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題名はまだない。何せこの物語はまだ途中なんで!  作者: ちゃらまる
第2章~誕生編~

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まさかこんなことになるなんて誰が想像できますか?(考えよう、探してみよう、作ってみよう㉓)

・・・すみません、今日は短めです。




『いいですか、ティリエス嬢。決して独りにならないでください、そして屋敷の中であっても危険な事に陥るかもしれませんのでお父様、アドルフ卿がご帰宅されるまで私の決めた制限に則って生活を送って頂くことになります。普段とは違う生活に苦痛を感じることもあると思います、不満不平は私とグリップに言っていただいても構いません、ですからどうか私達にご協力をお願いします。』


あの後戻ってきたヴォルは何時もの様子を取り戻し、私にあれ以上の子細を話すことはなくただ私に今後の行動の制限の協力を求めた。


出来ればグリップさんから聞いた話しをもう少し聞きたかったが口は硬いようだ。


ちらりとグリップの方を見れば諦めたように苦笑いを浮かべているだけで何も言わない。

『きっと今は何も聞かずに頷いて協力してくれ。』と笑顔で言われたので、私は彼らからそれ以上何も聞かずこっくりと頷いた。そして私は早速口を開く。


『・・・では早速、1つ我儘を言ってもよろしいでしょうか?』

『え?』

『ん?どしたのティリエスちゃん?』


思ってもなかったすぐの我儘という言葉に2人は少々驚きつつ私に聞き返す。

聞き返された途端もじもじとし出す彼女に2人は更に不思議そうに見つめた。


『・・・お』

『お?』『お~?』



『お手洗いに・・・行きたい・・・です。』



ぽつりと恥ずかしそうに言いながら彼女の珍しい必死に我慢している表情に2人はようやく合点がいきグリップは彼女を抱きかかえ今年一番の俊足を見せたのだった。





今でも思うがあれはやばかったなぁ・・・。


2人が戻ってきたの40分経ってたもん、もう本当に大人のすぐ戻るは信用しちゃだめだ。

あの時その言葉を信じてトイレ、戻ってから行こうと思ってたのになかなか来なくて、あの時お茶を飲みすぎていたことを後悔したよ・・・今度からほどほどにしよう。




まぁ黒歴史の1つにならずに結局間に合ったしそんなことは最早些細な事。今一番の問題はそう・・・。



まぁ・・・わかってたことだけど、やはり暇だなぁ。



部屋で何もせずただゴロゴロした自堕落な生活を始めて2日、私は暇を持て余していた。


彼らと約束をした私は必ずグリップさんか又はヴォルさんと共に行動するように言い渡されたわけだが、だからといってどっかに遊びに行っても良い!というわけではないので。



まさかの想像以上の屋敷での超インドア生活、私の日中の居る場所は自室か図書室という状態である。


本当は調理場や母の仕事場にも赴きたい所ではあるが、調理場は現在治療を受けてベッドで横になっている患者部屋の近くの位置にあり、母の仕事場もそういう人が横になって治療を施されている。



母は治療にあたらないといけないから仕方ないとして私には接触を避けてほしいという意向かららしい。

護衛対象者に危険を近づけさせない、そりゃそうなるよねっていう話しだ。


だから私も彼らの仕事の邪魔にならないように彼らのお願いに2つ返事で頷いたわけなのだが、彼らが一緒に、それか少なくとも1人とはともに行動することになる・・・ということになり。



何時ものように1人で魔法で遊ぶ→世間一般常識として魔法を会得できるのは早くても5、6歳になってからなので魔法使用は規格外により×(はいダメー)


図書室で大人しく読書→大人でも理解するのに眉を顰める本を読んでいると2人が驚いてしまいしまうので×(これもダメー)


じゃぁ部屋でこっそり錬金アイテムの錬成作成→あっあははははっ・・・一番無理だろ×(はい終了)


しかも家庭教師の勉強や作法などもお休みときたもんだ、なのでここ2日は部屋で子供らしく絵本を読み、お昼は昼寝で暇を潰し、そして早い夜の就寝である。


ほぼほぼ自室のみの生活に少々刺激が足りないのは事実、何せ最初に言った通り『暇』なので何かしたいなぁとも思う。



「でも、お疲れみたいだし。」

小声でぽそりと言った先に見えたのはソファでこっくりこっくり船を漕いでいるグリップさんの姿が見え意識を辛うじて留めている状態な様子がみえた。


彼らは日中に加え夜通し私の部屋の前で警護にあたってくれているからだ。

騎士の護衛任務はこのような事は当たり前らしくそれにきちんとペース配分を考慮して交代で仮眠はとっていると言う。



でもそれでも疲れが出るのは必須である。

私の場合訓練されているから『そうなんだ、じゃぁ頑張って。』とは到底なれない。

だって三大欲求の1つが疎かにされているんだよ?それに仕事で睡眠不足に陥ってイライラした経験のある私にとってこれは見過ごせない。


なので私は必要なこと以外部屋にこもり、少しでも休めて貰おうと考えたのだ。


結果私の目論見は叶い、本来なら2人とも眠ることはないというがどうやら私が大人しすぎる為彼らの眠気を呼びおこしてしまうらしくこうして居眠りをしていた。



やったねと私自身は喜んでいたのだが当事者にとってはどうやら由々しきことだったようで、「もうちょっと遊んでもいいんだよ!」とか「もっと我儘いっていいんだよ?」とかいろいろ言われた。このような事態が現在王都へ向かっているお父様に知られたら自分達が怒られてしまうとも言われた・・・でもなぁ。


自分の暇つぶしに付き合ってもらう事より睡眠時間削っているほうが問題だし、別段暇以外何も実害はないし2人もちょっとでも休めるから・・・まぁいっかこのままで。




それに今の状況を整理したいし。


そう思って私は今起こっている状況を整理し始めた。


いつも読んでいただきありがとうございます。

裏設定:ヴォルは確かに話しをしてすぐに切り上げて部屋へ戻ろうとしましたが、他の騎士達に確認や状況の説明の為に足を止められ戻る時間が大分遅れてしまったのが原因。

主人公が主人公らしかなぬ表情を見せたのは後にも先にもこの時だけだそうで(誰にも見せない見えないところでそんな表情作ってます。)ある意味そんな表情をみることができた貴重な2人。

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