表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『片白 葵』の日常  作者: 観察者
1/2

曇天は葵の散歩時間

1.

「本日は曇天なり」


 雲った空の下で呟く俺こと片白(かたしろ)(あおい)、高校2年生の17歳。

 コンクリートで固められた都会の地面を歩くと涼しい風が全身を包む。


「晴れとか雨とか俺に喧嘩売ってるよな~。もうずっと曇りでいいし」


 趣味は散歩、ただし曇りに限る。特技は早歩き。顔立ちは平凡だろう。女子顔負けのさらさらの髪が自慢だが、目が悪いため目つきが少し悪い。どこにでもいる普通の一般高校生である。


「学校とか欝だ。死ねる」


 もうひとつだけ特徴があった。片白葵は限定的不登校児である。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ