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題名はまだない。何せこの物語はまだ途中なんで!  作者: ちゃらまる
第1章~夢現編~
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如何にして私はここにやってきたのか(今、ようやく理解した。)

いつも読んでいただきありがとうございます。これで第一章はおしまいです。次回から第2章になります。


5/10:漢字を訂正しました。




終わったんだな・・・・。

彼女の存在を全く感じ取ることが出来なくなったことで私は1つの終わりを確信する。





何度も夢に見た理由が今、なんとなくわかったかもしれない。


私は今の状態、そしてなぜ夢で彼らを見たのかある仮説が浮かんだ。


きっとそれはアドルフさん達を彼女、カルディナの手から守ること。だから私という第3者(妖精)が彼らの未来を少しでも変えるように夢を介して送られたということ。



夢に時間の経過が感じられたのは彼らの運命の分岐点、その時に私は送り込まれ彼らを魔法で錬金術でアイテムで手助けをすることになった。

更には彼らという妖精というのはもしかしたら【自分達を救ってくれる者】という伝承だったのかも。


彼らの史実には私じゃない妖精という存在が助けたことが人から子へと代々語り継がれているのなら、あの驚きと感動された様子は当然と言えるだろう。






「・・・・なんだようぅ。」

ぽつりと私は悔しくなって呟いた。





そんな、そんなことってもし知っていたら・・・・・。

私はギリッと唇を噛んだ。




「そんな摩訶不思議なことに巻き込まれているんだって分かっているんだったらきぃちゃんに話しとけば良かった!!」

なんて、なんて勿体ない!!

たかが夢って思ってたから親友に話さなかったのに!

誰が思うよ!自分の作っていると思い込んでる夢がまさか別の世界にダイブしてた!なんて事実!


「でも言ったら言ったで『ネタ提供ありがとう、乙。』って言われるだけかもしれないけどね!」

普段の彼女とのやり取りを思い出して一番言われそうな返答を口に出し私は笑った。



じゃぁ私もこれでお役御免!って事かな!



自分は死んだ。

そしてそれはきぃちゃんもだ。

でも私は最期、きっと彼女と対峙するためにここに連れてこられたのだ。



今回の事を私に託した誰かが私をここに連れてきて彼女を倒してもらうように暗闇に放り込んだ。

それが今終わったのだから、私は本来行く場所へいくのだろう。


死んだことは・・・まだ嫌だって思うけど、まぁスッキリしたのだから・・・いいか!



「もしかしたらこうして死んだ後もこんな風なら、きぃちゃんと合流できるかもしれない。」


あと、もしかしたらお父さんとお母さんに会えるかもしれないし。

ふふん・・・死んでからもウキウキするなんて、きっと私ぐらいだろうなぁ。



と、遠くで光がひとつ差し込んできた。

どうやらあちらが出口らしい。


「よし、じゃぁ行くか!」

私は光のある場所へ歩き出す。

だんだんとその光は強くなり、私の身体がだんだん見えなくなってくる。


きぃちゃんに会ったら何を話そう。

とりあえず今までの話しをしよう、それでまた話しをしよう。

お父さんとお母さんにあったら、とりあえず自己紹介から始めようか。


それからそれから・・・・ああ、あのゲーム向こうでも出来ないかなぁ。あともうちょっとだったのに・・・・ゲームの皆とまだ一緒に遊びたかったけど・・・・まぁあとは皆がいれば大丈夫か。

だんだん国らしくなっていたし・・・・・・・。


光へ進むと光と私の身体はまるで溶けて一体化しているように曖昧になっていく。

そして1番大きな光が辺りを包み込みわたしはそれが合図の様に思え目をゆっくり閉じた。



私はそれからゆっくりと・・・・自分の意識を手放していった。










・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・




・・・・・・・・・





レイア歴1007年5月


聖国アストレイア―――—―。


この国にある記事が国中を飛び交った。


平民、貴族、王族と誰もがこの記事に興味を示し我先にと読まれていたその記事の主人公はとある令嬢のことが書かれていた。

 






紅き魔女事件を解決させた公爵家のご子息が当主へ代替わりをして3年、彼の妻が1人娘を御出産された。


名をティリエス=フェルザ・D・ルーザッファ令嬢。




祝福の光を受け生まれた彼女の瞳は神秘的なオッドアイを持ち、人々から【祝福の御子】と謳われ、この国に生を受けたのだった。



ちょこちょこ裏設定その②:前回言ってました、主人公は一体どこにいる?→神社・お寺のよく知っている方はご存じかと思いますが、実は胎道めぐり(くぐり)をイメージした暗闇の中。胎道めぐりは暗闇の中数珠を辿り人の願いや求めにしたがって願いを叶えて下さるという菩薩様がおられます。ちょっと変わった参拝です。名前の由来通り母親の胎内を表しているので穢れを払い生まれ変わるという意味もあるそうです。なので主人公が奥へ進めば進むほど身体が子供に戻っていたという理由もここにあります。


なぜ護られていたのに突然リリスさんの中にあった呪いが発動した?→カナディアが言っていた護りが弱くなったのは出産間際だったからです。一時的に出産という弱くなる時に運悪く呪いが発動してしまいました。けれど主人公が役割をきちんとしてくれたお陰で助かってます。(カナディア=厄災 主人公=厄落とし。)女性の方はよくご存じですが厄年に出産するとそれで厄が落とすといわれてますよね。出産は偉大です。(と、いうことは主人公は・・・・)

次回から第2章を始めます。今まで通り週1投稿で頑張っていきたいと思ってます。


あと、実はですね・・・そのぉ、ある条件でこの小説を書いていまして、もし5月中にちょっとでも評価をして頂いてもらえてて、文章の文字数がクリアできていたら、素人でも大丈夫なところに応募してみようかなぁと考えてました。凡人なので・・・恥ずかしい思いもありますが人生1度きりですし。

読んでいただいてる方から評価もいただいてますし文章も一応クリアできたと思ったので応募してみようと思います。

こ、これからもよろしくお願いします!

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