いらしい。

民衆の学の向上は国の発展において重要性が高い、だから近い未来民衆が彼らのように貴族と肩を並べて意見し合う未来がきっと来る。

すでにこういう報告は聞いたことがあったのだろう、だから父が公にし真っ向から賠償請求を要求した事をこれ幸いと思ったのか最高裁を開いた、というわけだ。

元々あった王宮内の問題を見せしめに裁きたかったのだろうと後でアステリアから教えてもらった。


被害者である文官達を派遣させた事によりこの裁判は必然だった。父もまた王スキル持ちで覇王であり、領民を第一に考える。

彼ら4人が契約書にサインをした時点で、父は彼らに元上司達に報復をと決めた。それはもう徹底的にだ。


学生の頃自分のスキルは賢王だと馬鹿正直に言った時には、やばい奴が次期国王かと思ったが確かに賢王だと父は納得していた。要は自分も利用されたのだと事を起こし裁判に勝利した後に気がついたわけだが、それに対して怒る事なく父はきっちり賠償金を払わせたことに大変満足していたので機嫌良く笑っていた。


賢王に覇王。

そんな2人に責め立てられた人達のことを不憫に少し思ったが自業自得である。あの後他にも余罪があったことから、上司達は降格を命じられたが職場に居づらくなったのか自主退職をして今はいない。


「他の子の話しを聞くに4人ともあっという間に書類を片付けていくみたいで、すごい働き手と聞いてます。本当、良い人材がきてくださって良かったですね。」


楽しそうに話すティキに相打ちしたら、それじゃあお嬢様は冬支度ではなくご自分の事をすれば良いですねと笑みを浮かべながら教材を見せたので、ヘラっと笑って誤魔化した。


いつも読んでいただきありがとうございます。

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