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同居人の弱点探しをしたある日。
うん、なんだか気持ち悪い。なんだこれ。
同居人は出かけている。
帰ってくるまで自分の寝床で丸くなる。
同居人が帰ってきて何やらやっている。
その音がおさまるまで待って同居人の側へ。
調子が悪いことを訴えるが伝わらない。
ごはんものどを通らないし、今日は武器の手入れだってやれてない。それどころではないのだ。
ひたすら同居人の側にいて膝枕してもらいやり過ごす。
今日は寝るときも一緒にいるのだ。
翌朝、同居人に外に連れ出された。
いきなりだったし久々の外だったし調子が悪いしで不安になり泣き喚いてしまった。
そんなわたしを同居人は苦笑を浮かべつつ見ていた。
病院で検査やら治療をしてもらい帰ってきた。
点滴の効果かいつも通りのわたし復活。
安堵したのか同居人がいつになく気を緩めているのがわかった。
これは!
そう!暗殺のチャンスだ!
どれが効果的か瞬時に考える。
あまり時間はない。同居人が目を覚ます前に実行しなければ!
よし、決めた!
今までにしたことない奥義を出すことにした。これなら確実に暗殺できる。
ターゲットとは言え同居人には世話になったから苦しませずに逝かせてやりたい。
だから確実に殺れる方法をとることにしたのだ。
絶対に上手くいくと信じて同居人の上に乗った。
同居人が目を覚ますタイミングを見計らい、わたしは奥義を繰り出す。
奥義!
舌のしまい忘れ&まんまるおめめ&お手々チョンチョン!