物語の主人公は新たな課題に頭を悩ませる。(さてどこから手をつけるべきか・・・全部か?①)
いつも読んでいただきありがとうございます。前回の事でまだバタバタしていますが今回から通常通り頑張って書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。次回は10/31(月)投稿予定です。
ーーーーーーー物語の少女は多くの仲間と共に、自分達を苦しめた王女の継母を倒し退く事ができました。
この国から継母と手下と呼ばれる男と女もいなくなった後少女は王女から感謝の言葉を言われたあと、王女の口から驚きの言葉を聞きます。
なんと女神の力によって時間の巻き戻しをしかつては少女と王女とそして今は兄と慕う少年が一度目は他国の皇子で仲間だったのだと、そう聞かされた少女は生まれ変わりではなかったのだと知ったのです。
少女は一度目の記憶を失くし二度目の同じ世界で生きていることを知りましたが、少女はそんなことを悲しむことはなく、王女に手を差し伸べた。
『もう一度、私の友達になってくれませんか?』
涙を流す王女は彼女の手を取り『もちろん』と強く頷きました。
こうして、記憶を失くした少女はもう一度かけがえのない親友を得て、その後幸せに暮らしたかにみえました。
・・・え?そうだね、ここでめでたしめでたしと思うでしょう?
でもね、そんなことはなかったのよ。
国はすぐには平和にならなかったの。
悪い人間がいなくなったけど国の問題は山積み、何より長年ずっと他の種族の人間と仲が悪いままだったの。
これからやってくる大きな敵に立ち向かうには種族を越えてもっと多くの仲間を作るべきだと考えていたから少女も王女もそして兄として慕う少年も頭を悩ませる、新たな課題が生まれたの・・・何より、国も疲弊していたしすることは色々あったの。
・・・え?大人に任せればいいのに?そうね、その選択もあるわ・・・でも、少女達は誰かに託すことはせず立ち止まらなかったのよ。
だから、今度の話しはこの国の事と沢山の仲間を募る為に少女といろんな人達が一緒に頑張る、そんなお話しよ。
でも、もう眠いんじゃない?まだ、お話し聞きたい?フフッ・・・いいわよ、それじゃぁ続きを話すわねーーーー。
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「うーん・・・どうしたものか・・・。」
快晴な空を見ながら少女ティリエスは頭を悩ませていた。
例の第二夫人の悪事を阻止できた後、ティリエスは無事己の領地へ帰り、数日間過ごしながらここため息ばかりついていた。
・・・・することがいっぱいありすぎて手につかない。
そう、ティリエスは逆にする事があり過ぎて一体どこから手をつければいいのか頭を悩ませていたのである。
まずギリアにまた調理法についての相談事が一つ・・・いや、彼のことだからあれもこれもって言い出しそうだな。
次にカレドのビールだが、どうやらこの世界の人にもあの味は好評らしく、なんだかビール作りを生業にしている他の領地の人達と組合を作って個人売りしていたのを商会を通して販売していくらしい。
その為の事はお父様達が色々介入するから問題視していないんだけど、ただ販売の方で私に相談したい事があるらしい。一体何を相談されるのか・・・。
後は、元々お願いされていたラニング達魔獣達のお願い事も進めないといけないし、後はそう、子供達の学舎もできたけど先生をどうするかとか・・・考えれば考えるほどポンポンと浮かんでくるから・・・あぁどうしたもんか。
「でも、一番はあの問題だよなぁ。」
ティリエスは思い出しながら呟く。
目下一番片付けたい案件、シナウスをどうやって従者として雇うのか、である。
そう、彼らが4番目の種族であるという事を問いただした数日前に遡るーーーーーー。
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『え?条件が私の従者、ですの?』
思ってもいなかった条件にティリエスは驚いてシナウスに聞き返すと彼は静かに頷いた。
『はい、その条件をのんでいただけたら僕のわかる範囲お教えできることは全てお話しします。』
『そう・・・でもどうして従者に?』
『ただ純粋に姉様のお世話をしたいという願いもあります。でもそれだけじゃないんです。』
それだけじゃない?
彼にどういう事かと再度質問すると、シナウスから今の彼らの現状を聞いた。
彼らの別の空間にある土地は私の膨大な魔力とそれに絡ませた元魔王のレンジの能力の楔のおかげてこうして行き来できている。
だかこの方法は言うなれば次元と次元、例えるなら大きな物を細い糸で繋がっている状態なので不安定である。
だから彼らが来るのも基本1人、有事なれば2人までと決めていたそうだ。
それが、レンジの話しによれば理由は不明だが最近繋がりが強まったらしい。
それこそ数人であればいつでもこちらへ渡っても問題がないと思えるほどの力で。
『元々僕達のいる土地自体こちらの世界へ近づいていますし、不思議なことはないんですが突然起こったようでその調査も兼ねてもありますからこちらに拠点がある方が都合が良いんです。』
『なるほど・・・。』
『それに僕達はまだ決めかねているんです。』
その言葉に考えて俯いていた顔をあげシナウスを見つめる。
『この世界では何百年前の話しではありますが、他の種族は己らの保身の為に僕達を犠牲にした事を過去にはできません。なので、僕が見たこの世界が僕達がまた戦うべき世界なのか見極める時間が欲しいのです。ですからーーーー。』
どうか、今回の件考えてみてもらえないでしょうか?
そう言って彼は私に頭を下げたのだった。
いつも読んでいただきありがとうございます。




