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僕らが世界の裏のボス  作者: ツナネコ
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スライム0・裏セレモニー

書いてみた。反省はしてる、後悔はしてない!


「ここは……何処だ?」


真っ白な空間。広さは大学の講義室ぐらい。出入口も何にもないただただ白い空間。気持ち悪い。


で、何故俺はここにいる?ここは何処だ?俺は……橘井一樹(きつい かずき)だ。うん、何をやってるんだ俺は。


確か、最新VRMMOを手にいれて、ヘッドギアを装着して……という事はここは……


『ようこそ、Ozへ!』


その声と共に次々現れる影人間。いや、何これ。


『先ずはおめでとう!君達は選ばれたプレイヤーだ!』


え、何に?というかβ組のデータにこんなのあったっけ?



『えー、これはバグでは有りません。Oz運営が設定したOzのイベントですので安心してください』


影人間の真ん中にいる奴が声に合わせて動いている。それと君達ってことは、多分この影人間達は自分と同じOzプレイヤーなのだろう。


『ではでは、只今より裏セレモニーを開催します!ドンドンパフパフ!』


なんだろう、さっきから不安しか感じない。


『あー、大丈夫、これはゲームで運営がちゃんと管理してるから、小説にあるゲームの世界にトリップとかじゃないから皆緊張しなくていいよ〜。まぁVRMMOだからある意味ゲーム世界にトリップしてるんだけどね』


どこか気の抜けたような声だな。でも、どうやら本当に大丈夫なようだ。


VRMMOは初めてだから、本当になんかあったのかと思ったぞ。



『紹介が遅れたね、僕はGMの一人、ミミック。さて、まず君達の説明だね。君達は一万人の中から選ばれた20人、普通じゃ体験出来ない事が出来るとってもラッキーなプレイヤー達だ』


普通じゃ体験出来ない?まず普通のVRMMOすら体験してないのに何をさせるつもりなんだ?


『え?何が出来るかって?プレイヤーの妨害。詳しく言えばダンジョンを作成できるダンジョンマスターを体験出来るのさ。ね、ラッキーでしょ』



ダンジョン……マスター……


ダンジョンといえば、Ozプレイヤーが攻略を目指す……あのダンジョンか?


『そう。そのダンジョンだよ。Ozでの生活の一つ。ダンジョン攻略。そのダンジョンを作る事が出来るのが君達だ』


ビシッと指を指すミミック。どうやらかなり凄い事らしい。



『普通はどうやったって体験出来ない、ゲームの裏側、運営の世界。君達はそこに足を踏み入れた訳さ。じゃあまずゲームについて説明するよ』



その1

俺達はダンジョンを作る。作り方はゲーム内で説明を見てくれと。そこにダンジョンで出来る事とかが載っているらしい。


その2

ゲーム内で約2ヶ月(リアルでは約1ヶ月)に一回プレイヤーの元にダンジョンを二つ出現させる。出現順番はこれから籤引き。


その間出現待ちのダンジョンはNPCが攻略に来る。自慢のAIだから油断しない方が身のため……らしい。


ダンジョンが出現したダンジョンマスターは通常プレイヤーと同じようにOzをプレイ出来る。(出現待ちでも外に出られるが周りは全てNPCらしい)


その3

ダンジョンマスターライフ、Ozプレイヤーライフを満喫しよう


『これが基本的な流れかな。


勿論君達も通常プレイヤーのようにスキルを身に付けたり、生産や冒険、パーティーを組んだり、他のダンジョンを攻略なんて事も出来る。


ただし、ダンジョンボスが倒されると強制的にダンジョンマスターのフロアに転移させられるから気を付けてね。



何か質問ある?』


頭が情報でいっぱいいっぱいだ。とりあえずダンジョン作って侵入者を撃退しつつOzライフを満喫すればいいとの事かな。


『はい、質問。ダンジョンマスターのフロアと言ったけどダンジョンマスターが侵入者と戦う必要は無いよ。


けれどダンジョンの秘宝をダンジョン外に持ち出されたらダンジョンマスターにはペナルティーが発生するから、戦えるようにしておけばボスが倒されてもまだ余裕があるよね。



他には、ペナルティーについてかな?ペナルティーはDPを半分失う。秘宝作成のため一日ログイン出来ない事かな。

勿論君達がダンジョンの外で死んだら普通のデスペナになるだけだよ。ただし、ダンジョン内のモンスターも同様にデスペナを受けるからあまり死ぬのはお勧めしないよ。



もう無いかな?あぁ、ダンジョンマスターは勿論他にも居るよ。獣人、魔人、龍人みたいな亜人種からゴブリンやアンデットみたいな通常モンスターと呼ばれる者も……まぁ攻略難易度に差はあるけどね。そうそう、少数だけど人間のダンジョンマスターも居るよ。


あ、忘れてた。情報はあまり漏洩させないでね。まぁ誰も信じないだろうけど。SSはマスターフロアや出現してないダンジョン、土地は出来ないしね。


これらは説明書に載せてるからまた後で確認してね。


後君達にはちょっと面白いお役立ちスキルをプレゼントしたから。生かすも殺すも君達しだい。


それじゃあ順番を決めようか』



ミミックが指を弾く仕草を見せるとパチンという音と共にサイコロみたいな物が目の前に現れる。


『タッチすれば止まる』


とサイコロの下に出ていた。

凄く……ゲーム使用です。



人差し指でチョンッとサイコロに触る。


3だ。


『はい。それじゃあ1番と2番の人はリアルの一週間後位にダンジョンを出現、そこから二人づつ1ヶ月毎に発現させるから。


ではでは、良いプレイライフを!』


ミミックがまた指を弾く仕草をする。


今度は俺とミミック以外の影人間の体が浮いた。


そしてそのまま………

12月2日投稿

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