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俺街に行きます

やっとできました!

さあどうぞ!

 

 目を覚ますとそこは……。


 見たことない森の中だった。


 ついさっきまでの出来事を振り返る。


 三月(みつき)は何処で転生したのだろうか。


『彼女を心配するのも良いですが、まずはあなたがこの世界で何者なのかを確認しましょう』


 頭に直接話すように声をかけたのは俺と三月をこの世界に送った神だ。


 たしか、異世界についたらステータスを確認するように言ってたな。


 自分の着ているズボンの中に、見慣れない紙が入ってるのに気づいた。


 開いてみると、大きくステータスと書いてあった。


 いや、大きすぎるぞ……神よ……


 ―ステータス―

 名前:タツヤ・ヒダマリ

 種族:人族

 職業:剣士

 力 :35

 防御:29

 魔力:18

 素早さ:26

 スキル

 純白飛翔翼(ホワイトネスウイング):転生者に対して神が与えたスキル。1分という短い間であるが、天使の羽と同等の早さを持って飛ぶことができる。

 禁忌ノ鉄槌(グラン・カルマ):神が与えたギフト。使えるときが限られているが、重力を操ることができる。その力は天変地異に勝る。

 武器創造(パルタムウェポン):神が与えたギフト。所有者の前世、もしくは今の状態にもっとも適した武器を即座に作ることができる。しかし、特異点となりうるような武器は作ることができない。




「おい、神。なんかやばい物入ってるんだが」


『大丈夫ですよ。滅多に使うことなんてないですから。』


 なるほど、滅多に使うことないのか。


 ……それ邪魔じゃね?


『それと、いつまで私の名前を呼ばない気ですか?』


「いや、名前聞いてないし」


 ……いや、黙るなよ。


『私の名前はセイナです。これからはそう呼んで下さい』


「どこかにいそうな名前だな」


『えぇ、神ですから』


 ワケガワカラナイヨ。


「んで、三月は何処に転生したんだ? 教えてくれると助かるんだが」


『教えてもいいですよ』


 まじか! 


「はよ、教えてくれ!」


『魔王城です。』


「……はぁ?」


『魔王城です。』


 うっそだろ、おい。三月が魔王城に?


『彼女が転生したのは魔王ですよ?』


 なるほど、納得……じゃねーぞ!?


 どーすんだよこれ、会いにいくどころかラスボスじゃん!


 しかも……ほらやっぱり! マップすらもない!


 俺の旅ここでおわりじゃね?


『ひとまず街に向かわれてはどうでしょう? 街に行けば色んな情報が入ってきますし』


 その街の場所がわからんのだろうが! このポンコツダメ神!


『む、ポンコツと言われるのは癪ですね。街はここから北東に3キロほど行った所にありますよ』


 あれ? すんなり街の場所教えてくれたわ。流石ダメ神。



 2時間後……


「やっと……着いた……」


遠い、3キロとか絶対嘘だ。


『いえ、きっかり3キロですよ。魔物に襲われたから余計に疲れてるだけです』


あのイノシシとかうさぎとか全部魔物だったの!?


あ、ここ異世界だったわ。


『街、入らないんですか?』


いや、入るよ? 休憩、今きゅーけい!


「いらっしゃい! 森の街セーラへ!」


街の門の門番に話かけられた。


いかつい男だなぁ〜。


街の中に入るとそこはほんとに森の街だった。


って木が多すぎる!


「情報集めるならやっぱり酒場だな」


街の地図があったのでそれを見ながらつぶやく。


完全にゲーム脳である。


街に着いた安心感もあってかスキップして俺は行くことにした。


「目指すは大衆酒場[バッカス]!」

ここまで読んで頂きありがとうございます!

次回もお楽しみに!

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