表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

異世界恋愛系 作品いろいろ

朝起きたら人ではない生き物になってしまっていまして!? ~それを理由に切り捨てられてしまいました~

作者: 四季
掲載日:2026/06/07

 朝起きたらねずみになってしまっていた。


 幸い言葉は話せるが、見た目は完全にねずみ。どうすればいいのだろう、と思いつつ自宅で過ごしていると、たまたま婚約者アデールがやって来た。なので一応相談してみたのだけれど、返ってきたのは優しさではなかった。彼は眉一つ動かさず「そうか。では婚約は破棄とする」とだけ言った。


「ねずみになった女に用はない」

「そう、ですか……」

「恐らくお前のこれまでの行いが悪かったのだろう。だから天罰が下ったのだ。根拠はない、が、そうに違いない。間違いなくそうだと思うぞ」

「そんな……!」

「実は前から思っていたんだ。お前という女は何の魅力もないなと。お前との婚約を破棄できるちょうどいい機会が訪れて幸運だ。ねずみになってくれてありがとうと言いたいよ。ではな、さらばだ」


 アデールはそう言って平然と私を切り捨てたのだった。


 ……だがその夜思わぬ展開が待っていた。


 突如現れた賊に村全体が襲撃されたのだ。

 それによって村に住んでいた人たちの八割以上が命を落とした。

 当然アデールもその中に含まれている。

 彼は、心ない賊の男たちに襲われ、理不尽に痛めつけられたうえ最後は命を奪われた。


 そんな中、私は、逃げることに成功した。


 ねずみの姿をしていたからだ。賊はねずみの命までは狙っていなかった。つまり、私が助かったのはねずみになっていたからなのだ。


 ねずみになってしまったことは不運なことだったかもしれない。

 けれどもそのおかげで襲撃からは逃れることができた。

 傷つけられることも弄ばれることもなく、無事、生き続けることができたのだ。


 その後私はねずみとして幸せに生き、やがてその生涯を終えた。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ