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題名はまだない。何せこの物語はまだ途中なんで!  作者: ちゃらまる
第8章〜魔人領編〜
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私が3年間領地から出られないつまり出禁状態だったあれやこれやそれ。(村人候補達から村人達へとなった彼らは私達には無いものを持っていました、それは技術です。㉕)

いつも読んでいただきありがとうございます。次回は8/27(水)投稿予定です。


落ち着いたところで2人に詳細に雇用の件で説明をした後、ソラネ夫婦はもう少し2人で話し合ってから返事をしたいと言われたので、ティリエスは承諾しもし契約で変更したいことがあれば相談も可能だとそう言って彼女達の家を後にした。


炭酸水の開発

教会のミサ

児童の教え、学校の基礎づくり


さぁてどの資料から見ようかなぁ。


「ねぇ、ティリエスちゃんって休むことを知らないの?」

帰って早々、資料を確認しているティリエスに向かってグリップはだらだらと椅子に座りながら問いかける。

資料を目に追っているティリエスは生返事しつつもグリップ言葉に、はて?と首を傾げた。


「え?休んでますよ?」

「何処が??」

グリップとティリエスが互いの言葉に意味がわからないという顔をしていると、お菓子をおいたシナウスが小さく笑う。


「お姉様はこれが休息と思っていても他にとっては仕事という認識のちがいですかね?」

「そう!それ!」

「うーん、休んでいるつもりなんだけなぁ。」

だって難民の受け入れに怪しい人間からの防衛、それが終わればもう心ゆるゆるなんだけど。

「全部私が何から何までするわけではありませんし、寧ろ思いつきで手伝っている人達の方が大変だと思いますけど?」


例えば、エリアル卿とかエリアル卿とか?


不機嫌になりながら手を動かして何かを作っている彼の姿目に浮かび、ティリエスは後で何か差し入れをしようと思っていると、「なんか納得しないなぁ」とグリップがぶつぶつ言っていると急に何かを思い出したように声を出す。

「でもさ聖歌隊ができるまでミサは何を催すわけ?流石に聖典読むだけなら俺寝るわ、立ってでも寝れる。」

「僕は逆に気になりますけどね、聖典の内容。」

「え?そうなの?なんか意外だね。」


錬金術扱っている人間は信心深い人は少ないっていうイメージを持っていたティリエスはシナウスにそう言うと、シナウスは良く意外だって言われますと言葉を返す。

「昔と今、内容は同じなのかそれとも何処か違うのかそういうのが気になるんです。」

「まさかの間違い探し感覚。」

「意外とシンシン女神に怒られそうだよね。」


率直な意見を言っていたが、ふと思い出す。


「そうだ、参考までにグリップさん、メドイト家の領地のミサはどんなことをするんです?」

「そうだねぇ、俺が覚えている限りでは肉焼いてたり孤児院で作った物売ってたり、酒も少しだけど振る舞ってもらってたかなぁ。果実酒なんだけどね、まぁまぁの物を出してくれてたな?」

「なんだか祭りみたいですね。」

「祭り・・・確かに豊穣祭の縮小版みたいな感じかな?まぁ規模違うしな、豊穣祭は数日するからさ。」

「そっか・・・あ。」

「え?どうしたの?」

何か閃いたティリエスは、その場に書くとじっと考え込んだが、すぐさま「いいかも」と1人で納得する。

「何が?」

「ちょっと貢物考えていたんですよ、早速ギリアのところに行って来ますね!」


説明らしい説明もせず出て行ったティリエスにポカンとする。

「何しに行ったの?」

「さぁ、何か貢物を作るみたいですけど。」


それより姉様について行かないとまずいのでは?

いけね、レンレンに怒られる。


シナウス達も慌てて部屋を出て行った。


いつも読んでいただきありがとうございます。

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