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200文字小説

金平糖【200文字小説】

作者: 白波

 目の前の袋には赤、青、黄と様々な色がついた金平糖が入っている。


 私はそのうち一つを手に取り、口に放り込む。


 一口噛むと甘い味がいっぱいに広がり、頬がとろけそうになる。


 一つ当たりが小さいので次の一つ、次の一つと口の中に入れていく。


 そのたびに少しずつ違う味がして、カラフルな金平糖一つ一つで楽しめる。


 気づけば、袋いっぱいに入っていた金平糖は一気にその量を減らし、数分もすれば袋の中はすっかりと空になっていた。

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